わっち・チャットポーキン

名前は大好きなタイBLドラマ「Untill We Meet Again」からとりました。子どものころから映画や舞台が大好きです。

わっち・チャットポーキン

名前は大好きなタイBLドラマ「Untill We Meet Again」からとりました。子どものころから映画や舞台が大好きです。

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僕と運命の赤い糸

はじめまして。わっち・チャットポーキンです。 タイBLドラマ「Until We Meet Again~運命の赤い糸~」(以下UWMAと略します)について、つらつらと書きました。半分以上自分語りになってしまいあまり作品の紹介はできていませんが、興味のある方はご高覧ください。 *以下の画像はすべてUWMA日本公式Twitter(@UWMAJP)のものを使用しています。 ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ 今年に入ってからタイのBLドラマに

    • ボーイフレンド

      Netflixの「ボーイフレンド」というリアリティ番組を見た。 リアリティ番組とは、Wikipediaによると"事前の台本がない、現実に起こっている予測不可能で困難な状況に、よく知られたプロの俳優などではない一般人出演者たち(無名の芸能人なども含む)が直面するありさまを、ドキュメンタリーやドラマのように楽しめると謳ったテレビ番組のジャンル" 「ボーイフレンド」は、出演者が全員恋愛対象が男性の男性(ゲイかバイ)であるのが特徴だ。彼らが同じ家で共同生活を送る様子をドキュメンタ

      • "感情は本人の自由"なのか/映画「クロース」

        フランス映画「クロース/CLOSE」を見た。 個人的な好みで言えば、好きじゃない。 だけど、完成度の高い素晴らしい作品だとも思う。 後半に出てくるセリフが、ずっと引っかかっている。 "感情は本人の自由だ" たしかにそうだ。 だけど、本当にそうか? 人は常に"社会"や"他人の目"にしばられて生きている。生まれた瞬間から、ずっと。 主人公のレオとレミは、彼らにとって"最適な関係"を、外的な要因で自ら崩してしまう。 "感情は本人の自由" そんな言葉が虚しくなるぐらい、感情

        • 僕はかわいそうじゃない/「怪物」

          https://youtu.be/S3XB1sFhQiA 映画「怪物」を鑑賞した。 帰りはなんだか歩きたくなって、電車に乗らず家まで1時間以上の道のりを歩いて帰った。湧き上がってくる気持ちを整理したくて。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 映画の感想を話す前に、僕の個人的な話をしたい。 僕がはじめて男の子とキスしたのは、小学校低学年のころだった。 前後は忘れたけど、仲の良い男の子と誰もいない男子トイレで、なんだか自然な流れでキスをした。 でもまだ2次性徴も迎

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          不条理は、ある日突然やってくる(ように見える)

          「イニシェリン島の精霊」(原題:The Banshees of Inisherin)を見た。 イニシェリン島の精霊|サーチライト・ピクチャーズ公式 (searchlightpictures.jp) "心に不満を溜め込んだ退屈な人間ばっかり!" 僕は妹のシボーンの立場で見ていたので、終始自分のことしか考えてない2人の男にイライラしていた。対人関係が下手くそで不器用で、相手への思いも自分の気持ちも何も伝えることができない。 同監督の「スリービルボード」の主人公は、不器用なが

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          「ウィークエンズ」

          機会があって「ウィークエンズ」というドキュメンタリー映画を見た。 韓国初のゲイ合唱団“G-Voice”の活動を数年にわたり追ったもので、なかなかの力作だった。 ↑G-Voice公式YouTubeチャンネルより メンバーのエピソードがすごく身近に感じ何度も泣きそうになった。 彼らが歌う楽曲も、各メンバーが実際に体験したエピソードをもとにしていて、仕事や恋愛、人生についてなど、日本のゲイにもかなり刺さる内容だ。 それを、どこかコミカルに優しくパフォーマンスする(G-Voice

          僕は彼とGMMTVフェスへ行く。

          タイのGMMTV所属の俳優が大勢出演する大規模なファンイベント「GMMTV FAN FEST 2022 LIVE IN JAPAN」(以下ファンフェス)が、 8月27日、28日に開催される。 チケットは全席種が完売になる売れ行きだそうだ。 幸運にも先行抽選が当たり、チケットを手に入れることができた。 僕は今回のイベント参加に特別な思いを抱いている。 これから書くことは、GMMTVについてや出演者についてではなく、僕と、僕の大切な人についての個人的な話だ。 でも、参加される

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          "そうするしかなかった"彼女たち(ユンヒへ)

          最後に便箋に手紙を書いたのはいつだろう。 誰に書いたんだっけ。 韓国のレズビアン映画「ユンヒへ」を見た。 (原題:윤희에게 / 英題:Moonlit Winter) 鑑賞から数日経ってからこれを書いているけど、思い出すとすぐに作品の世界に引き戻されるような感覚になる、静かだけど力強いメッセージがある作品だった。 (以下、ややネタバレあり) ユンヒは、数年前に離婚。今は社食の調理の仕事で生計を立てながら、娘のセボムと2人で暮らしている。1つのベッドに2人で寝るような小さ

          "そうするしかなかった"彼女たち(ユンヒへ)

          親愛なる"間借り人"(DearTenant)

          台湾映画「親愛なる君へ」(原題:親愛的房客 /英題:Dear Tenant)を見た。 予告編を見て公開前から期待していたが、鑑賞後はそれ以上のものを受け取った気持ちになった。 *以下、使用画像はすべて日本配給公式Twitter(@filmotto)のものを使用。 日本語字幕版予告編 https://youtu.be/pUsBpfUnfuw ピアノ講師のジエンイーは、5年前に亡くなった同性パートナーのリーウェイの実家に間借りしながら、リーウェイの老母シウユーの介護と、リー

          親愛なる"間借り人"(DearTenant)

          「一緒に行こう」(Dew)

          タイBL映画「デューあの時の君とボク」を見た。 2001年の韓国映画「バンジージャンプする(原題:번지점프를 하다)」のリメイクだ。 監督は「ミウの歌〜Love of Siam〜」が日本公開もされているチューキアット・サックヴィーラクル(以下、愛称のマシュー監督と呼びます)、主人公のデューをパワット・チットサワンディ(以下、愛称のオーム)ポップ役をサダノン・ドゥーロンカウェロー(以下、愛称のノン)という実力派キャストで描いた作品だ。 予告編 韓国の制作会社CJ MAJO

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          心が温かくなる感じ(HEART STOPPER)

          BLコミック「HEARTSTOPPER ハートストッパー」の第1巻を読んだ。 作者はアリス・オズマン(Alice Oseman)日本語訳は牧野琴子。 全5巻の予定なのでまだまだ序章だけど、とても素敵な物語だ。 heartstopper 【名】 〔心臓が止まるような〕恐ろしい[びっくりする]こと (引用:英辞郎on the WEB) 【公式】『HEARTSTOPPER:ハートストッパー 1』 日本語版スペシャルPV第1弾【ナレーション 眞島秀和】 *画像はすべて日本公式T

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          Jae'ポープラーにくびったけ(YYY)

          動画配信のU-NEXTでタイのBLシットコム『YYY The Series』を見た。 自分でも信じられないけど、ハマって続けて2回見た。 女子禁制アパートのオーナーと住人たちが繰り広げるドタバタコメディで、もちろんロマンチックなシーンもあるのだけれど、その何倍もギャグや有名BLドラマのパロディや、硬軟織り交ぜた小ネタがてんこ盛りの作品だ。 見るほどに「あれ、この曲どこかで聞いた・・・」「なんで急にこんな展開に!?」「そんな無茶苦茶な」「なんでここで笑いの効果音が入るの!?」

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          社会と戦う3人(Hello, My Love)

          韓国映画「Hello, My Love」を見た。(原題:시작하는 연인들) あらすじだけを見るとそれほど珍しいストーリーではないが、とても引き込まれた。キャラクターの描き方、役者の演技、設定が上手だからだと思う。 コメディなのに、誰かを笑いものにするような描写も少ない。 2009年公開だそうだが「韓国BLドラマ」が話題になったのはつい最近のことで、10年以上前にこのようにセクシャリティについて真正面から描いた作品が韓国で制作されていたことに驚いた。 仕事熱心なラジオDJのホ

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          「千星物語(1000stars)」に期待。

          2021年1月29日から本国で放送開始予定のタイBLドラマ 「 นิทานพันดาว ( 1000 Stars / A Tale of Thousand Stars )」 の予告編とポスタービジュアルが公開されました。 同名小説の映像化ですが、自分は原作(日本語訳発売予定)未読のうえにタイ語も分からないため、ほぼ予告編を見ただけの状態でNoteを書きます。 予告編で抱いたイメージと本編の内容が異なるということはよくあるため、放送開始後「書いていることと違う・・・」という

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          愛が摘まれていた時代

          2021年の映画初め(そしてNote書き初め)として、 台湾映画「君の心に刻んだ名前(Your Name Engraved Herein/刻在你心底的名字)」を見た。 予告編(日本語字幕) ​台湾の歴史を感じるこの作品は2020年の台湾でヒットした映画で、興行収入的にも評価的にも成功を収めている。 物語は1987年の台湾。第二次大戦後から長く続いた戒厳令(政権への市民の反発を抑え込むために敷かれた軍部主導の非常法)の終焉からスタートする。 政治活動や表現の自由が認められ

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          今年に寄添う物語(GAMEBOYS)

          フィリピンBL「GAMEBOYS」を見た。 僕の中で「2020年を代表する作品」になった。 「In this pandemic and age of physical distancing,every relationship feels like a LDR(long distance relationship)」 「このパンデミックと物理的な距離がある時代では、すべての関係は"遠距離恋愛"のように感じる」 世界中で「ソーシャルディスタンス」が声高に叫ばれるなかで、B

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