藤井風君の紅白に興奮して、毎日、いまだに五回くらい見続けている。風君、ミレパ、ディマシュ君、玉置さんに小田さんなど、年末年始の音楽番組関連Facebookに投稿した記録転載。風くん「LOVE ALL SERVE ALL」初回盤、予約しました!!

12月31日 22時23分

中村佳穂さんと藤井風くん、見られたから、もう、満足。藤井風くんがやっぱりいちばんイケメンである。ピアノ演奏も歌も最高過ぎた。中村佳穂さんは衣装が凄すぎて逆光でお顔が見えず、残念。中村佳穂さん、歌だけでなく、歌ったりピアノ・キーボード弾いたり、パーカション叩いたりする姿、様子が最高に好きなので、そういうとこも見たかった。

12月31日 22時24分

私の、全くの私見であるが、藤井風くんが登場して演奏し始めたのを見つめる和久田アナの後ろ姿が、獲物を狙うクロヒョウのように見えた。その他女性陣の目も、揃ってハートになっていた。すごいなあ。藤井沼に女性がはまっていくその瞬間がテレビに映し出された、貴重な瞬間であった。ちなみに我が家で藤井風愛がいちばん強いのは、もちろん私である。

12月31日 23時59分

MISIA×藤井風のHigher Love、一曲だけグラミー賞授賞式のパフォーマンスみたいだった。大満足。優勝、藤井風でした

12月31日 23時59分

 ツイッターを見ると、油断して風呂に入っていて「また、藤井風が出てるよ」と母親に教えられて、裸で風呂から飛び出した人が、全国的にかなり出た模様です。

1月1日 午前2時35分

 それにしても、MISIAと藤井風のHigher Loveだけ、もう10回もリピートして聞いているのだが見ているのだが、藤井風さんが(本人作詞作曲とは言え)-ほかの人の歌の伴奏のピアノを弾き、バックコーラスをするというのを初めて聞いたわけだが、本当に素晴らしすぎる。そんなに何度もリハーサルできたとは思えないのだが、MISIAの歌唱力が卓越しているので、まあ、風さんが思いきり歌っても弾いても大丈夫っていうことはあると思うのだが、コーラスでも、抑えるところ、しっかり声を張るところの使い分け、ピアノを歌わせるところなどなど、なんというか、やはりこの人は、音楽の申し子なのだと感動するしかない素晴らしさでした。MISIAのボーカルの見せ場聞かせどころを邪魔することなく、しかし、MISIA一人で歌うより、明らかにこの、藤井風くんのバックボーカルがあることでより良い音楽になっている。

 ホーン隊のアレンジも素晴らしいけれど、風君のピアノが入ることで、さらに美しい音楽になっている。なんという贅沢。その上、カメラで風くんがアップに抜かれたところの、イケメン。イケメン。イケメンとしか言いようのない王子様的かんじ。もう、10回見ても、まだ何度でも見たくなる聞きたくなる。死ぬ。

1月1日 午前4時41分

寝る前に。やっぱり藤井風くんの顔が好き。起きたら花園全試合見なければ。明けましておやすみなさい。

1月2日

昨日からミレバ→藤井風ソロ→MISIA×藤井風のところだけ、録画したのにチャプター切ってずーっとリピートしているのだが、もう、中村佳穂の声と袖くるくるまわしながら前に歩いてくる姿が好き過ぎて心が苦しい。メガネはずしてなんかピカピカしているまんまるいかおもかわいらしいし。最後の、司会に向けて膝をちょっとまげて、お礼の仕草をするところするところも素敵。

1月6日

藤井風くんネタです。
 「今年の紅白は高齢者を疎外した」とかいう(僕に言わせればアホな)論調の記事が出回っているが、その高齢者は、後期高齢者のことか。少なくとも藤井風くんのファンは60代にはかなり広く存在するし、初期的なファ=YouTubeでの洋楽邦楽のカバー演奏歌唱を聞いて喜んでいたのは、20代あたりの若い人より(は言い過ぎでも、少なくとも同じくらい)50代あたりにたくさんいると思う。団塊の世代は演歌よりロックやフォークやポップスを聞いて育った世代なんじゃないのか。そういう人なら、たとえ初めて聞いたとしても、藤井風くんやミレパの音楽的な質は、理解できると思うのだがな。懐メロ演歌しか分からん人はテレ東の「年忘れにっぽんの歌」でも見とれ、と正直思う。

 風くんファンには50代後半から60代前半、風君のご両親と同年代の、洋楽やJpopをずっと聞いてきた人が多いように思う。カバー曲の選曲が、その世代が聞いてきた70年代~80年代の洋楽邦楽の名曲がすごく多いから。こういう人はKingGnuファンにも多いような気がする、僕の周りでも。だからミレパにも、びっくりしつつ「すごいすごい」と喜んでいるよなあ。


ここからは僕の変な自慢。


 シェアしたYouTube動画、風君が12歳のときのエレクトーン演奏のMoon River、もうパットメセニー・グループか、というくらいのグルーブ感ある演奏を一人で弾いていてビックリなのだが。
  実は、このエレクトーンと全く同じ機種が、我が家にもある。今も。
 あのエレクトーンで、こんな多彩な音を一曲の中で弾き分けたり、ベンド(チョーキングみたいに音程を微妙にえる)機能もついていたなんて、知らなかった。ただただびっくりです。


 風くんは、わりと安い電子ピアノとエレクトーンで鍵盤楽器を習得したから、ああいう強い、独特のタッチになったのだよな。ちなみに処分しちゃったけど、電子ピアノ、ヤマハ クラビノーバも、我が家にはかつてあった。処分しなきゃよかったなあ。


 藤井家は四人兄弟で、風くんは末っ子、風くん年齢は我が家の四番目と五番目の間。ということは、つまり、おそらく藤井家、原家、長子年齢は同じくらいだと思うのだよな。ほぼ同じ時代に、同じように子だくさんで、子供らにピアノやエレクトーンを弾かせて子育てしたのだなあ。と、同じ機種のエレクトーンを見て、思ったのでした。


 わが家の子供たちは、エレクトーンもあんまり続かなかったし、当然ながら。風にはならなかったが。(容姿的にも、音楽才能的にも)。でもまあ、みんな音楽好きにはなったし。末っ子は今、高校生だが、軽音部でバンドを組んでベースを弾いて、作詞作曲編曲もしている。末っ子は、兄姉たちは全く弾かなくなったエレクトーンの前で、何時間も作曲したり編曲したりしているので、ああ、買って、置いておいて良かったなあ、と思います。

1月7日 その1 バックのミュージシャンにもいろいろ興味がわく。

 昨年末から今年正月の年末年始はテレビの音楽番組、いろいろ大満足で、何度も繰り返してみるうちに気になったバックの人を調べたら、すごい人だった、初めて知ったというのが何人かというか何件かあったので。

 MISIAと藤井風君の後ろのビッグバンドの指揮をしていた人が、もう超楽しそうで、全身、音楽みたいな感じで、エンディングのタイミングを、MISIAの方をまずじっと見た後、風君と目を合わせて、満面の笑みを瞬間、交換した後で、かっこよく決めていて、この人。このビッグバンド、スゲー、となったのだけれど、調べたら、黒田卓也さんという、超有名なトランぺッターの方だった。ニューヨークで活躍したり、報道ステーションの新テーマ曲を手掛けたりしている方なんだそうだ。ほんとに、ホーン隊、ものすごく完璧なだけじゃなく。なんというか、音楽の歓びに溢れていたもんな。コーラスの三人もそうだったし。
 ※追記、そう思ってもう二回見直すと、黒田さん、この曲初めでは、ホーン隊最後列、いちばん左でトランペットを吹いている。初めは指揮していなかった。曲の間中、ずっとそこで吹いている。エンディングでリズムがブレークして、MISIAがフェイク大披露、のときに、いつのまにか、トランペット置いて、下に降りてきて、エンディングのところだけ、指揮をしているのである。気づかなかった。


 MISIAや風くんでも、玉置浩二さんでもそうだけれど、すごいアーティストの、バックをやっているミュージシャンというのは、心から楽しそうに「その音楽の一部になっていることが最高に幸せで気持ちいい」っていう感じで演奏するもんなあ。そして、たいてい、その人自身がすごい人だったりするのである。


 ストリングスと言えば、年末の小田和正さんの恒例TBS番組「クリスマスの約束」(今、変換が間違えて高齢番組になつちゃったけど、小田さん、74歳、今年は75歳になるんだな。)、のバックでバイオリン、自らのストリングチームを率いていた吉田宇宙さんは、年明け2日にオンエアされた玉置浩二さんの故郷楽団のコンサートでもバイオリン弾いていた。小田さんと玉置さんの二人から呼ばれてしまうというのは、腕もセンスも、そして人間としても信頼できるんだろうなあと思う。若いんだけど。


 「クリスマスの約束」今年の名シーンというか珍シーンは、いきものががり水野良樹さんが、小田さんたちとの「委員会バンド」で演奏したいと選んだ曲が、安全地帯の「悲しみにさよなら」で、小田さんは「この方(玉置さん)のボーカルが一番好きだ、という人が、多いですね、アーチストの間でも」と、言うと、(水野、こんなにかわいがってやっているのに、お前も玉置派なのか、とちょい悲しそうにいうと)、水野君が答える前に、スキマスイッチの大橋さんが「僕も、一番尊敬しているのは玉置さん」と、空気を読まず追い打ちをかけて、小田さんがすっかり元気がなくなって、つまらなそうになる。演奏が始まり、いつもは自信なさげに緊張して歌う水野くんが、この曲は、やけに歌いなれて堂々と歌うので(中学時代からいちばん好きで歌いこんでいるのが隠しようもない)、ますます小田さんがつまらなそうに「水野も大橋も、そっち側の人間なのか」という顔になったシーン。大橋くんも水野くんも吉田宇宙氏も「どっちも尊敬している」のだと思うけど。


 紅白の話に戻って、ミレニアムパレードはKing Gnuの常田大希さんのプロジェクトで、今回は仮面をかぶってチェロを弾いていたのが印象的だったけれど、ステージ右で、ものすごい勢いで全身リズムみたいな躍動感でドラムを叩いていた人がいて、この人すげーなと思って調べてみたところ、石若駿さんという常田氏の芸大同級生の人なんだな。もうひとりティンパニーとパーカションの人もすごかったな。

※1/9 追記訂正 紅白のミレニアムパレードについての、昨日の投稿修正。
 常田大希さんの左側でティンパニー入りパーカッションというかドラム叩いていたのが石若駿さんで、
 右側のドラムは勢喜遊さんだったのだな。ツインドラムだったのである。
そして改めてまた見直すと、この勢喜遊さんは、演奏が終わった瞬間、椅子ごと後ろに倒れて床を滑って、テレビ画面から消えていくという技を発動していたのであった。
いやー、何回見ても、発見があって面白いなあ。


 気に入った動画は、誇張じゃなくものすごく繰り返し見る。Facebookに50回見たって書いているときは、本当に50回がそれ以上見ている。そうすると、バックのいろんな人の演奏、表情、動き、音が、だんだん見えてきて、聞こえてきて、そこを掘っていくと、また新しいすごい音楽や人に出会えたりするのである。

1月7日 その2  ディマシュくん、日本語で玉置さんの「行かないで」を歌う。

 新年になってからのワールドニュースでは、カザフスタンの暴動・政情不安、非常事態宣言がトップニュース。ついに今朝のニュースでは大統領がロシアにSOSを出して、ロシア軍が投入されるという事態に。政治的背景については、政権、ロシア側は暴動の背後に国際的テロ組織があるといい、西側メディアは、ロシアがカザフスタンへの影響を強めるために背後にいる可能性も、と報じているが、どちらも未確認。今のところは、私腹を肥やしてきた前大統領と一族に対する不満が、LPGガス(現地では車の燃料として使われている)の高騰を機に火を噴いたというのが、今のところ有力。数十人の死者が、暴動側にも警察側にも出ている。


 カザフスタンは比較的政治的に安定した国だと思っていたのだがなあ。一帯一路の要衝というか主要経路で中国との関係が深まっている中で、ロシアが「ここはもともとソ連でこちらの仲間」と影響力を強めようとしたのかなあ、とも思うし。


カザフスタンと言えば。


 年末のABUソングフェスティバル(アジアの最新ポップミュージックを紹介する歌謡祭)で、2019年以来二度目の登場となった、カザフスタンの歌手ディマシュ・クダイベルゲン。6オクターブの声域の圧倒的記歌唱力、190㎝を超える長身でイケメン、昨年はアメリカのチャートにも入るなど活躍の幅を広げているが、今回は玉置浩二さんの「行かないで」を日本語で披露してくれている。
 この曲は、かつて中国で、中国の国民的人気歌手が中国語でカバーしたのが空前の大ヒットをし、今も国民的名曲として愛されている。ディマシュくんは中国の歌手登竜門コンテスト番組でこの歌の中国語版を歌い、観客ボロ泣き、話題となった。YouTube上では、ディマシュくん中国語版と玉置浩二さんの香港シンフォニックコンサート版を比較する動画、リアクション動画がものすごい数上がっていて、世界中で、誇張でなく世界中、ロシア語圏中国語圏からアジア一帯、米国欧州、アフリカの人までが、見ては涙を流すというリアクション動画が何十本もあり、それぞれが数万のビューを獲得しているというすごいことになっている。ディマシュくんのおかけで世界中の人が玉置浩二さんのことを発見するという事態がここ二年ほど起きているのである。
 ディマシュくんについては、2018年かな、仕事をしていた最終段階、某グローバル音響機器関係の仕事の折にちょいと提案したのだが、時期が早すぎて空振り、反応も鈍かった。ここにきて、ようやく世界でも認知されてきたよう。
 2018年の中国語の歌唱もすごかったが、今回の日本語の歌唱では、前半、さらにウィスパー成分を増やした静かな立ち上がりから、クライマックスの超超高音を地声と言うかミックスボイスでシャウトするところから、MISIAも真っ青のホイッスルボイス、そして最後の鼻腔とチェストを共鳴させる超低音まで、その技術のありったけを披露してくれています。「感動する」「泣く」だと、(私見ではというか、世界のYouTubeコメントでもだいたいそう)玉置浩二さんの勝ちだと思うけれど、ボーカル技術の展覧会のようなディマシュくんの歌唱は、音楽好きな人なら、とりあえず、聴いた方が良いと思います。


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