【開催報告】第1回オンラインセミナー「海と食文化〜奄美大島の伝統漁法「追い込み漁」と藻場再生〜」
『ウォーターフロントアクティビティプロジェクト(WFAP)』は、日本財団「海と日本PROJECT」の助成事業として開催される、海の環境保全や海を契機とした環境問題全体への意識付けと実際の行動を促すプロジェクトです。
<WFAP公式サイト>
2023年は、2つのテーマを元にそれぞれ4回のイベントを開催いたします!
テーマごとに、知る、興味を持って頂くきっかけ作りとしてのオンラインセミナー3回と、好奇心を育てることを目的とした体験を通して学ぶリアルイベントを1回を実施予定です。
■【終了しました】第1弾テーマ:海と科学~みんなで紡ぐ未来の海~
■第2弾テーマ:海と文化~みんなで紡ぐ未来の海~
第2段テーマの第1回目のオンラインセミナーが終了しましたので、開催報告です。
今回のテーマは「海と食文化〜奄美大島の伝統漁法『追い込み漁』と藻場再生〜」。
幅広い年齢層の方からお申し込みをいただき、大盛況のイベントとなりました!申し込みいただいた皆様、ありがとうございました!
今回のセミナーでは、瀬戸内町で追い込み漁を行っているただ一つの漁船「池田丸」・池田さんと、瀬戸内町にて藻場再生やマングローブ植林などのブルーカーボンに寄与する活動をしている株式会社オーシャナ代表・河本さんをゲストにお招きし、追い込み漁の歴史と現状の課題、そして藻場再生が海にもたらすことについてお話いただきました。
池田さんからは奄美大島の海のここ数十年の変化についてリアルなお話を聞かせていただきました。昔は海でたびたびジュゴンが発見されていたとおっしゃっていたのには、驚きましたね!
また、河本さんが最後におっしゃっていた、「個人ができることの入り口として、まずは海遊びをやってみてください!」という言葉がとても印象に残っています。まずは海を目一杯楽しむことで、海という存在の身近さを感じられるのではないでしょうか。そこから少しでも海の未来について考えるきっかけが生まれる、そういった機会を増やしていけたら良いですね。
セミナーを通じて参加者からは「海を守ろうと活動しているお二人をとても尊敬します。私たちもただ応援するだけでなく、このことを自ら発信していきたいと思いました。」という声も挙がりました。海について考える機会、海を身近に感じる機会は人それぞれです。身近な人とシェアすることで、少しずつでも海との距離が縮まればと思います。
普段生活をしている中では実感を持ちづらいかもしれませんが、海と私たちの日常は非常に大きく関係しています。 セミナーのお話を聞いて、皆さんの日常に少しでも変化が生まれたら嬉しいです。