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『キミと手を合わせた日を、僕は洗い流す』

手をこすり合わせる。

白い液体は、
水にとけ、
空気をまとまりつかせ、
小さな球体をつくっていく。

やがて
重さを失う。

見上げて泡を

キミが横にいた日々、

キミと手を重ねられた時、

すべてが
はがれ落ちて、
排水口の中に
吸い込まれていった。

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