わたくしコミュニケーションを専門とする博士(学術)の筆者が”複数の他者のあいだのコミュニケーションを記述すること”という切り口から文化人類学の文献を読んで行きます。
わたしは文…
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2023年2月の記事一覧
深層意味論的神話分析「タバコの起源」にみる”未分離”と”分離”の「分離」 -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(15)
クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を意味分節理論の観点から”創造的”に濫読する試み。 * * 今回も前回に引き続き「鳥の羽根で葺いた小屋」が登場する神話である。 『神話論理I 生のものと火を通したもの』から、「文化財の起源」の神話を引いてみよう。この神話も、時系列で次のように展開している。 α未分離 →β分離 →Γ分離したものの結合 →Δ第二の分離 内容を詳しくみてみよう。 α未分離 →β分離 →Γ分離したものの結合 →Δ第二の分離 この集まりつつ離れ
人間の起源とは? -神話にみる”心”の存在分節・意識分節と、空海の『吽字義』の世界 -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(14)
区別されたものについての知能と 区別することについての智慧見えるとか、見えないとか 感覚できるとか、できないとか あるとか、ないとか そういうことを言えることを可能にしている、構造というか、アルゴリズムというか、流れというか、システムというか、なんとも言えないようなこと ”それ”を外から分節すると、もう”それ”ではなくなってしまうなにか それに惹かれながらも、この感覚世界を”それ”の象徴として生きる智慧を。 ノブタの起源 「かつて、ノブタは人間だった」 さて、クロ
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