なぜ、知行不合一が起こるのか?
「知行合一」の状態とは、思わずそうしてしまうこと、そうせずにはいられないことだという。「~しなければならない」と思ってするのではなく、頭で考えず、心と身体で反応する状態。
例えば、赤ちゃんに笑いかけられたら思わず微笑み返してしまうとか、美味しいご飯を食べて思わず美味しい~と言ってしまうとか。
一方で、人はみな「こうしたほうがいい」「こうしたい」と思っていることがあるのに「できない」ということがある。
知行合一には3段階があるという。
1.頭で知っているが、経験や能力が足りない段階
最初のつまづきは、まだ経験が足りないケース。これは、自転車に乗りたいけど乗れないときのように、周りができている状態をみてやりたいと思っても、自分がやったことがないなど、経験や能力が足りなくてできない。
2.行うことそものが学びになり経験値が増えてできるようになる段階
反復練習の時期。自転車に乗りたい→乗ってみる→コケる→乗ってみる→乗れた!というところまで。
3.本来の力が発揮される段階
できる感覚を身体が覚えている状態。自転車に乗ってコケることはもうほとんどなく、自由自在に走り回れるし、行きたいところに行ける状態。
みんな「知行合一」の状態の方がいいと思っている。
では、どうして天は「知行不合一」という状態を与えているのか?
それは「進化」のためではないか?
それも、個人レベルの進化ではなく、「人類レベルの進化」のため。
だから、「知行不合一」を恥じたり、嘆いたりする必要はなく、「進化中」と思えば、できなくて悔しい思いをすることやコケて痛い思いをすることも何一つ無駄な経験はなく、すべて必要な経験なんだと。
昨日はそんな話をしていました。
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