皆さま、お足元の悪い中、本日はご来場いただきありがとうございます。
当博覧会は、ウルフルズの『ガッツだぜ!!』を様々な様式で表現した作品を展示しております。
どうぞ、ごゆっくりご覧になってください。
標準
≪解説≫
『ガッツだぜ!!』史に残る偉大な原典でもあり、全ての始まり。
第三者視点から放たれる独自の言語感覚を反復させ、浪速的諧謔心に溢れる詩を精神を高揚させる黒人舞踊音楽に乗せることで日本音楽に輝かしい火を灯した。
エセ関西弁(訳:東北人)
≪解説≫
ウルフルズには関西弁バンドの印象がありながら、全く関西弁が盛り込まれていない。そこで『ガッツだぜ!!』を強引にも東北人が編集を行った物。
母語である関西弁との相性はやはり高く、とても美しい調和が生まれている。
ウルフルズのアイデンティティをあえて煽情する内容は批評精神を強く感じさせる。
本作は各地に影響を及ぼし、地域に土着する方言と結びついた『ローカルガッツだぜ!!』と呼ばれる作品群を形成する礎になったとされている。
しかし、本作に匹敵する『ローカルガッツだぜ!!』はいまだ存在しない。
英語版
≪対訳≫
※サビのみ抜粋
君の名は?「パワフル・タイムマシンです」
離れられないんだ だから、私の月でステキに歩いてくれ
君の名は?「いっぱい楽しいことやる夫だぜ!」
制御不能で俺はケイトに言ったんだ「ベーコンナイト戦争だ」
再翻訳(日→中→葡→西→英→日)
≪解説≫
世界各国の言語を行脚し再び日野出国へ帰還した詩は、原型を保ちつつ観衆に新たな切り口を提示している。近似した表現ながらも、諸国を眺望してきた形跡は、より確信めいた形に変貌している。
特に「私は自分自身を見つけることができない」といった一文は、「物自体は不可知である」というカントの主張に通じる。
さらに「飲む、する、味わう、味わう」は、悲観的な人生の構造を端的に表したものを我々に再認識させてくれる。
非常に”味わい”深い詩である。
ファイナルファンタジー風
≪解説≫
解き明かされしアカシックレコードをせいぜい利用させて貰って擬似的に発生させた愚かな古来よりアカシック・レコードに刻まれし永遠なる英知は、いいか、これは独り言だぞ…他と比べてもラグナロクでかろうじて存在を維持している。
帝国式な言葉の星屑からこの世に存在せぬ殺すか殺されるかのこの世界へ竜騎士の真似成し遂げる。
・・・それは、運命の中心(CORE)へと向かう三人の青年と一人の少女の物語・・・
4分33秒
≪解説≫
本日はご来場いただきありがとうございました。
by レイレイ・セフォー
https://twitter.com/Rayray_sefo