新型コロナ対策・緊急提言第二弾。「自宅待機」疲れで、連休には、もう遊びたくなっている人続出の中。検査を拡大すること、医療崩壊を防ぐこと、多くの人がもう遊びたくなっている、をいっぺんに解決する思考実験的プラン。
うちの奥さんは、ものすごく頭が柔軟で、すごいことをときどき思いつく。原発事故のときもそうだった。
日本のコロナ対策を根本的に変えつつ、検査から医療から雇用とか経済活動まで解決するビッグアイデアを、私にだけ、ずいぶん前から、つぶやいている。初めは「何をバカな」と思っていたが、よく考えると、これ以上のアイデアはないと思うようになったので、妻の基本案に僕が思いついたことを追加して書いてみる。
妻のアイデアの核は、「ディズニーランドの周囲のホテルは、今、がら空きのはず。ならば、検査をどんどんして、感染者、軽症者や無症状者を、どんどん、空いているディズニーランド周辺の空きホテルに送り込めばいい。ディズニーランドの従業員・キャストのみなさんは、意識も能力もすごく高いから、彼ら彼女たちを短期で再教育して、軽症&無症状感染者のケアをする職員にすればよい。」というもの。大阪はUSJね。だそうだ。
すでに「完全封じ込め」「完全追跡」が不可能になっている以上、検査を徹底的にやらない限り、いつまでもダラダラと感染は拡大し続ける。重症者に医療資源を開けておく、確保するには、「検査を大量にしたときに発生する、無症状者、軽症者、擬陽性判定者」を、病院ではない施設で隔離経過観察する施設とケアする要員を確保することが必要。それを「ディズニーランド周辺ホテルとディズニーランドスタッフ」に担わせよう、というアイデア。
あともうひとつ、あのエリアに「コロナ・新型感染症治療の最先端病院」を建設してしまう。ということも、妻は言っていたな。(無症状や軽症として隔離していたのに、急に重症化する人を、そのエリアの中で最高最先端の治療をするために、どうしても必要だということ。)
ドライブスルー検査も、ディズニーランドおよびその周辺ホテルの広大な駐車場でやって、重症リスク者は、その病院に入院、無症状感染者、軽症者はホテルに隔離、とすれば、広大な駐車場が、あそこならいくらでもある。
うーん、よく考えるとすごい。僕が追加で考えるならば、軽症者と無症状者は、ディズニーランドとディズニーシーで遊び放題にしてあげたらいいんではないだろうか。あの一帯を「感染者隔離エリア」にしてしまえば、出歩いたって全然、大丈夫ではないか。ストレス対策になる。「コロナをうつしてやる」と自暴自棄になってスナックをハシゴした方や、クルーズ船から解放されたその足でスポーツジムに行ってしまうような人の発生を防止できるのではないか。
全国の観光バス会社は、見つかった感染者を、ディズニーランドまで移送することを仕事にする。
海外からの旅行者も当分復活しない。日本国内の旅行もレジャーもなかなか回復しないだろう中で、いちばんの娯楽施設を、「感染者収容施設・治療施設エリア」にしてしまう。
全国民が一旦、感染して、免疫を獲得するまで、「検査⇒ディズニー隔離⇒帰還」を徹底してやる。費用はタダ。遊び放題。食べ放題。「集団免疫」獲得には人口の6から7割が感染する必要があるというから、7000万人くらいが、順繰りにディズニーランドかUSJに行くことになる。
国内感染が収まった後も、世界中での感染拡大は続くから、世界中の患者さんにとって「日本に行ってディズニーランドホテルに泊まって、ディズニー浦安・コロナ専門病院」の最先端治療を受けるのが、世界で最高のコロナ対策ということになる。世界の空港⇒JALコロナ専用機⇒成田⇒浦安コロナ専用ホテル、というインバウンド医療が、ビッグビジネスとして定着する。日本に行ってディズニーランドで遊びながらコロナを軽症で終わらせて免疫を獲得する。というのがベストの対策という評価を得ることを目指す。
そういうことなら、みんな競って、検査を受けるんし゛ゃあないかなあ。今は「希望しても検査が受けられない」ことがまずは問題になっているけれど、その何十倍かの人数が、「検査して陽性だとわかったら、会社に迷惑がかかるから、ちょいと具合が悪くて、もしかしたらと心配でも、そもそも検査は受けない」という人が日本には多いので、把握されている感染数が少ないのだと思う。
「早めに検査を受けて、早めにディズニーに行って、早めに免疫獲得して、人にもうつさないし、人からもうつされなくなった人が偉い」っていう価値観になれは、みんな、積極的に検査を受けるし、一回陰性だったとしても、陽性が出るまで、定期的に検査を受け続けるんじゃないかなあ。
コロナウイルスが世界的に解決した後のことを考えても、「ディズニー」のブランド力があれば、「徹底して消毒殺菌して、一般向けに復活」ということで、「風評被害的経営不振」になりにくいのではないだろうか。
妻から初めに聞いたときには、荒唐無稽なアイデアに思えたけれど、アメリカではトランプさんの指揮のもと、リゾートホテルまるごと隔離施設化、ということをし始めたみたいだし。日本の「まじめ」な常識で考えるとありえないことも、世界では本気で柔軟にやってしまう。
この連休、みんな、自宅待機疲れで、盛り場も観光地も大盛況だというニュースが流れている。このままでは、管理できない感染拡大が進むだけだ。としたら、「遊びたい気持ち」と「検査を受けること」と「隔離されること」をワンセットでつなげるこの施策、本質的に、人の心の動きからして、正しいような気がするなあ。
もちろん、実施のハードルは、私的企業の営利施設を、そのような形で使用することを、「強制」する法的根拠は、何をどうやっても出てこないことだから、その意味で夢物語なのは分かっているけれど。でも、ディズニーランドと、その周辺のホテルの経営が本当に危なくなってくる可能性があるならば、その前に、提案をすれば、乗ってこないとも限らないと思うのだけれど。
重症化リスクのある高齢者や既往症のある人は、もちろん基本的に各都道府県の基幹病院で手厚く治療すれば良い。ディズニーランド・コロナ隔離は、「検査を大量にしたときに発生する、軽症または無症状感染者の隔離施設として」というアイデアでした。自宅待機では管理できない、精神的にも持たないので、「いちばん楽しいところ」で隔離する、というアイデア。
夢物語の中にも、何割かの真実、重要な指摘が含まれている可能性があると思うので、とりあえず、一旦、文章にしてみました。