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思いっきり深呼吸を!
ちょうど1年前。最近連絡ないね、元気?と声をかけてくださった先輩にポロッと弱音を吐いたところ、かけてくださった言葉が1年間ずーっと心の支えになっています。この1年は少しずつ深呼吸をしながら、呼吸を整えてきたような気がします。
”法人として産声をあげたところですが、次の出産に向けてつわり?のような。まだまだ安定期にはほど遠い感じです。”と伝えたところ、次のようなお返事をいただきました。今振り返っても、本当に的中のおこたえ。
”つわりですかぁ。男の私が言うのも変ですが…
そういう時は呼吸が大事とか。
吸うのではなく、吐きだして下さい。
先に吸ったことで
ビジネスを勘違いすることが多いと感じています。
では思いっきり深呼吸を!”
”赤ちゃんがこの世に生まれてきたとき、最初にやること、それは羊水を吐き出し、それから空気を肺に送ること。
初めてのことだから、きっととっても苦しかったんだと思います。
で、全身で泣くんだと思います。
一生懸命泣くとどんどん肺が空気を取り込んで筋肉が作られる。
そうやって一人で生きていく準備をするんでしょう。
会社や組織も同じ。
今までお世話になったものに固執せず、吐き出すことが必要で、そうすると新しいものがスーっと入ってくる。
慣れるまでに結構苦しいけどね。”
”守るものが増えると、固執しちゃうんだよね。
わかっているつもりでも、そうすることが自分や周りの人のためって思っちゃう。
でも、ようく観察すると私心に囚われているときがあって、はっとするんでしょう。
だから、呼吸は細く長く吐き出して新しい空気を全身に入れてみて考える。
経営ってそれを何千何万って繰り返すことだと思います。
呼吸を吸い込むことから始めると、吐き出すことがだんだん苦手になる気がします。
いつもスタート地点はゼロ。
原点にはまっさらな気持ちでいたいものです。”
深呼吸を繰り返していくと、まっさらな気持ちにだんだん還ってきたような気がします。
大切なことを、必要なときに、心に残るように声をかけてくださる先輩。
ただただ感謝と尊敬でいっぱいです。
そんな人に私もなりたいなぁ。