ウクライナへのロシア侵攻中のFacebook投稿保存 3/7 分 優れたふたつのインタビュー記事から、新聞社の「ジャーナリストを食える職業にする」機能について考える。あと、公立中学の歴史の先生の、みごとなウクライナ歴史と戦争の構造まとめをシェア。
3月7日 10:26 ·
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「にわか勉強」について
これは別途、noteに転載
3月7日 11:02 ·
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今朝のNHK BSワールドニュース、ついにロシア国営テレビを扱わなくなりましたね。残念。これは正しくないと思うよ。他の報道で、プーチンが報道を締め付けているのはわかっているわけで、その中でロシア国営テレビの報道内容を見ることで、プーチンの戦略、頭の中を読むことはできるわけだから。NHKに抗議します。後藤君、よろしく。
その代わりにスペインTVEというのが扱われるようになり、なかなか興味深い。
今、スペインの政権は社会労働党という中道左派政党と、ウニダス・ポデモスという、もっと左寄りのミニ政党連合、みたいなのの連立内閣第2次サンチェス内閣というのなんだけれど、サンチェス首相が、ウクライナへの武器の提供をしようというのに、ポデモスの二閣僚が公然と反対、というニュース。ポデモスの主張とキャラクターと言うのは、日本でいうと共産党+れいわ新選組に近い。立憲民主と共産党とれいわが連立政権を組んでいる、という状況。日本でもこの前、1日か、ロシアへの非難決議を衆院で全会一致でしようと思ったら、れいわの三議員が反対、ということで話題になっていたけれど。「ああいうのは全会一致でやるもんだ。速度とタイミングも大事なんた。そうでないと意味がない」みたいに怒っている人がいっぱいいたけれど、これ、もう一歩進んでスペインみたいに「武器をウクライナに」みたいな話になれば、これは当然、意見は割れるんだよな。れいわの主張も、読めば納得できるので、戦争になると、国会がいきなり大政翼賛会みたいな「異論は認めない」になるより、れいわのような存在と振る舞いを含んでいる方が、まともだと僕は思います。
話はずれたが、ロシア国営テレビが外されちゃったけれど、アルジャジーラはドンバス地方のロシア分離派が制圧された地域にも記者を置いて、ウクライナ側の砲撃が続いていることを報道し続けたり、シンガポールCNAが、ロシア軍報道官の会見映像(先週までロシア国営テレビで見慣れた人なので、そこからの映像だと思う)を使ったりしていることで、かろうじて反対側からの情報も取ることはできる。
しかしなあ、NHK、イカンと思うぞ。「遺憾に思う」というのの意味が、なんだか謝るときにも、人を責めるときにも使われちゃって、意味が頭に入って来ないのは、「それはいかん」(いけない)というのと、音が一緒だからだよな。突然、言葉おじさんの分析が入りました。失礼。
コメント欄補足
原 正樹
月曜が貧弱なだけ(たいていPGAツアー中継が入っているので)で、明日からロシア国営テレビ、復活してくれるならいいのですが。BSが1波になってワールドニュースがなくなったら・・・・どうしよう。YouTubeで見られるアルジャジーラとかも英語だし、この「世界国営公共放送級のトップニュースを同時に並べてみる」この番組の素晴らしさ、貴重さというのを、NHKには分かってほしいなあ。のこしてください。
3月7日 13:20 ·
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もう一度。みんな、
新聞は終わったみたいに言うけれど、「にわかお勉強家」としての知的水準は、朝日新聞記者とか、やっぱり、圧倒的に高いのだよね。
だから、東大教授にインタビューした内容を、見事にまとめてある。テレビでおよそ低レベルなコメントをしている太田光のようなのを喋らせるくらいなら、こういうまとめができる記者に5分間時間を与えた方が良い。
(参考まで、ツイッターから。
サンデー・ジャポン
太田光「ロシアとウクライナは一つの民族。ウクライナの人はアメリカよりもロシアと分かり合える。ウクライナの人達はロシアを恨んではいない。彼らは分かり合っている」太田光が大ロシア主義を言い始めて番組が終わった。これ、BPO案件でしょ...)
この朝日の記事、今回の紛争が起きてから、僕がネット上のいろんなところを見まくってにわか勉強しまくっておぼろげに分かってきた「ウクライナの起源」について、ものの見事にまとまっている。
「ウクライナとロシアの、民族と国家についてのいろいろある主張(プーチンの主張からのハラリ氏の主張まで)について、どう考えたらいいか」については、とりあえず、この記事読んだうえで、「ああ、事実は確定できず、政治的立場により異なる見方になるのだな」として、自分の考えを持てばよい。
と言う意味で、本当に必読なので、読んでみてね。有料記事なんだけど。
3月7日 13:37 · 朝日新聞デジタル ·
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で、この記事で、おそらく皆さんのスマホにも、ウクライナ地図が、カラーで表示されているのではないかと思うのだけれと、真ん中をドニエプル川が水色で流れているでしょう。
ジャーナリストの烏賀陽氏のツイート
「烏賀陽 弘道@hirougaya
ロシア軍の進軍ルートを見ていると、ウクライナを東西に分けるドニエプル川の東側を占領して分離独立、ウクライナを東西に分割したらロシアは目的を達成、停戦するシナリオがありえる。つまりキエフの陥落やゼレンスキーの追放あるいは逮捕はやらないかもしれない。」
なるほどね。そうかもしれない。
3月7日 14:26 ·
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昨日もシェアしたような気がするが、100%、同意たなあ。いや、ツイッター投稿を何度がシェアして来たけれど、この記事はしてなかつたか。
伊勢崎賢治さんの、今回のことについての見解を、毎日新聞が、上手にインタビュー記事にしてくれています。
特に良いのが、毎日新聞記者が質問として「普通こう考えますよね」「世界も日本も、主流の論調はこうですよね」という質問を合いの手にうまくはさんでくれていて、
伊勢崎賢治さんの主張のキモが、くっきりと分かるように記事化されています。
さきほどの朝日新聞のインタビュー記事でもそうなんですが、やはり新聞記者の取材力や文章力と言うのは、きわめて高い。
何度も紹介するフリージャーナリスト烏賀陽さんも、あの人、京大経済学部→朝日新聞記者AERA編集者、在職中にコロンビア大学国際公共政策大学院(アメリカ)修士(国際関係論)取得。専門は軍事研究・安全保障論。そういうレベルの人材を育てる器として、新聞社っていうのは、大事なんだよな。
販売部数が落ちて、広告媒体価値が落ちて、経営が悪化して、なのだけれど、とにかく「ジャーナリズム」が死なないように、優れたジャーナリストが食える、きちんとした待遇で働ける環境だけは維持しないと、ほんとに日本、終わると思います。
3月7日 18:42 ·
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さとなおくんが教えてくれた、彼もおすすめの、ウクライナとロシアの国の、もともとできたところから現在の状況までの、いちばん分かりやすい説明。必読。みんなに、まず見えているのは、ウクライナ語話者の地域ごとの比率。