「ChatGPTに相談すると…」という記事を投稿してから2か月。あれから変化はあったのか?
皆さん、こんにちは。
鹿児島でフリーランスのキャリアコンサルタントをやっている和山です。
約2カ月前にChatGPTについて投稿しましたが…
昨年の1月からnoteの毎週投稿を始めて約1年強、キャリアコンサルタントとしてのことやフリーランスとしてのことなど、いろいろなネタを書いてきました。
そんな中で今年の2月、世間でChatGPTが出始めて来た頃に「ChatGPTに転職の相談をするとどうなるのか?」という内容の記事を投稿しました。
この記事を投稿した以降も連日、ニュースなどでChatGPTに関する話題を見かけない日はないくらいにあちこちで色々な視点で論じられていますが、世間の関心度の高さが私の記事へのアクセス状況にも如実に表れています。
投稿してからまだ2カ月ちょっとしか経ってないにも関わらず、私がこれまでに1年以上かけて投稿して来たキャリアコンサルタントやフリーランスに関する記事を抑えて一番読まれている記事になっていました。(ちょっと複雑…(笑))
念のために念押ししておきますが、私はネットの知識はほぼゼロの地方のフリーランスのキャリアコンサルタントです(笑)。
ただ、直近1カ月のアクセス状況を見ると、面白い現象も見られました。
変わらず一番読まれている記事なのは変わりないのですが、300件弱読まれて「スキ」をつけられた数は「ゼロ」。
この記事を投稿した直後は「ChatGPTに相談する」といった内容の投稿をしている方はまだまだ少数だったかと思いますが、今では多くの方が投稿していて、ChatGPT自体も進化して、既に現在の人たちからは遅れた内容になっているのかなと感じ、世間の動きの早さも痛感しました。
ChatGPTはここ2カ月でどれくらい進化したのか?
では、ここ2カ月でChatGPTはどれくらい進化したのか?
前回の投稿と同じ質問で回答にどれくらい変化があるのか、改めて試してみたいと思います。
以下、和山(和)とChatGPT(CG)のやり取り原文ままです。
和:今の仕事が嫌で転職したいと思うんだけど…。(前回と同じ質問)
CG:ご相談ありがとうございます。仕事が嫌で転職を考える気持ちはよくわかります。転職は新しい環境や新しい挑戦がある一方で、未知のリスクや不安も伴います。以下に転職を考える際に役立つアドバイスをまとめてみました。
自分の希望する仕事を明確にする:まず、どのような仕事が自分にとって理想的なのかを考えましょう。自分が興味を持っていること、スキルを活かせること、やりがいを感じられることなど、自分が求める条件を明確にすることが大切です。
職種や業界の情報を集める:自分が希望する仕事について、インターネットや書籍、業界イベントなどから情報を収集しましょう。実際にその仕事に従事している人に話を聞くこともできます。
自分のスキルや経験を整理する:自分が持っているスキルや経験を整理し、どのような仕事に活かせるかを考えてみましょう。また、今後のキャリアアップに必要なスキルや知識を把握することも重要です。
職務経歴書や履歴書の作成:転職する場合、職務経歴書や履歴書を作成する必要があります。これらの書類は、自分自身をアピールするためのツールですので、しっかりと作成しましょう。
求人情報を収集する:自分が希望する職種や業界の求人情報を収集しましょう。ネット上の求人サイトやエージェント会社、企業の公式サイトなどから情報を集めることができます。
面接の準備をする:面接の際には、自分が志望する職種や企業についての情報を調べ、自己PRや志望動機などをしっかりと準備しましょう。また、面接で聞かれるであろう質問についても事前に考えておくと良いでしょう。
転職する際には、自分自身の目的や希望をしっかりと持つことが大切です。
〈以下略〉
待って!!前回よりめちゃくちゃいろいろ変わってる!!
「気持ちはよく分かります」…分かられちゃったよ(笑)
この後も、極力前回と同じ質問を投げかけましたが、前回、私が問題に感じていた「クライアントへ寄り添う・問題を深堀する」というところについては、まだ改善の余地はあるものの、「アドバイス・タスクの内容や具体性」については大分改善されているように感じました。
※2か月前はどのようなやり取りになっていたかについては過去の記事をご覧ください。
2ヶ月でここまで進化するとは恐ろしい…。
人間が出来ること、AIが出来ること
今回のやり取りを通して、ChatGPTの進化の速さには驚かされました。
ただ、一部で言われている「人間のキャリアコンサルタントは必要なくなるか?(ChatGPTへの相談で十分か?)」ということについては、私はそうは思いませんでした。
元々、ChatGPTについて使いやすさはもちろん、「対話生成」に強いということで、ある程度の質問に対してそれなりの回答が得られることは最大の強みであると思います。
その為、問題に思っていることが明確で「何を相談し、どのようなアドバイス・情報が欲しいのか」、もっと言うなら「悩みを解決するために何を検索すればいいのか?(質問すればいいのか?)」が明確な方が利用すれば、高い効果が得られる可能性もあると思います。
ただ、キャリアの問題に関わらず、何か悩みを相談しようとする方の多くは根本的な部分がまだ明確になっていない方も多いかと思います。
その為、そういった方が利用して「自身が抱えている問題にマッチしたアドバイスを十分に得られるか?」というと、難しいケースもあるのかなと感じます。
最悪、質問の仕方を間違えた故にいらぬ方向へ進んで、解決しないどころか悩みが深まることもあるのではないかとも思っています(人間に相談した場合でも起こりうることではありますが…)。
まずは悩んでいることについて深堀をし、悩みの核心やその周りにある感情などの部分について振り返ることはことは、まだまだ人間の仕事じゃないかなと思います。
今週も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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