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Day1:『幸福学×経営学』読書会ご報告

2020年6月7日、GLOBIS Well being CLUBのDAY1イベントが開催されました。

今回は、幸福学の第一人者でもある慶應義塾大学教授の前野隆司さんの著書『幸福学×経営学』の読書会。

DAY1のイベント告知をした後すぐにクラブのメンバーから「本の在庫がなくて購入できない」と報告の連続!!
コロナで店舗がクローズしていたこともあり、オンライン上で品薄状態になってしまうほどみんなの興味の的となりました。

今なら在庫ございますので、ぜひポチッと。

今、話題の「幸福学」を、実際の会社の経営に落とし込み、
これからの経営、組織のあり方を探る本。
「社員の幸せを追求した方が、会社の業績を伸ばすことができる」。
その実例を示しながら、幸福学と経営学の、2つの理論を融合させた
新しい日本型経営のあり方を提案する革命の書!(Amazon)


イベントSTART→→→

Session0:「今の気分♪」は???

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ワクワク、ドキドキ爽やかな気持ちで溢れていますね〜。
謎の3535…銀行の暗証番号でないことを祈ります。

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単に知識で終わらせず、批判的に問いを持って読んでみたり、派生するモノに興味を持ったり、そして自分なりの解釈で行動に移す。
今回の読書会に限らず、日常の読書でもぜひ続けていきたい読み方ですね。


Session1:読んでみて何を感じた?

今回は、zoomでのセッションなのでGoogleスライドを使用してグループワークを行いました。
全員が一緒の用紙に書き込みながら、そして他のグループのワークも覗き見できるのでとてもおすすめです。

以下、グループワークの抜粋です(メモなので誤字等の修正はしておりません。)

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おお!さすが、皆さん本気で読み込んで「自分ごと化」してくださっていますね。
さすがです。

一旦、ディスカッションした後は、ウェルビーイングについて内容を共有。

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本書の中で紹介されている、心理学者ダニエル・ネトルが提唱している、
長続きする幸せと、長続きしない幸せの違いは「地位財」と「非地位財」であるという新しい視点。

そして、幸福学で最もベースとなる4つの因子について。

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頭では分かった気がする。では、みんなはどう思っているんだろう?ということで、自分が幸福を感じる時と、4つの因子の関係について再度グループワーク!

Session2:幸せってどんな時?

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4つの因子はそれぞれが高くないと不幸なわけではなく、『あるともっと幸せを感じるよ!』というもの。
よりよい状態(Well being)を作る因子というのが素敵ですね。

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このグループは、新たなワード「自然性(自分のエネルギーで燃えてるヒト)・他燃性(他のヒトにエネルギーを貰って燃えるヒト)」「不燃性(どんなに周りが頑張っても燃えないヒト)」という議論もあったようです。

ちなみに私は、仕事では自然性ですが、グロービスだと他燃性で皆さんから着火して貰ってばかりです。そして悪の組織に入れられたら不燃性だと思うので、もしかしたら同じ人でも環境や仲間、自分の価値観にフィットしているのか?によって変わるものなのかな?と思います。

どんな環境に自分があると幸福感を感じて、自分らしくいられるのか?
非常に楽しく深い議論!!


Session3:会社で一番大切なことは?

この本の冒頭の質問。大切なのは会社の利益か従業員の幸せか?
こちらも参加者にセッション中にアンケート!

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出席者の答えは!!!!!!

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社員の幸せが会社の利益よりも1.5倍多い結果となりました。!
究極の質問。。。いったいどちらが大切なのでしょう????

この本では、「働く人の幸せを追求する ホワイト企業大賞受賞の企業の物語」についても書かれています。

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理念を徹底した企業もあれば、理念の明文化のない企業も。
飲み会?掃除?SNS???

Session4:事例の企業はなぜ幸福な会社を実現できたのか?

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中小企業だからできたのか?大企業にはできないのか?
大企業の方がリソースはあるのでは?
経営者だからできるのか?いち社員にはできないのか?
4つの因子をフル稼働すれば、できるのでは?

などなど、議論はつきません。

この問いから、今までさほど違和感を感じずにやってきたけれど、コロナで色々変わって、色々感じて
もしかすると、薄々感じていたこともあったりして・・・
これからは、今までの自分に違和感を感じるのかもしれませんね。

Session5:今日の学びをどのように活かしてく?

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ひとりひとりの一歩は小さいかもしれませんが、仲間がいる。
仲間にウェルビームを送り合い、ウェルビーイングチェーンを繋げましょう!
さて、みんなで大きな一歩を。

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イベント終了後の参加者の感想→→→

自分の人生を振り返って「あの時なんか調子良かったな」って状態がウェルビーイングだったんだなと思い(4つの因子がバランスよかった)、自分がこれからもその状態でいられるようにすること、他の人をウェルビーにすること、簡単ではないですが改めて今日のDay1が学びの多い時間となりました!
個人的には幸せの4つの因子が人によってコアとしているところが違うというところが以外な発見でした。わたしは”ありがとう因子”が強いと個人的に感じています。それをコアにしながらも、他の因子に広げていき、Well-beingな状態を高めていきたいと思います。
そして、今日の何よりの発見がWell-being clubで活動しているということ自体が自分にとってのWell-beingになっていることに気づきました。皆さんと会話出来て本当に楽しかったです。『ありがとう!!』
ノンウェルな時って、出来事を地位材として捉えているときに起きているなって気付けました。
誰かと比べて自信をなくしたり、不安になったり・・
資本主義の中では生存競争に打ち勝つために比較優位を評価してきたけど、物質的に満たされた世の中ではその事が人間を不幸にしているのかもしれませんね。
精神的幸福が生き方を変え、仕事の質を変える。とても学びになりました。
清々しい気持ちで幸福度アップしました。家族への感謝の気持ちと職場のメンバーへ「ありがとう」の言葉を増やせるようすぐに実践したいと思います!(^^)!

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~thank you for being you~



ファシリ@ゆゆ・ノリーヌ
文責@和子











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