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【桜井漆器#1】たまたま決まった調べるお題第一弾。桜井漆器との偶然の再会。
グループ名決めたりロゴつくったりしていたが、いよいよ本筋の“今治を知る”がスタートすることとなった。
さて、まず取り上げるは“桜井漆器”である。
ほとんどの方はその存在すらご存知ないかもしれない。さすがに今治出身の人は知ってるとは思うが、、
桜井漆器ってなに?
まず桜井漆器についてざっくり説明。
今治市には桜井という地域があり、そこで製造、販売されている漆器のことを桜井漆器(さくらいしっき)と呼ぶ。漆器とは漆(うるし)を塗料として塗った器のことである。
桜井漆器は漆器の歴史としては割と最近で、江戸後期に販売から始まった。そこから徐々に生産も行うようになり、大正後半に最盛期を迎える。
歴史的なことについては漆器行商がはじまったきっかけやら独自の販売方法やら結構面白い話があったりする。この辺はもう少し調べたりして別の記事で詳しく書こうと思う。
WAYAの地元の地元は桜井
実はWAYAのメンバー3人はみんな桜井出身である。
小学生の頃には社会科学習で桜井漆器について調べ(ほとんど忘れたが)、工房にも見学に行ったこともある。
そのため今治の人の中でも桜井漆器には当然ながら馴染みが深い。
とはいえ桜井漆器を普段使いしていたかというと、そういうわけでもない。
実家にあるお重が桜井漆器だった、とかはあるのだろうが、日常に根付いていたとかではなく“存在を知ってる”程度なのだ。
漆器自体が高価なものってこともあるだろうし、今治の人でも若い世代は生活様式に合わないとかで持ってない人の方が多いんじゃないだろうか。
産地として今治がめっちゃ推してるわけでもなさそうで、桜井漆器会館という大きな建物がバイパス沿いにあることくらいしか普段目にすることもない。一度贈答品としていただいたことがあるから、「まだやってるんだ」とは思ったのだが、どこで買ったのかまでは(聞いてないからだけども)わからない。
今も工房はあるのか、現役の職人はいるのか、どこで売ってるのか。
桜井漆器はわたしの中で割と全てが謎だったのだ。
桜井漆器との思わぬ再会
そんな桜井漆器をなぜ調べようと思ったのか。
ちょっとこれには偶然の出会いがある。
メンバーのたかはしは今治在住なのだが、なんと仕事で関わった人の実家が漆器店だったのだ。しかも現在も営業されてるとのこと。こんな偶然はないということで、「今度お話し伺いに行ってもいいですか?」とお願いしたところ快くOKしてもらえたのだ。
どこから手をつけようかと宙ぶらりんだった我々だったが、なんだか地に足
つけそうな感じになってきたわけだ。
こうして20数年ぶり再会した桜井漆器を、我々は調べなおすこととなった。
当時のわたしに「30半ばでまた桜井漆器のこと調べ直すよ」などと言っても絶対信じてもらえないだろう。
どんな感じで調べていこうか
まぁまずはできることからやっていかねば。ということで、ネットで知れる情報は一通り調べていくのはマストであろう。
そこに漆器店の方とかに聞いた話を織り交ぜてまとめていけば、割といい感じになるのではなかろうか。
“今治を知る”一環としてはじめに桜井漆器を取り上げることになるとは思わなかったが、身近にあるのにほとんど知らない桜井漆器は、テーマとしてはとても面白いしやりがいもある。
しばらくは桜井漆器をディグってみようと思う。
【書いた人】まるやま / WAYAの「つくる人」