日記〻まっすぐ歩けばいい道

3日坊主でも大丈夫、3日間で区切る日記をつづける。

11月17日(日)
にわとりの鳴き声で目が覚め、むっちゃんと布団の中でくすくす笑ってそれから起きた。八丈島3日目。リビングに降り朝ごはんを食べていたら新しいお客さんが来て、またもMONO NO AWAREファンの方でライブの話に花が咲く。昨夜の落とし物の持ち主探しで「新品のタオル(グッズ)をトイレに置き忘れた人」そのもので「あ〜〜〜あの時の！」っていう会話が繰り広げられて愉快。なんだそりゃあ。
お昼ご飯を食べつつ空港に向かい、羽田に着き、むっちゃんと別れてあっという間に帰路。好きな店でカフェラテを買い、家に向かって坂道を下る時の夕日がきれいだった。
まっすぐ歩けばいい道がすきだ。
いい旅だったし、帰ってほっとする家は最高。


11月18日(月)
起きてシャワーを浴びている時に、八丈島でそこにあったからを聴けた感動が湧き上がってきた。感情はいつも遅れてやってくる。行きの飛行機で「でもさ、作品が自分の中でいつよくなるかは死ぬまでわからないよね」と言ったことも思い出す。この場合の“よさ”についてももう少し考えを深めたい。
週末たっぷり遊んだおかげで終日元気だった。


11月19日(火)
インスタのストーリーズに表示された「俊…」という言葉にハッとしてLINEニュースを見、谷川俊太郎さんが亡くなっていた事を知る。かなしい。
Spotifyで「沈黙」や「歌に恋して」の朗読を聴いてからのそっと起きる。
外は晴れていい天気だし、窓を開けて掃除機もかけてみる。だめだ。かなしい。
帰宅しても明日の仕事の準備をしなくちゃ悲しんでいられないと思ってこらえる。悲しい時に上手にかなしめず、それがかなしい。