①国立物語
皆さん、こんにちは。税金なんか払いたくない木賃ふくよし(芸名)です。
さて。先日、プロパガンダ漫画についてお話しましたが、この元になったツイートに関しては、ちょっと把握しきれない数の批判が届きました。
主に消費税についての解釈の違いです。
で。それでは消費税についてのお話をしようかと思いましたが、これがなかなか難しい。
何故なら、その為にはまず、
国とは何か。
そして、
税金とは何か。
という所からお話ししなければなりません。
この説明をしておかないと、何かと説明が不足するか、説明が異様に長くなってしまうからです。
そんな訳で、今回は、国と税金と消費税についてのお話の中から、まずは「国」編。
国とは何か。
簡単に言えば、帰属する団体、または、組織です。
帰属の対象単位は個人。次が家族や血脈。それから、親戚や交友範囲。で。町、市、県、地方などのエリア。そして、民族や国家。←ココ。それから、隣国や大陸や世界となります。
まあ、海外を股にかけて活動している人は少ないでしょうから、おそらく個人と密接な関係にある、意識しうる限り最大の帰属単位が国という事になるだろう。
この、帰属という言葉は、端的に言うと「〇〇の者である」という意味になる。
吉野家の者である。京大の学生である。アップル社の社員だ。関西の人間だ。日本の国民だ。アジアの民族だ。こーゆー感じ。
しかし、民族や血脈というような例を除けば、実は、帰属先は変えられるものが多い。
住む場所は自由に選べるし、大学も変えられる。会社も部活も変更できる。国も、変えられない訳ではない。
つまり、帰属とは事実上の所属の他に、依拠を示すものでもあるのだ。
依拠。心の拠り所である。
今は関東に住んでるけど、関西人としてのプライドは捨てたくない。外国人と結婚して、住む場所も国籍も変わったけど、日本人として生まれた事を誇りに思う。スポーツマンとして頑張ってきた日々を大切にしたい。読書家としては譲れない事がある。
それは宗教でも民族でも国でも何でもいい。その心が強くても弱くてもいい。何なら、なくてもいいのである。
この身近で最大の帰属、つまりは所属と依拠こそが、「国」なのである。
この帰属における、家族や学校、部活、会社は、目に見えやすい。
しかし、地域や大学サークル、自治体、国となると、少々形が見えにくくなる。基本的に大きいほど見えにくい。
ここで、見えにくいから弱い訳でもない事はわかるだろうか。ワタクシなんかは、住んでた故郷や住んでる自治体より、国の方が帰属意識は強い。
そして、この帰属とは基本的に、「〇〇の者である」というように、所有される者なのである。
高台家の人、〇〇中学の生徒、集英社の社員、と言うように、所属先を示す。
だから、自治体や国もそうなのだと言う、
(´°Д°)」 勘違いが発生する。
無論、依拠している部分で自分が従属する側だと思うのは自由だ。
また、法律的な意味では国家に所属していると言うのは、何ら間違いではない。それらを否定するつもりはまるでない。
しかし、国と国民の関係は、主従が逆なのだ。
人は、国や政府の所有物ではない。
国民が、政府と国を所有しているのである。
そんな馬鹿なという気がするのも仕方ない。何故なら、所有者が国民全員であるため、国は俺の所有物なんだ! とは誰一人思えないのだから。
じゃあ、国って何なのか? 実は、国と言うのは、ものすごくデカい大学サークルみたいなモノなのである。
(;´°Д°)」 えええ、、、?
と思う人が多い事だろうが、割と真面目に、国とはそんなモノなのである。
何のサークルかと言うと、特に何のサークルでもないし、逆に言うと、全てのジャンルのサークルなのだ。
さて。ここで一気に話を変えよう。
あなたが何者であれ、絶対に誰も入ってこないような山奥やら、無人島まで行って、暮らしていくとしよう。
そうすると、あなたは誰の力も、国の力も借りずに済む。そして、国民の義務とやらも果たさなくて済む。
ちなみに、サバイバル能力が高ければ、実現不可能な訳ではないだろう。日本なら、誰にも告げずに姿を隠せば、誰かが失踪届を出してくれている前提で、7年ほどで死んだ事になるから、法律的にも問題はなくなる。
いや、誰も来なくたって、実際は誰かの土地だったりするから、厳密に言えば法的には問題ありまくりなんだけど、誰にも会わない前提だから、そこはスルーしよう。
で。一人でサバイバル生活が出来ればいいんだけど、そこまでサバイバル生活力が高い人間は少ない。
なので、親友と一緒にその生活を始める事にする。仕事量が倍になるので、生存率は上がるはずだ。
ただし、これが2人になった瞬間、ルールが必要になってくる。
日本の法律の制限を受けなくなったのに、法が必要となるのだ。何故ならば、2人のうちどちらかがサボったり、いい加減な仕事をしたりすると、自分の生命に危機が訪れるからだ。何故ってか、当たり前だ。
なので、2人の間でルールを作ったのである。
しかし、それでも片方がサボり始めた。
何故か? そりゃそうだ。法はあっても罰則がないから、サボった方が得だと思ったからである。
そこで、ルールを違反した場合に備えて、力が強い3人目を連れていく事にした。ルール違反に対しての罰則者。公務員の誕生である。
すると、今度は別の問題が発生した。3人目が喧嘩に強いので、仕事をしないどころか、仕事もせず、そのまま2人を扱き使い始めたのである。
なので、3対1なら勝てると言う事で、4人目を連れてきた。
この4人目が、実に優秀だったのである。
4人目はなんと、食料保存の方法を熟知しており、また、雨風にも強い家の作り方を知っていたのだ。
これで安泰かと思ったが、また問題が発生した。
4人目が、丈夫な家も建ててやったし、食料も長期保存してやってるのに、仕事量が同じで、分配量が同じなのはおかしいと言い始めたのである。
そこで、魚3匹を保存するのに、魚1匹を渡す事が決められた。
物々交換と、為替と職業が誕生したのである。
すると、頑張って向いてない仕事をやるよりも、価値のある向いている仕事を専門にした方が良いのではないかと言う事になり、それぞれが、木ノ実や山菜、魚、鳥獣を集めてくるようになり、こうなると、毎度毎度物々交換するのが面倒になってきた。しかも、採れる時や、獲れない時にも食い物は必要である。
そこで、川で拾い集めた「綺麗な石」を皆で磨き上げ、これを為替に従って、交換する制度が生まれた。そう。通貨である。
そうすると、今度はこっそりと綺麗な石を磨き上げて、勝手に通貨を増やす人間が出てきた。偽札と犯罪者である。
それどころか、なんと滅多にならないはずの笹の実が竹林に実りまくり。なんと、笹の実ゴールドラッシュが訪れ、食糧難が解決かと思ったのに、通貨が足りなくなる事態に発展。
食糧難はしばらく回避できるから、笹の実が尽きる前に、次の食料対策をしなければならない。そこで、新たに3人を仲間に引き入れたのである。1人は通貨を管理させ、残る2人は次の食糧難の前に、山菜を栽培する畑を作る計画だ。
さあ、この話はまだまだ続けられますが、まだまだと言うより、まず終わりがありません。
さて。そろそろご理解いただけただろうか。
食料、法律、刑罰、インフラと生活のありとあらゆる事を自分たちでやろうとすると、とんでもない労力になる。
これを、お金を払ってやらせているのが、行政、自治体、政府なのである。
現在は人が増えすぎて、市民と行政の距離が遠い。しかも、今はある事が当たり前のインフラも、治安も、ほんの50年前にはなかったものばかりである。
そう。
あって当たり前だと勘違いしてるので、管理している人がいる事に気付いていない。
我々はもはや、ネットやスマホが当たり前だと勘違いしているが、わずか30年前には存在していなかったと言えるレベルだ。
ん? ネットは民間企業だろ? だって? 馬鹿言っちゃいけない。国がどれだけ出資したか考えてみよう。通信網はどうやって引いた? インターネットを作ったのは?
さて。話を前半に戻そう。
我々はこの面倒を、「国」という組織に「税金」を払って「やらせている」のだ。
気が付いていない、忘れている人ばかりだが、
国も政府も、
我々、国民の
所有物なのである。
(´・Д・)」 てな訳で、明日の「税金」編に続く。
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なお、この先には、そんな気がしていた、って話しか書かれてません。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。