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日記〻「赤い電車は羽だから」

3日坊主でも大丈夫、3日間で区切る日記をつづける。

11月14日(木)
ミーティング後に「みんなのすきな食べ物は何か?」という話で大もりあがりして今日も愉快な一日。フライドポテトの細さの話で白熱し、どこのポテトが1番か?という問いにいつも通りクアアイナ!と答えたけどもう何年も食べていない気がする。それから、いつだって◯◯の可能性がある。と思っている人・思っていない人の話にもなりかなりおもしろい。◯◯のつもりで生きていくぞ。と帯を締めた。


11月15日(金)
高田馬場駅を早足で歩いていたら「今日も笑顔でさわやかに」と書かれた鏡が目に止まる。またも笑顔を促されることについて考えながら品川へ。
羽田に行くのが久しぶりでわくわくする。京急のホームでBGMをくるりにしてばらの花赤い電車を聴きながら「赤い電車は羽田から」のところを「赤い電車は羽だから」とも聴いていい旅のスタートを切った。
荷物を預けてターミナル内をうろうろし、とらやで最中をふたつ。こしあんと白あん。むっちゃんと合流して、小さいおこわが入ったお弁当を調達。搭乗を待ちながらシーサーのぬいぐるみと白あんの最中を交換した。
八丈島は今日も雨。ゲストハウスに着いて仕事したりまったりして、晩御飯は地元の居酒屋に行き突然呼ばれた島人がForget‐me‐notを歌ってくれてめちゃくちゃ上手い。ここにはない、東京の高層ビルに日が暮れていく様子が脳内再生される不思議。
ゲストハウスに戻ったら、MONO NO AWAREファンの方がたくさん泊まっていて深夜までおしゃべりして飲んでたのしい前夜祭になった。


11月16日(土)
強い風と吹き荒れる雨で目が覚めた。
朝ごはんを食べていたら少しおさまってきて、昨日仲良くなったファンの方の運転で聖地をいくつか巡って高まる気持ち。ライブ会場であるPOT HALLにはゲストハウスの女将が連れて行ってくれて優しい。たくさんの人と「ライブ行きますか?」と話がはずんで最終的には「昼夜どっちですか?」だけで会話が成立しているのが最高だった。
異邦人からライブがはじまる。あらゆる環境から、今日ここに来た人たちを思って感動。MONO NO AWAREの曲にはたびたび風を感じる。その風が吹くたび、表現の根底にあるこの土地の風土を想像する。ひたすら最高な時間だったわけだけど、最後の高速マイムマイムでライブハウスをみんながぐるぐる回ったこと。そんな事を2回もやったもんだから、落とし物が続出し、オークションみたいに持ち主探しがはじまってみんながにこにこと笑っていた。
いい夜。


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