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【0日目】目的の話【北海道ペアツーリング】

北海道ツーリング 0日目
18:30 京都市内 発
22:00 敦賀新港フェリーターミナル 着

北海道に行くのが楽しみでしょうがなくて、あっという間の1日だった。朝起きてオンラインで就活をして、部屋を掃除したら12時になってた。ガス缶を買いに近くのケイヨーデイツーに行ったら楽しくなっちゃって、買うつもりじゃなかったBBQ用網と、ガソリン携行缶と、ターボライターを買ってしまった。

その後友人と近くのつけ麺屋に行き、京都で一番美味い土鍋ラーメンを食べた。そこでは、スクワット談義に花を咲かせた。筋トレをする人は、ふつう、5回×3セットとか、回数を決めてスクワットをすると思う。だけど、決めた回数をこなすために浅いスクワットをしたり、反動をつけたりするのは本質を見失っているよねっていうような話をした。一番の「目的」は最大筋力の向上であって、回数をこなしたらいいってもんじゃない。

味玉と温玉、月見たまごトッピング


実は最近OBとして部活に顔を出したが、似たようなことがあった。詳細は省くが、走り込みのメニューで、終わらせることだけを目的に走っている人が多いと感じた。本質は自分の成長であって、もっと言えば、「キツイことを乗り越えた自信」とか、そういうののためにやってんじゃないの?って思った。

友人とは、老害OBになっちゃったね、という話をして別れたが、バイクに乗りながらもうちょっと考えた。長い目で見たら、やれと言われた走り込みをうまくこなしつつ、隠れて舌を出して自分の考えを貫く悪ガキも大きくチームに貢献するんじゃないかと思った。(リーダーとしてはみんなが真面目で従順なほうが有難くとも)そんな曲者こそ、ゆくゆく自ら考え、行動し、大きく成長して、チームを引っ張っていくような気がする。結局いろんなやつがいた方が強いチームになるっていう話だけど、いちいち目くじらを立てすぎるのは良くないのかもしれないと思った。

話はツーリングに戻り、不安だった荷造りもなんとかなった。タンデムでキャンプツーリングに行くのは初めてだったが、スーパーカブの積載は偉大で、前カゴに寝袋を括って、タンクバッグをサイドに括り付けて、リアボックスの上になんでも載せてネットをかけたら2人分の荷物が全部乗った。まさにカブを買った時に思い描いていた「旅カブ」仕様になって、感無量である。

ネットにビニール袋を括れば無限に積載可能

入念な忘れ物チェックをして、ドタバタしながらも予定通りの時間には出発できた。大原のほうを通り、比叡山を抜け、琵琶湖沿いをひたすら北上した。滋賀県北から敦賀に抜けるまで30分くらい真っ暗な山道を通り、ひたすら怖かった。1週間前にフロントのスプロケットを交換してギア比を下げていたため、直線は気持ちよく走れたが、坂道を登る馬力がなくてしんどかった。

山道を抜けるとあっという間に敦賀の市街地で、あっという間にフェリーターミナルについた。工場の中みたいな道を通って、照明が綺麗で、気分が高揚した。乗り場にはデカすぎるフェリーが停まっていて、バイクが何台も待機していた。他のバイク乗りと喋れるかなと思ったけど、ほとんどデカバイクの玄人おじさんだったので、尻込みして話しかけられなかった。23:20くらいに乗船となり、バイクで船に乗り込んだ。この瞬間が北海道ツーリングで一番ワクワクするときかもしれない。異世界に飛び込んでいく感が半端ない。

GoProにて撮影

乗船したらすぐにお風呂に入った。露天風呂から見る月が良かった。その後サッポロクラシックで乾杯して、1時半くらいに床についた。

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