張る、春
初めて投稿してみました。読みづらいかもしれませんがご愛敬ということで、許してもらえたらうれしいです。ゆっくり書くのでゆったり読んでもらえたら。
春はあまり好きじゃないです。花粉は飛ぶし、急に暖かくなるから肌は荒れるからです。
でも、ちょうど今くらいの、麗らかな日は好きです。日差しも匂いも春って感じで。
春が嫌いな理由のもう一つとして、頑張らなきゃいけないからっていうのがあります。僕はおコタでぬくぬくしていたい人間です。
でも暖かくなる春は愛しいおコタ君とお別れしないといけません。こたつ布団を無くしたテーブルの虚しさと言ったら、席替えの次の日に間違えて前の自分の席に座ろうとしてしまった時のような、「そっか、もう違うのか」とひとりごちてしまう寂しさがあります。
なので僕は「頑張って」こたつ布団から卒業しなくてはなりません。かれこれ20年弱は卒業と入学を繰り返しています。
ほかにも進級や進学、転職や異動など、春は変化する時期です。そして変化には相応の緊張が伴います。
それは、心臓がウメボシ程しかない僕にはとても耐えられないものです。
でも多分、みんな頑張ってると思います。頑張りすぎてしまうほどに。
それを分かっているからこそ、自分も頑張らなきゃいけないとおもうんですけどね。
ーー閑話休題ーー
立春を迎えて、春らしいことが増えた最近です。先ほども言ったとおりの日差し然り、匂い然り。
春っていい匂いしますよね。なんか、ふわっとした暖かい匂いです(部屋にこもって書いてるのでイマイチ思い出せない)。日中のにおいも好きなんですけど、春の夜も好きなんです。
春は出会いと別れの季節で、うれしさとさみしさが同居してる時期であると思ってます。日中はうれしさとさみしさが7:3くらいで、暖かさが背中を押しつつも、少し肌寒い空気が後ろを振り向かせてきます。
でもそれが夜になると、さみしさが隠してきた牙をむきます。でもそれは優しい牙です。
体いっぱいに空気を吸い込めば「これからうまくやっていけるの?大丈夫?」と心配してくれます。
でも無鉄砲な僕はそんなものどこ吹く風、どこからともなく湧き上がる「何でもできる気がする」感に心奪われてしまうのでした。
春は頑張らなければいけない季節だと言いました。頑張るからには何かご褒美が欲しいもので祈ってはみるものの、祈ったところでその先はブッダかキリストか、はたまたヤハウェか分からないので意味がありません。
なのでとりあえず、麗らかな日差しを浴びて、春を目いっぱい楽しみたいと思います。こすりながら、目薬さしつつ。
ありがとうございました。