殴りあいの雨
皆さん、こんばんは。殴りあい宇宙、木賃ふくよし(芸名)です。
皆さんが最後に喧嘩(フィジカル)をしたのはいつの事でしょうか。あるいは、目撃したのはいつの事でしょうか。
ワタクシは繁華街でバーを営んでおりましたので、割と喧嘩は日常的な出来事でした。一発殴って終了!ってぐらいの軽い喧嘩も含めると、1ヶ月に一度は目撃していたような気がします。
さすがに、ワタクシ自身が最後に人を殴った事があるのは15年ぐらい前の事になりますが、まあ、酔っ払いが多い繁華街にいれば、ある程度は仕方ない事かなぁ、とは思うんですよ。ええ。
若かりし頃の喧嘩自慢とか、
痛々しいのでやりませんし、
格闘技の経験がある割に強くもない事は自覚してますので、今回はちょっと別の観点から喧嘩について書いていこうかと思います。
喧嘩。
大概の男子ってのは、喧嘩に強くなりたい、と願ったりするものだと思います。ワタクシも例外ではありません。
しかし、いざ、少しでも習ってみると、
馬鹿みたいに強い人が
ゴロゴロしてるし、
その人たちの
鍛錬が尋常ではない
って事を知るので、ワタクシ如きが到達できるレベルの低さを思い知る訳です。
なので、色々な何かを投げ打ってまで強くなりたいと願えるほど、精神的に強くもないし、強くなったところで得られる報酬は少ない。現実を見れば、喧嘩に強くなるメリットなんて、ほとんどない訳ですよ。
殴っても殴られても怪我はつきものだし、法的にアウト。警察のご厄介になっても良い事なんてありません。それが喧嘩の現実です。
それでも、人は喧嘩をする。
力の誇示、自尊心、譲れない何かを汚された、守るべきもののために。そんな理由があるかも知れない。
あるいは、ムシャクシャしていた、勝てると思った、キレた、酔って歯止めが効かなかった。そんなつまんない理由かも知れない。
いずれにせよ、理由をつけてみると、少し格好がつく事でしょう。それがつまらない理由であれ、そんな些細な事で殴り合うって、ちょっとカッコイイ感じがしちゃう訳ですよ。
でもね?
それ、
99%は
嘘だから。
何が嘘かってぇと、
雨です。
ええ。映画やドラマでよくあるシーンですよ。
土砂降りの中の喧嘩。
雨の中、濡れる事も厭わず、泥だらけになって殴り合う二人の男。
いやぁ、絵になりますよね。
でも、アレ、嘘だから。
前述のように10年以上、1ヶ月に1回ぐらいは喧嘩を目撃してた訳ですよ。数にして、ざっと100回ぐらい?
雨の日に喧嘩を見たのは1回だけ。
つまりね、
雨に濡れる事を厭う訳ですよ。
喧嘩の理由なんて、その程度の些細な事なんですよ。
無論、雨の日は人の出が少ないから、喧嘩が起きる率自体が低下するのかも知れない。路上の喧嘩ではなく、屋内で揉めているのかも知れない。そこまではわからない。
しかし、100回に1回しか見てないって数字は看過できない。
当人たちにその意識があるのかないのかはわからないが、要は、
雨に濡れたくないって
だけで我慢できるのが、
喧嘩の大半を占めてる
って事だと思ったら、
喧嘩なんてつまんねえ
って事だと思いませんか?
そんな訳で、ワタクシからの提案です。
殴り合いの喧嘩に発展しそうな時、ここが土砂降りだと仮定してみてください。そこでビチャビチャに濡れても戦うほどの価値があるかどうかを考えてみてください。
そうすればおそらくはー、
いや、
仮定だけだと、映画のワンシーンみたいだ、とか、
自分に酔って
殴り合うアホは
山ほどいそうだな。
(´・∀・)」 やっぱこの話、ナシで。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。