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ナンバリング・タイトル
皆さん、こんにちは。この記事にナンバリングしてたら、もう1000記事超えてるんですよね、木賃ふくよし(芸名)です。
もう3年以上、ほぼ毎日書いてるから当然と言えば当然なんですけれども。ええ。
さて。本日はタイトルのナンバリングについての話題なんですが、今回の話は例外が山ほどあるので、そこは念頭に置いて読んでいただくと幸いです。
そう。コレはあくまで傾向なんですが、
(´・Д・)」 海外の映画の続編って、
2とか3がつくケースが少ない。
ワタクシの好きな映画の「ハスラー」の続編は、日本では「ハスラー2」なんだけど、原題は「The Color of Money」だったりする。
また、SFホラー映画の金字塔となった「エイリアン」の続編も、日本では「エイリアン2」だが、原題は「ALIENS」 うむ。複数出てくるからな。
また、クリント・イーストウッドの代表作である「ダーティー・ハリー」も、シリーズは5作目まで続くが、2がMagnum Force。3がThe Enforcer、4がSudden Impact。最終作はThe Dead Poolだったりする。
(´・Д・)」 わかりにくい。
日本で独自のタイトルになっちゃった「ワイルドスピード」のシリーズも、原題は「The Fast and The Furious」だったり、そうじゃなかったりと、ちょっとややこしい。
最近で言うと「トップガン」なんかも、続編は「トップガン マーヴェリック」だったり、「インディペンデンス・デイ」も「インディペンデンス・デイ リサージェンス」だったりするが、アメリカ産は「タイトル+数字」より、「タイトル+サブタイトル」のケースが多いように思える。
(´・Д・)」 はいソコ!
例外は沢山あるって
最初に言っただろ?
話の腰を折るんじゃない!
この文化の差は何なんだろうと、ふと疑問に思った訳である。
ワタクシとしては、ちゃんとナンバリングしろよ! わかりにくいだろ!派なのだが、コレは必ずしも正しい訳ではない。
と言うのも、コレはコンピュータ・ゲームの話になるが、以前、全然ゲームをプレイしない人に問われた事があるのだ。
( ˙-˙ ) ドラゴンクエストとか、
ファイナルファンタジーとかって、
前作をプレイしてなくても、
大丈夫なモノなんですか?
(´°Д°)」 逆に
その発想が
なかったわ。
そう。コレ、映画ではよく言われるフツーの問題なのだ。「前作観てないけど、大丈夫?」って。
ワタクシ的に、何故ゲームは平気で、映画はそう思われるのかも謎だが、ナンバリング問題は、実は売上に大きく関わる。
(´・Д・)」 あのビッグタイトルの
続編だし、一応手を出しておくか。
って層が一定数いる一方、
(´・Д・)」 前作に手を出してないから、
このシリーズはスルーでいいかな、、、
って層も確実にいるのである。
ちなみに、TVシリーズから映画に拡張していった「スタートレック」のシリーズは、なんと映画の興行収入が日本では伸びなかった。理由は「スタートレックのファンしか観ないから」である。
そこで、すべての始まりとなる、宇宙人たちとの出会いという前日譚を描いた最初の物語「スタートレック ファーストコンタクト」(映画としては8作目)は、それを恐れ、日本の劇場公開時に「スタートレック」の看板を外した。
だが、その頃ハリウッドは冷戦終了で、映画界の仮想敵を「とりあえずソビエト連邦にしちゃえ!」って手法が使えなくなり、また、湾岸戦争の名残から、中東を仮想敵にするのはちょっとデリケートな問題になってしまい、
(´°Д°)」 今度の敵は宇宙人だ!
って時代だったのである。ちょうど「インディペンデンス・デイ」がこの頃。そして、とりあえず宇宙人来襲って映画が粗製濫造された時期であり、「ファーストコンタクト」がそれに被ってしまい。
(´・Д・)」 また宇宙人映画かよ。
と一般人から白い眼で見られ、スタートレックのファンはスタートレックだと気付かない。
(´°Д°)」 日本では
ボロボロの結果に
終わったのである。
ちなみにタイトルから看板を外して成功した例は「バットマン」の「ダークナイト」である。
他にも、こちらは映画ではなく、日本のコミックスの話になるが、
「グラップラー刃牙」「バキ」「範馬刃牙」「刃牙道」「バキ道」のように区切りの付いた部分でタイトルを変えるケースもある。
おそらくだが、このスタイルの始祖は同じチャンピオン(秋田書店)連載の「浦安鉄筋家族」で、「元祖!〜」「毎度!〜」「あっぱれ!〜」と続く。
コレはおそらく、「単行本の巻数が多いと、読者が手を出しにくい問題」への対策であると思われる。
「こち亀」や「ゴルゴ」のように巻数の多さがバリューになってる作品ならともかく、途中から入った読者は、全巻揃えようなんて思わないからだ。
なので、適当な所で区切りを付けて、その時期だけでも買わせようと言う魂胆である。
まあ、要するに看板を掲げるも下ろすも結果次第。
どっちにしても売上が伸びたら勝ちだが、それが裏目に出る事もまた、少なくないのである。
ちなみに、今は廃れてしまったが、かつての日本は、
「猿の惑星」
「続・猿の惑星」
「新・猿の惑星」
のようなタイトルの付け方をしていた。最近は「シン〜」になって復活してる気もするが。
まあ、猿の惑星も「新〜」の後は「〜征服」だったり「最後の〜」だったりする。
この辺は萌えアニメみたいに「けいおん!」→「けいおん‼︎」とか「ぱにぽに」→「ぱにぽにだっしゅ!」ってな無難な変更を行うケースも増えているようだ。
この成功例は、先日の記事に書いたゲーム「ストリートファイター2」が「ダッシュ」「ダッシュターボ」「スーパー」「X」などがある。
実際、続編だと思ってなかったのに続編だったぜ! やった! ってなサプライズがあったり、近年は続編とは言えないけど世界が繋がってたり、続編なんだけどパラレルワールド設定だったり、制作側やファンの都合も色々あるようで、何が正解かを探す事は難しい。
ただ、日本が割と安易に「〜2」「~3」みたいなタイトルを付けるのに対し、アメリカがサブタイトルを好む傾向が何なのかを、少し考えてみたところ、思い付いたのがコレである。
(´・Д・)」 カプリコン1
オーシャンズ11
パッセンジャー57
みたいに、
数字で終わるタイトルが割と多いから、ややこしいんじゃね?
という理由に行き着いた。
(´°Д°)」 ワンダーウーマン1984
なんて余裕の寅さん越えですわ。
てか、ワンダーウーマン1984はシリーズ2作目だが、オーシャンズ11に2があったら、オーシャンズ112になってしまう。(なりません。続編はオーシャンズ12、オーシャンズ13、そしてオーシャンズ8です)
まあ、冒頭に書いた通り、あくまで、そーゆー傾向にあるんじゃないの? って話で、例外は幾らでも(バロム1とかゴルゴ13とか)あるし、ワタクシ個人の話で言うと、傑作かつ大好きな作品ながらも、タイトルに疑問があるのは、漫画の
1・2の三四郎2である。
(´・Д・)」 数字多すぎやろ。
ちなみにパート3は「格闘探偵団」と言うタイトルである。
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なお、この先にはナンバリングじゃない数字のタイトルの話しか書かれてません。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。