【テラフォーミング・マーズ】拡張マップ解説 ヘラス&エリシウム編
どうも、waterです。
久しぶりにテラフォーミング・マーズ(以下、テラフォ)の解説記事を書こうと思います。今回、解説するのは「拡張マップ ヘラス&エリシウム」です。
個人的にわざわざ解説する要素もあまりなく、記事にすることでもないかと思っていまして、今まで放置していたのですが、初心者でも気軽に導入できる拡張と考えれば、プレリュードに次いで価値があるのかもしれないと思い、今回記事にまとめました(決して、忘れていたわけではないですよ)。
また、火星人の方であれば、今更なことばかりになりますので、わざわざ最後まで読んでいただく必要はないかと思います。ただ、テラフォを布教したり、インストする際に使ってもらえたら幸いです。
前提として、この拡張を使用するときは、基本セットにあったマップと入れ替えます。ヘラスとエリシウムに共通する変更点として、まず称号と褒章がそれぞれ新しくなります。そして、海洋と都市タイルなどの配置ボーナス、火山地帯を指定するプロジェクトカードの予定地が変更されます(海洋予定地の数は同じだが、場所が変更)。
また、「ノクティス市」は予定地がなくなり、プロジェクトカード「ノクティス市」をプレイした際は通常の配置条件で都市を配置するカードになります(ちょっと弱体化)。
余談ですが、基本セットのマップには名前がないため、「基本マップ」や「標準マップ」などと呼ばれたりしています。
ヘラス
マップの特徴
海洋予定地が密集している。
南極がある。タイルを配置すると、海洋タイル1枚を配置する(6MC)。
熱の配置ボーナスがある。
基本マップよりも建材やチタンの配置ボーナスが多く、植物の配置ボーナスが北側にまとまって配置されている。
称号
【分散投資家】イベントカードを除く、タグ8種類以上(ワイルドタグは好きなタグ1つを宣言する)
【戦術家】プレイ条件のあるカードを5枚以上プレイする
【極地探検家】マップの下段2列までに自分のタイルが3か所以上
【電送師】電力産出が6以上
【外縁入植者】木星タグが3つ以上
褒章
【耕作王】緑地タイルの総数
【オートマ王】緑色のプロジェクトカードの総数
【宇宙王】イベントカードを除く、宇宙タグの総数
【偏心王カード】浮遊体や微生物など、カード上に配置した資源の総数
【土建王】イベントカードを除く、建設タグの総数
解説・戦術
まず、基本マップと比べて、海洋予定地が東側に偏っているため、都市の得点が伸ばしやすくなっています。また、海洋が集まっているので、どこでも首都が活躍でき、首都の価値もやや上がります。また、盤面戦術的には、植物の配置ボーナスがある北側を狙いたくなりますが、称号「極地探検隊」があるので、先手でタイルを配置できそうであれば、南極近辺から攻めるとよいでしょう。
ヘラスの特徴として、火山地帯がありません(山脈は太字表記だが、火山地帯ではない)。そのため、火山地帯にタイルを配置するカード群は好きな場所に配置することができます(ただし、都市は配置制限を受ける)。
他の拡張やプロモーションカードを使わず、基本セット(+プレリュード)だけ使う場合、称号の条件が一部を除いてプロジェクトカードに大きく依存するため、称号の獲得タイミングに注意しましょう。
エリシウム
マップの特徴
オリンポス山(3枚ドロー)がある。
火山地帯が4か所ある。
南半球が砂漠地帯になっている。
植物の配置ボーナスが赤道に集まっている。
称号
【万能家】すべての基本産出量が1以上(MC、建材、チタン、植物、電気、熱)
【専門家】いずれかの基本産出量が10以上。
【生態学者】植物、微生物、動物タグのいずれかが4つ以上
【大立者】プレイしたオートマ(緑)とアクティブ(青)のプロジェクトカードの合計が15枚以上
【伝説】プレイしたイベントのプロジェクトカードが5枚以上
褒章
【浪費王】イベントカードを除く、プレイしたコスト20MC以上のカードの総数
【産業王】個人ボードにある建材と電力の資源の総数
【砂漠王】火星上の下から4列までにある自分のタイルの総数
【絶景王】海洋に隣接した自分のタイルの総数
【支援王】ゲーム終了時点のTR
解説・戦術
まず、このマップではヘラス以上に目指す褒章でタイル配置を考える必要があります。砂漠王と絶景王では、真逆のタイル配置になるため、方針は早く決める必要があります。具体的な方針として、「①砂漠王・絶景王を見てバランスよく配置する」、「➁砂漠王と絶景王どちらかに偏らせて配置する」、「砂漠王・絶景王を無視し、別の褒章を先に設立する」、「他のプレイヤーに任せる」の4パターンです。方針はゲーム終盤まで放置されることもありますので、方針を決めたら、できるだけ早く褒章を設立したほうが無難です。
次に、エリシウムの特徴である4か所の火山地帯についてですが、拡張「プレリュード1・2」を導入していたり、最初にタイルを配置できるプロジェクトカードがあれば積極的に「オリンポス山」を狙ってください(最悪は標準プロジェクトの都市化・緑地化でも良い)。これは序盤の3枚のプロジェクトカードの価値が非常に高いためです。ただし、先手有利となりますので、後手になった場合は素直に諦めるか、チタン2個の「エリシウム山」や植物3個の「森林高原地帯」を取りましょう。
他の拡張やプロモーションカードを使わず、基本セット(+プレリュード)だけ使う場合、称号は選んだ企業で有利不利に、褒章は盤面干渉力で有利不利が出ますので、相手の動向に注意して臨みましょう。
以上、テラフォの拡張マップ「ヘラス安堵エリシウム」の解説でした。
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