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すずめの戸締まり、自分だけ納得できなくて辛い

考察は本来
必要な作業じゃない

深く理解するための活動であって
ただ楽しむために必要なことじゃない

でもすずめの戸締まりは
立ち止まって考えないと納得できないことが
多すぎる
(考えてもわからない)

それが自分が感じていた違和感の正体だった

簡単にすずめの戸締まりを
一言で説明できないくらい
自分は理解できなかった

2回見たけど
わからんかった…

それは自分のせいだし
そう言う映画だったと片付けてもいいんだけど

すずめの戸締まりに限らず
新海誠の映画は
ちゃんと映画に全部詰め込まれているから
毎度考察は盛んだけど
今回の映画はさらに激しい

それは自分と同じように
わかりそうでわからないと思ってる人が
今回は多いからかなと
自分を慰めてみる

結局わからないままなので
すずめの戸締まりが
どう言う話かは今もよくわからない

巷の考察は
この表現はこう言うことを表しているんだよ
と言うけれど
全部ぶつ切りで
それがどう本編を補完しているのか結局謎

鈴芽の心境の変化は?
草太の覚悟の意味は?
映画を通してすごく知りたかったエンタメの部分が
すっぽり抜けた状態なままでいるのが
すごく辛い

草太は別に何も悪いことしてないのに
ダイジンの気まぐれと
鈴芽が要石を抜いたせいで
死ぬことになったように見えるけど
多分実際はそうじゃないんだろうな…
とモヤモヤ感じている

他の人のレビューで
楽しめた人の感想を漁るけど
抽象的だったり
逆に凝りすぎだったりで
よくわかってない人はいなさそうに見える

つまり
楽しめていない自分がおかしい
と言う構図になっている
今のところは
自分から見れば
の話だけど
それがすごく違和感ですごく辛い

一般的な感性はあるつもりだったけど
そうでもないみたい

何度も噛んで
初めて理解できる作品より
何度も楽しめる映画の方が好きで
これまでの新海誠作品がそうであったように
今回もそう言う映画だと
最初は感じたんだけど
今はよくわからない

最初見た時に感じたのは違和感だけじゃないと思うんだけど
考えれば考えるほど
この映画の主題とエンタメがわからなくなっていく

映画の中で鈴芽はスッキリしていたけど
なんでかわかってないし

何と無く悪いことが起きて
何と無くそれをなんとかする
くらいの構図に落とし込めず
モヤモヤする

鈴芽は旅を通して何を得て
最後どう言う気持ちだったのか
わからん…

ていうかそれがわからないって
お前映画館に何しに行ったの?

わからん…

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