見出し画像

専門店から学ぶ正しいシャンプー法とは?今日から“頭皮”を育てる新習慣

ベタつきやパサつき、やせ髪・ボリュームダウンや抜け毛など、髪の悩みを“ヘアケア”だけで解決しようとしていませんか?
「ヘアケア商品は使っているけどイマイチ効果を感じない」
「年々増える髪の悩みも何からケアしたらいいかわからない」
そんな方にぜひ取り入れていただきたいのが≪頭皮ケア≫
立派で美味しい野菜が、ふかふかに耕された栄養豊富な土壌から育つように元気で美しい髪が育つ土台は、“頭皮”です。髪のトラブル根本改善には、実は頭皮へのアプローチが必要なのです。
また、頭皮は1枚の皮膚でお顔とつながっています。頭皮のたるみや乾燥は、そのままお顔のたるみや乾燥に直結するとも言われています。ヘアケアやスキンケアになるといっても過言ではない「頭皮ケア」。でもいったい何から始めればいいかわからない…そんな方がまず味方につけるべきは、シャンプーです!正しいシャンプー法で、毎日のバスタイムを効果的に活用し、今日から頭皮ケアをはじめましょう!

はじめに|“シャンプー=頭皮を洗う”ことを意識して

画像1

「シャンプーは髪を洗うもの」
そんなイメージをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
髪をしっかり洗わなくちゃと、シャンプーで髪をごしごし洗ってしまうのは危険です。なぜなら、乾いた髪に比べて水に濡れた髪はダメージを受けやすい状態になっているから。
(▶濡れた髪がダメージを受けやすい理由とは?

正しいシャンプーとは「頭皮の汚れを適切に落とす頭皮ケア」です。
では、正しいシャンプーのやり方についてもう少し詳しく見ていきましょう。

1)洗い上がりはシャンプー前にほぼ決まる?マストのシャンプー下準備

シャンプーは、頭皮の汚れを落とすことが大前提。しかし、汚れをしっかり落とそうとして、頭皮や髪に必要以上の負担をかけてダメージを与えてしまっては本末転倒です。頭皮に優しく汚れを落とすコツ、それは【ブラッシング】と【予洗い】です!

下準備①【ブラッシング】髪をとかして頭皮の汚れを浮かせる

さあ、お風呂に入ろう —。
その前にぜひ取り入れていただきたいのがブラッシングです。入浴前のブラッシングの目的は、髪の絡まりを梳かしながら頭皮をマッサージすること。ブラッシングしてあげることで、このあとのシャンプーで頭皮と髪への余計な負担を抑えて、汚れを落としやすくしてくれます。

画像2

シャンプー前のブラッシングには、ブラシの先端にクッションがついた
“パドルブラシ”(画像左側)を使いましょう。
まずは毛先からブラシを入れ、髪の絡まりを取ってあげるイメージで梳かします。次に髪の根元にブラシを通して、頭皮をマッサージしながら全体の毛流れを整えましょう。
クッションの付いていないいわゆる“コーム”(画像右側)は、髪のスタイリング専用のものなので頭皮に使うと頭皮を傷つけてしまうため注意が必要です。
皆さんはシャンプー中に髪が絡まったり、すすぐ際に髪に指が引っかかったりした経験はありませんか?その摩擦は、濡れてダメージを受けやすい髪にとっては特に大きなダメージです!入浴前のブラッシングは、頭皮だけなく髪のダメージを減らすためにも効果的です。頭皮ケアとして考えても本当に大切なステップですし程よい指圧のような体感も気持ち良いですよ。

下準備②【予洗い】お湯で落とせる汚れは落として頭皮ダメージを最小限に

初めて知る方も多いかもしれませんが、シャンプー剤を付ける前の予洗いはシャンプーが泡立ちやすくするために髪を濡らすことが目的ではありません。もちろんその効果もありますが、メインの目的は予洗いで落とせる汚れを事前に落とすこと!

画像3

特に、敏感肌・乾燥肌の方や頭皮にかゆみや炎症などのトラブルがある方にとって、最も大切なシャンプーのポイントは、予洗いを十分に行うことで
シャンプー剤をつけ過ぎることなく強く擦らないように、けれども汚れはしっかり落とすこと
です。

頭皮環境を整える理想の頭皮ケアには、まず第一に頭皮を清潔に保つことが重要ですが、汚れを落とそうとして過度のシャンプー剤を使ったり頭皮をごしごし強く擦るのは逆効果!予洗いでは、優しくまんべんなく髪と地肌全体を濡らしてスタイリング剤や汗汚れなどを事前にすすいであげましょう。

2)意外と知らないシャンプーの泡立ちUPは〇〇を使う!

シャンプー剤を手に取って、そのまま頭皮と髪につけてしまうのはNGです。なぜならシャンプー剤が毛穴に詰まって残留汚れとして蓄積されてしまう可能性があるからです。また、シャンプー前の予洗いで落としきれない、毛穴の汚れを落とせるのは、泡立てられたシャンプー剤の細かい粒子です。シャンプー剤を手に取ってすぐベタ付けするのは、“洗ったつもり”の間違ったシャンプー法ですので注意が必要です。

お湯のみを使った予洗いでは落としきれない、毛穴汚れを落とすために必要なシャンプー泡。では、シャンプーの泡立ては、どのくらいがベストなのでしょうか。
シャンプー剤は、基本的には1回1プッシュが適量です。ただし、ロングヘアの方や毛量が多い方などは、~3プッシュを目安に出しましょう。

画像4

泡立ては、なにも髪に乗せる前にいわゆる“もこもこ泡”の状態を作らなければいけないわけではありません。手に取ったシャンプー剤に軽くお湯を足して、少し泡が立つくらいに馴染ませれば準備OKです。要は、シャンプー剤の毛穴詰まりを防ぐ下準備です。もこもこと本格的な泡立ては、このあと髪を泡立てネットのように使って行っていきます。

画像5

かといって、髪を強く擦るように泡立てるのはダメージに繋がってしまうので、圧は加えず空気を取り込むように優しくくるくると行いましょう。髪を使ってもこもこ泡になったら、その泡を頭皮に付けて洗っていきます。繰り返しにはなりますが、頭皮にシャンプー剤をそのままベタ付けするのはNGです。毛穴汚れをしっかり落とすためにも、シャンプー剤が頭皮に残留しないためにも、十分に泡立ってから頭皮につけるようにしてくださいね。

3)プロのシャンプーが気持ちいい理由!頭皮マッサージとの合わせ技で血行促進

画像6

美容室やヘッドスパサロンでやってもらうシャンプーが気持ち良く感じる方、多いですよね?誰かにやってもらう気持ち良さももちろんあるのですが、その体感の大きな秘密は、頭皮をマッサージするように洗っている点です!爪を立ててごしごしとではなく、指の腹で適度に圧をかけて頭皮をマッサージするように洗いましょう。ごしごしと力を入れなくてもしっかり泡が立っていれば汚れは落ちます。ポイントは、髪ではなく頭皮を洗うこと。髪は擦らず頭皮をマッサージするように洗い、髪はもこもこの泡で包み込んで汚れを落とすイメージで洗います。シャンプーブラシなどを使ってあげると
頭皮マッサージを簡単にできるので良いですね。

4)ながす時間は「シャンプーの2倍」すすぎ残しチェック3点

頭皮のかゆみや生え際の吹き出物、また頭皮の残留汚れなどの頭皮トラブルの原因にもなるすすぎ残し。シャンプー後にはしっかり時間をかけてすすいであげましょう。

画像7

すすぐ時間の目安は「シャンプーの2倍」です。
・耳の裏
・生え際
・襟足
特にこの3か所はすすぎ残しが多い要注意箇所です。
ぬめりが残っていないか最後に確認するようにしてみてください。

5)トリートメントは「つける」ではなく「浸透させる」感覚で

ヘアトリートメントを髪につける時、髪表面にさっとつけるだけで洗い流してしまっていませんか?

画像8

ヘアトリートメントの効果をより高めるなら、指先で触って髪がツルツルになるまで馴染ませてあげるのが効果的です。髪を分けて束でとってあげるとトリートメントを馴染ませやすいです。分け取った髪を指で撫でるようにして、触り心地が「ツルツル」に変わるのが合図です。とても簡単ですが、これはタッピングといって美容師さんも行うプロの技なのでおすすめです!

6)髪も頭皮も濡れたままNG!間違ったドライヤー法は乾燥の原因に?

最後のステップは、乾かしです。ドライヤーを使う前にまずはタオルで優しく水気をオフします。ドライは髪だけでなく頭皮の水分もしっかり飛ばすことを意識しましょう。

画像9

ドライヤーは、まず温風で髪から手のひら1枚分は離して行います。熱のダメージを最小限に抑えるための距離です。この距離は保ったまま、髪の表面だけを乾かすのではなく、分け目をつくりながら根元から髪の内側もしっかり水分を飛ばしましょう。

ドライによる頭皮の乾燥対策としても、頭皮専用の美容液をつけるのがおすすめです。洗顔後に化粧水や美容液などでスキンケアをするように、シャンプー後の頭皮にもしっかり潤いと栄養を与えることが必要です。

画像10

ワヤンプリおすすめの頭皮専用スカルプスパエッセンス
【スカルプスパエッセンス】をもっと詳しく見てみる

また、濡れたままの頭皮はにおいの原因となる場合もあります。
▶濡れた頭皮がトラブルを引き起こす原因をCHECK

十分なドライをせず自然乾燥をするのも髪のパサつきや頭皮のにおいの原因にもなります。頭皮ケアはドライまで軽んずべからずです。

まとめ|頭皮ケア=髪ケア肌ケアにもなると心得て

頭皮はお顔と繋がっています。乾燥などのトラブルによって頭皮が1㎜たるむとフェイスラインは3㎜たるむといわれています…!また、美しく強い髪を育てるには、土台となる頭皮は健康的な状態であるべきで、栄養と潤いは欠かせません。髪を育てるのも肌をより美しくするのも、根本は頭皮から。毎日のシャンプーを味方につけて手軽に頭皮ケアをはじめてみませんか?

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集