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コーン『森は考える』に挑戦す
とうとうエドゥアルド・コーン『森は考える:人間的なるものを超えた人類学』を読むことに決めた。
大著なので、正直、奥野克巳『絡まり合う生命:人間を超えた人類学』第十二章「考える森」を読んで、全てを済ませたかった。
どうもそう言うわけにはいかない。
なぜなら保坂の大テーマ「無から発生する有」が、イコン/インデックス/シンボルというパースの記号論を、“不在”で語り直すコーンの記号論で、見通しが立ちそうだからだ。
そう無から有を作り出す、自己創出性=芸術、の根幹がわかるかもしれない。
その時にコーンは、ディーコン『ヒトはいかにして人になったか:言葉と脳の共進化』における「人間の言葉と動物の叫び声やゼスチャーとの“違い”を問う。」を経由しているらしい。
つまりパース/ディーコン/コーンが人間を再定義することにもなっている。
そう保坂が夢想する「人間以外にもわかる芸術」にも関係するのだ。
っと、いてもたってもいられなくて読み始めている。
たいへんだーたいへんだー、といろいろお手玉している保坂であった。どっとはらい。
2022/06/11 22:16