パズルの紹介
はじめに
パズルの定義を正確にすることは難しいが娯楽の要素が強く知識がなくても考えれば解くことができ、1人で取り組むことができるものが一般的にパズルとされている。今回はパズルの種類をコメントを付けながら紹介する。
1,アナログパズル
a,ペンシルパズル
ペンシルパズルとは鉛筆を使って解くパズルのことである。迷路や数独、クロスワードパズル、点つなぎのようなシンプルで手軽なものが多い。
b,ソリティア
ソリティアとは「1人遊び」という意味である。代表的なものだとクロンダイク(単にソリティアとも言う)、ペグ・ソリティア、スパイダーソリティアなどがある。ペグ・ソリティアは理屈で解けるが、クロンダイクやスパイダーソリティアは運要素を含んでいる。
c,ロジックパズル
ロジックパズルは論理を用いて解くパズルである。油分け算や正直村と嘘つき村、川渡り問題などがある。
d,計算を用いるパズル
他のパズルも計算を用いる側面があるが、特に計算を中心としたパズルをここで挙げる。魔法陣や虫食い算、10パズルなどがある。難しいものになると数学の知識が必要になることもある。
e,ボードゲームを用いたパズル
ボードゲームの1場面を抜き出したパズルとして、詰将棋や詰碁などがある。同じ麻雀牌同士を消す上海や四川省などもある。
f,メカニカルパズル
専用に作られた道具を用いるパズル。種類が多いので、さらに細かく分類する。
f-1,並べるパズル
ジグソーパズルやシルエットパズルなどがある。知識がなくても手を動かせば解ける印象がある。ピースの形をヒントに解き進めることができる。
f-2,動かすパズル
箱入り娘や15パズルなどのスライドパズル、マッチ棒パズル、天秤パズル、ハノイの塔などがある。数学と関係が深く15パズルは群論、ハノイの塔は漸化式と繋がりがある。
f-3,立体パズル
知恵の輪やルービックキューブ、箱詰めパズルなどがある。立体だと平面より考えるのが難しい印象がある。ルービックキューブは群論と繋がりがある。
g,言葉遊び
アナグラムなどの言葉を使ったもの。計算よりひらめきや知識の方が大切になる。
2,コンピュータを用いたパズル
知恵の輪などを除いてほとんどのアナログパズルはコンピュータ上で再現可能である。一方で、コンピュータを使えばアナログではできないような、新たな種類のパズルを生み出すことができる。倉庫番やライツアウト、テトリスなどの落ち物パズルやマインスイーパなどが例として挙げられる。さらに発展的なもので言うと、ゼルダの伝説や青鬼のようにパズルの性質を持ち合わせながらストーリーやアクションと組み合わせたものもある。
3,パズルと数学の違い
パズルについて調べていく中でパズルと数学は分野にもよるが、かなり近い性質を持ったものであるように感じた。では、パズルと数学は何が違うのかというと、個人的には一般的な場合を考えるのが数学で目の前にある問題をとりあえず解くのがパズルであると考えている。例えば目の前にある5段のハノイの塔をとりあえず解くのはパズルで、n段のハノイの塔の解き方や最小手数を考えるのは数学であると言える。
参考にしたもの:パズル - Wikipedia
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