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表現の不自由展について

「表現の自由は大切ですよ」などと言いながらフェミやリベラルを叩いたりしていると、僕も表現の自由戦士などと言われたりすることもある。2019年現在においては、表現の自由という人権は左翼にとってはどうでも良いものになってしまったらしい。そんな中で、ツイッター芸人の津田大介氏が「表現の不自由展」なるものを開催した。苦情や抗議により撤回させられたり排除されたりした表現物を展示したそうだ。昭和天皇の写真を焼いたり、慰安婦像などの、右翼のお気持ちを大変逆なでして、左翼が気持ちよくなるものを展示したらしい。結果として、「ガソリン携行缶を持っていくぞ」というような脅迫に屈して、展覧会は中止に至ったらしい。

脅迫に屈してしまったことについてはとても残念でならない。行政の肝いりでやったのならなおさら機動隊を配置してでも最後までやってほしかったと思う。われわれアンチフェミ、アンチポリコレ勢にとって、表現の不自由は何度も体験していることだ。左翼のお気持ち一つで展覧会などの表現は潰されてしまっている。

トリエンナーレについて「行政が弱気なら自分たちで展覧会をやればいいじゃないか」という主張もされている。しかし、われわれはデパートの一角で行われている展示会すら簡単に潰されてしまっている現状をよく知っている。民間の会場も簡単に潰され、行政の管理する公園ですら特定の思想集団の利用を禁じられているのだ。右翼左翼問わず、われわれは頭のおかしい苦情や抗議、あるいは脅迫にすっかり弱くなってしまっている。

これは対岸の火事ではなく、すべての個人についても言えることだ。noteやツイッターですら、誰かのお気持ちを爆発させてしまったら凍結されてしまう。

どんなに差別的であっても、残虐であっても、性的であっても、侮辱的であっても自由に表現できる場所が欲しいなぁ。

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わとりん
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