それでもデロンギと生きていくと決めた。
先日、デロンギで電気代がぶっ飛んでびっくりしたという記事を書いた。
この記事で書いたように、中古で売ってしまうつもりで見積依頼を出していた。
結果、約30,000円で買って7,000~8,000円の買取が相場だった。
安い。
ここで最初の迷いが生じていた。
記事を書いた日、私はエアコンを簡単に掃除して久しぶりに稼働した。
夏以来の稼働なので1時間ほど部屋の窓を開け放って換気をしていた。
突然、くしゃみが止まらなくなった。
花粉の時期ということもあり、窓を開けてればそりゃくしゃみも出るよねと思っていた。
窓を閉めても止まらないくしゃみ。滝のような鼻水。ほんのり赤く腫れてくる唇。充血する目。
音のわりに温まらない部屋。
生ぬるいエアコンの風。
咳も出はじめた。
ゴホゴホ、ではない。
気管支喘息の時みたいな、一度出るとなかなか止まらず、咳の合間にゼェゼェとなるやつ。
やってしまった。
こうなるから、私はデロンギを買ったんだった。
咳が止まらないまま、午後はセミナーに参加した。もちろんマスクを着けて。
その夜、38.8の高熱が出た。
翌朝、スマート発熱外来という都会的な病院でインフルエンザの検査を受けた。結果は陰性。喘息みたいな咳だから気を付けるように言われて帰宅した。
この日の病院と薬代で約6,000円の出費。
咳止めも効かず、その日の晩、また高熱が出た。
さらに翌朝、朦朧とする意識のまま送迎予約をしたタクシーで再度病院へ。
コロナだった。
特に治療薬はなく、前日に処方された薬をそのまま続けるよう言われた。解熱剤とトローチ8粒だけを処方されて帰宅。
この日の病院とタクシーで約6,000円の出費。
長期戦に備え、食料を買い込んでひきこもることになった。
ゼリー飲料やチンするご飯、ポカリなど。
この食費が約5,000円。
どう考えてもバカげている。
デロンギのせいで電気代が高くなったと騒いだ結果、たった二日で17,000円の出費だ。2か月分くらいの電気代になる。
ちょっと電気代が高くなったからって、健康よりお金だなんていうバカげた発想でエアコンを使った結果がこれだ。
コロナはきっと、セミナーか前日に行った耳鼻科でもらってきたんだと思う。
エアコンの温風を浴びてくしゃみが止まらなくなるまでは何も問題なかった。
きっと体内の免疫たちが頑張っていたのに、私がハウスダストまで投入してしまったんだろう。必死で防いでくれていたのに、宿主である私が敵を増やしてしまったのだ。
すべての免疫に謝りたい。
結局、健康でいることが何よりの節約になる。
私は今、デロンギが優しく温めてくれた部屋でこの記事を書いている。
まるで春の陽気のように静かで穏やかだ。
ありがとう、デロンギ。
これからもずっと私の部屋を守ってね。
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