
日記〻どんなときでも、おいしいものを食べる
3日坊主でも大丈夫、3日間で区切る日記をつづける。
12月26日(木)
11時に告別式、12時に出棺。
朝はしっとり雨が降っていたのに、出棺の時間にはすっかり晴れていた。
家族や親戚と一緒に骨上げを終えて実家に帰る。
ここ数日の疲れを振り切り、兄の号令で押し入れとかをひっくり返して掃除。
なんでこんなにものがたくさんあるのか。
久しぶりにまともな晩ごはんで家族4人でぎゃあこら話し、ヒートアップしてひとりひとり順番にお母さんと喧嘩した。
12月27日(金)
家のまわりをぐるっと大きく散歩して、静かで気持ちがいい時間。途中、田んぼの真ん中で白鷺を見つけた。凛々しいのでじっと見つめていると、バサっと飛んでいってしまった。
帰宅してからたまっていた日記をnoteに書いてアップする。文字をこねこねと編集していると頭が真っ白になって落ち着いた。
晩ごはんの買い出しの時に明日はカレーを作るぞ。と決心をし、13種類のスパイスがふんたらのルーをカゴに入れたら却下。バーモントカレーの甘口に差し替えられそうになって焦る。結局はバーモントカレーの中辛で手を打った。
12月28日(土)
朝ごはん食べ、9時過ぎからカレーを作る。
イヤホンで耳を塞ぎ、ROOMのポッドキャスト「ムダってなに?」の上出さん&阿部祐介さんの回を聴く。旅と持ち物、心配し過ぎることなど。「ムダ」という主題で豊かなトークが広がっておもしろい。
手元で玉ねぎ2個とにんじん3本、じゃがいも4つを適切に切って、肉とサラダ油でしっかり炒め、コトコト煮込んでルウを入れる。キッチンがカレーの匂いでいっぱいになった。
お昼にみんなで食べ、兄が「うんまっ。こういうのが食べたかったー!」とおかわりしてくれた。
どんなときでも、おいしいものを食べるんだと心に決める。