展示会で過剰な呼び込みをやめてもらえませんか？っていうお話。
※かなり燃えてきたようなので、当初から内容修正してます。
先日、ビッグサイトで開催されている「Japan IT Week」に参加してきました。
この展示会、IT関連では一番大きな展示会、という事で、各メーカーさんともにかなり力を入れて参加している展示会だと思います。
ただ、その「力を入れている」が行き過ぎちゃって、かえって治安が悪くなっているなぁ〜なんて思ったので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。
主催のRX Japanさん：過度な呼び込みをしている一部企業のせいで、展示会全体のイメージが下がってますよ。早めの対策を。
コンパニオンの皆さん：私も含め、皆様の絶え間ぬ努力を理解できない人間が多数いました。プロフェッショナルリズムを理解できなくてスイマセン。
参加者の皆さん：悪いのは過度な呼び込みをしている企業や個人です。現場の人に八つ当たりはしないでくださいね。
過度な呼び込みをしている社員の方：お互いビジネスなのでエスカレートするのはわかりますが、自重をお願いします。
提言１：主催者へ、治安悪化対策をお願いします。
展示会って、出展するメーカーさんにとっては、顧客候補が勝手に集まってくれる千載一遇のチャンス！それはもう「顧客候補の目に止まって、興味を持ってくれる事」に全力を注いで展示会企画をしていることでしょう。
それこそ、ブースデザインにお金をかけ、社員総出で顧客対応をし、興味を引いてもらえるように各種ノベルティを配って、まずは足を止めてもらう。
そして他社もノベルティを配り始め、コッチに向いてくれないようになると、なんとか話だけで聞いてほしくて執拗に追いかけたり、通りを塞いで情報を抜き取ろうとする。
先日行ったJapan IT Weekでは「ココは夜の歌舞伎町か？」と思うほどにしつこい勧誘や、過度の追っかけなどが見受けられました。もはや一人で歩くには危険が危ない！ってくらいの治安の悪さでした。
（あとで情報を頂きましたが、それを行っているのは外部委託の方ではなく、出展者の男性社員ではないか？という話がありました。）
涙ぐましい企業努力がある上で、顧客情報を手に入れようとしているし、顧客側もタダで参加しているので、得られる情報の対価として、営業をうけるというバーターはあっても然るべきだとは思います。（だって、それがビジネスであるのですものね。慈善事業じゃありません）
ただ、このまま放置すると、おそらく「IT系展示会は治安が悪い」なんてうわさ話が立たないとも限りません。そうなると出展企業さんの心が離れていく可能性もあるので、主催者の皆さんには上記のような過度な営業行為を取り締まって欲しい限りです。
提言２：コンパニオンさんへ、皆さんの業務に関する理解不足で心をざわつかせてすいません。
これは提言、というよりは謝罪です。
私もそうですが、「コンパニオン」という職業に対して大きな誤解があったようです。我々参加者からすると、ビラとノベルティを配っているだけの人、という印象でしたが、SNSでのやり取りで、プロフェッショナル意識を持って対応している事がよくわかりました。
同時に、私のように無理解である参加者も同じように多いこともわかりました。
この双方の意識の違いがあるもの、おそらく一人一人の個人として、この意識の溝が埋まることはないでしょう。
「何いってんだ！お前がこんなnoteを書かなければ、問題なんて表面化しなかっただろ」と言われれば、おっしゃるとおりです。全面的に原田個人としてしでかしたことです。深く謝罪します。
少なくても約4万のインプレッションで見た方の心に何らかの問題を表面化させてしまったことは間違いないでしょう。改めて深くお詫び申し上げます。
しかしながら、私と同じような印象を持っている人間がいた、という事実だけはあります。一言で「コンパニオン」といっても玉石混交である。という事は私個人としては理解しましたが、まだまだ世間では理解が足りていないかもしれません。
もし、なにかの機会にそのプロフェッショナルリズムを世間に広めるための活動等があれば、できる限りのお手伝いをさせていただきたい所存です。
（これ以上何もいうな、というのであれば、それも対応します。）
提言３：参加者へ、無料参加であることを理解し、現場の方への八つ当たりは止めてください。
これもSNSでの書き込みでしか情報は得られていませんが、ブースでの登壇中に会場通路を塞ぐくらいの人だかりが出来たときに、人員整理をしていた方に「うるせぇ」と暴言を吐いた人が居たそうです。
私も確かに提言１に書いたような過度の呼び込みに嫌気がさして、かなり精神力が削られて、心に余裕がない状態になってました。
もしかしたら、虫の居所が悪ければ、私だってそんな暴言を吐いていたかもしれません。
ただ、お互い大人なのですから、自重しましょう。相手だって人間です。
それと、これら展示会、出展者は多額の参加費を払って参加しています。ただ参加者の多くは無料で参加しています。
このイベントにタダで参加している。この意識だけは持っておいたほうが良いでしょう。
タダの情報なんてものは世の中に存在しません。必ず何処かの誰かがデータ収集、整理、そしてみんなが見えるような形にするために人の手が入っています。
人の手が入る、という事はコストが発生している。とイコールです。
無料で得られる情報には限度があることをお互い常に心の中にとどめておきましょう。
提言４：過度な呼び込みの自重をお願いします。
SNSでの書き込みから、提言１で書いたような過度な呼び込みは出展企業の社員が自らやっているのはないか？という情報が多く集まりました。
展示会も高いお金を払って参加しているので、おそらく「少しでもリードを多く取りたい！」という思いもあるし、そういった会社からのプレッシャーもあることでしょう。
ただ、そういった行為自体が展示会全体のイメージ悪化に繋がっている事は明らかです。
次回の展示のときは節度を持った営業活動を強くお願いします。