【テラフォーミング・マーズ】企業解説 拡張編【Pd,VN,COs】
どうも、waterです。
今回は、テラフォーミング・マーズの拡張で追加された企業の解説をしていきたいと思います。各拡張における立ち回りも簡単に載せていますので、初めてプレイする時の参考にしてみてください。
解説は基本マップを使用したうえで、その企業の拡張と基本セット、プレリュードを導入することを前提に記載しています。
また、それぞれの拡張を導入した場合での立ち回りも簡単に記載しましたので、プレイ状況に合わせて参考にしてもらえたらと思います。
【VN】企業の拡張+プレリュード+ヴィーナス・ネクスト
【COs】企業の拡張+プレリュード+コロニーズ
※場合によって拡張マップ「ヘラス&エリシウム」についても記載します。
プレリュードの企業
ポイント・ルナ
チタンと地球タグのハイブリッド企業です。地球タグが引けない時は、宇宙タグで戦うことになります。対戦相手に「フォボログ」がいた場合、チタン産出は取り合いになるため、地球タグをの確保を目指しましょう。
地球タグの数が少ないことから、思いのほか能力を活かせないので、プレリュードだけの場合は他の企業と比べて見劣りしてしまいます。
城星マーズ
建材タグはカード数も多く、各産出に影響を及ぼすタグということから、この企業の能力はとても活かしやすく、初心者でも使いやすい企業です。
建材産出を伸ばしながら、ゲーム中盤から後半にかけては、植物産出を上げて自分の都市得点を伸ばします。ドロー系のプロジェクトカードが1枚手に入るだけでとても戦いやすくなります。
建材タグを持つカードには科学タグや各種産出に関わるカードも多くあるため、総合的に勝利点を狙えます。
ヴィトール
最初のアクションとして、強制的に褒賞を設立させられますが、2位以上を狙えるものであれば、何を選んでも大丈夫です。この企業のメイン能力は、勝利点付きカードをプレイしたときのキャッシュバック効果になります。
この能力を最大限活かす戦略の1つとして、木星タグを軸にしたカード勝利点戦術です。特に木星タグの強カード(ガニコロ、エウロパ水輸出など)が引ければ、カード勝利点だけで30点くらいは目指せますし、低コストで勝利点付きカードを連打するもの効果的です。
どちらの場合もドロー系プロジェクトカードが必要になるのと、資金産出(MC、建材、チタン)が必須となります。TRよりもカード点を意識したプレイやプレイヤーとの駆け引きが要求されるため、上級者向け企業です。
ロビンスン産業体
自分の最も低い資源産出を増やせる対応力の高い企業です。大方は都市配置系のカードによくあるコストで消費される電力産出の確保が重宝されます。また、序盤では建材やチタンを上げるのも強力です。
柔軟性の高い戦略が求められるほか、タグもないことから、上級者向け企業です。余談ですが、複数の最小値の資源産出がある場合は好きなものを選ぶことができます。
バレー・トラスト
3枚目のプレリュードによって強さが変わるギャンブル性が魅力な企業です。地味ですが、科学タグのコスト軽減もあります。忘れやすいので、気をつけましょう。
プレリュードでは産出や資金を選ぶことで幅広く戦えますし、シンプルにグローバルパラメーターに関与して、短期決戦も見込めます。初心者から上級者まで幅広く楽しめる企業だと思います。
ヴィーナス・ネクスト
明けの明星
「ザ・金星」という能力の企業です。金星パラメーターだけ条件を±2まで無視してプレイでき、最初のアクションで3枚の金星カードが確保できるところ、やや高めの初期資金が魅力です。インベントリクスと比較されがちですが、引いた金星カードと褒賞、金星評価を含めると意外と戦える企業です。
金星タグのカードを引けるかどうかで強さが変わる企業なので、ドロー系のプロジェクトカードは優先して確保したいところです。また、金星は科学タグや宇宙タグとの相性がいいため、チタン産出と金産出を上げると勝利点に繋げやすくなります。「金星中継ステーション」や「マックスウェル基地」、「成層圏の鳥」、「金星動物」などが引ければ、非常に戦いやすくなるほか、褒賞「金星王」の開設や称号「滞空卿」で勝利点を狙えます。
セレスティック
浮遊体の配置に特化した企業なので、浮遊体を乗せるカードがないと話になりません。好きなカードに浮遊体1個配置できることから、「小型ジェット気流減圧体」や「大気図作成者」は1ラウンドで使用できるので、強力な1枚です。
また、好きな金星カード1枚に浮遊体2個を配置できる「ストラトポリス」は絶対に欲しいカードです。
結論として、能力を生かしきれない場面はありますが、他のプレイヤーよりも称号「滞空卿」と褒賞「金星王」を狙いやすく、そこまで悪い企業ではありません。
ヴァイロン
1世代に1度だけ、アクティブのプロジェクトカード(青いカード)を再使用できるユニークな企業です。カードに依存してしますが、勝利点を上げるようなプロジェクトカードを出されると本当に手が付けられません。ややクセの強いところもありますが、初心者でも扱いやすく、使っていて面白い企業だと思います。
プレリュードには、グローバルパラメーターを無視してプレイできるカードがあるので、「成層圏の鳥」「金星昆虫」といった勝利点に繋がるカードなどを序盤にプレイすることができれば、かなり勝利点を稼いでくれます。
マニュテク
初期資金に不安はありますが、プレリュードカード次第で能力を最大限に生かしたスタートダッシュが期待できます。
選ぶプレリュードは、産出を上げるカードが最優先です。加えて、序盤は「お金<建材<<<チタン」くらいの価値観で産出を上げるカードを確保すると戦いやすくなります。
ゲーム後半は植物産出を上げて森林を配置して勝利点を狙います。そのため、序盤から都市を配置し、盤面競争に積極的に参加しましょう。
アフロディーテ
金星の植物系企業なのですが、あまり強さが実感できないかもしれません。基本はエコラインのような盤面戦術になりますので、「保護棲息域」は見かけたら確保したい1枚です。
プレリュードは産出を上げるほうが無難ですが、カードを引く手段も悪くありません。他のプレイヤー含めて金星を上げる雰囲気にすることで、企業能力が強くなりますが、おまけ程度に考えておきましょう。
エコラインほどではないですが、隕石の表的になりやすく、初心者には難しい立ち回りが要求されます。
コロニーズ
ストームクラフト
木星タグと浮遊体が特徴的な発熱企業です。衛星「トリトン」が場にあれば、4浮遊体で1温度なので効率良くTRも増やせます。熱が最大になったら、別の浮遊体カードに載せられるため、能力に無駄がないのもうれしいです。
ただし、浮遊体を発熱資源として使える代替能力なので、褒賞「温熱王」は対象外となります。やることが明確なので、初心者でも扱いやすい企業だと思います。
ボリュペモス
他の企業と比較して、十分な初期資金とチタン、金産出があり、強力なスタートができますが、プロジェクトカードの購入が5MCというデメリットもあるクセの強い企業です。そのため、プレイ時やアクションでカードを引けるカードは、他の企業よりも価値が高くなります。
衛星「プルート」があれば、初手10枚を買わずにプレイするのもありだと思います。また、カードプレイを諦めて、標準プロジェクトや単発火力の高いイベントカードなどで短期決戦を挑むのもいいでしょう。
アークライト
企業名からもわかる通り、アーク(箱舟)という意味から動物を軸にした企業です。序盤にプレイできる動物タグや植物タグが少なすぎて、企業としては弱い部類に入りますが、衛星「ミランダ」を初手から動かせるため追加艦隊の獲得とコロニーの建設次第で勝利点の伸び方がかなり変わります。初期資金と産出は他の企業と大差ないので、配置された衛星を見てから使うか考えたほうが無難でしょう。
拡張マップ「エリシウム」では称号「生態学者(植物・微生物・動物タグが4つ以上)」があるため、やや有利かもしれません。
ポセイドン
初手でコロニーを建設しながら、他人のコロニー建設でも産出まで伸ばせてしまう強企業です。どの衛星が出ても無駄なく使え、タルシス同様に金産出が上がるので、その後のカードプレイにも活用しやすいという、この拡張を代表するような化け物能力です。
初期資金も標準なので、初手のカードも買いやすく、プレリュード込みで考えれば順調なスタートで迎えられます。唯一の欠点を上げるとすれば、企業にタグがないことくらいですが、他のカードでリカバリーできるので、問題ありません。
アリドール
まだ使用していない天体を1つ追加できるコロニー型企業です。他のプレイヤーとの駆け引きが難しく、初心者はもちろん、個人的にもあまり使いたくない企業の1つです。追加する天体は初手10枚と他のプレイヤーの企業とプレリュード次第で変わるので、その場面にならないと判断できませんが、「ルナ」と「プルート」が第1候補になり、続いて「トリトン」や「ケレス」、「タイタン」が第2候補になります。もちろん他のプレイヤーも恩恵がありますので、その点はよく考えて選んでください。
この企業もポセイドンと同じでタグがありません。その代わり、新規のタグが出るたびに金産出があがるという能力を持っています。これはプロジェクトカードだけでなく、プレリュードカードも対象なので、使用する際はプレリュードのタグもしっかり確認しましょう。
補足になりますが、イベントのプロジェクトカード(赤いカード)はプレイ後に裏返すため、タグを獲得したことになりません。また同様に、ワイルドタグも永続的に何か特定のタグを獲得したわけではないため、タグがないものとして扱います。
以上、プレリュード、金星、コロニーの拡張の企業解説でした。
実際のプレイ時には様々な状況がありますので、この記事で紹介した戦術は1つの指針として捉えて頂ければと思います。また、プレイを何度も行うと相性のいいプロジェクトカードなども自然と見つかると思いますので、ぜひ、色々な企業で挑戦していただければと思います。
【関連記事】