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日記〻雨がしたたる丸い窓で、ぽつんぽつん。

3日坊主でも大丈夫、3日間で区切る日記をつづける。

12月11日(水)
宇多田ヒカルのSCIENCE FICTIONツアー音源を聴きながら出勤。
生演奏の厚みを感じつつも、たまに入る「みんな〜!」の声がこなれてなさすぎてきゅるきゅるする。と思っていたら「こういうのなれてなくて….」というMCがあってわーっとうろたえた。
聴いていくうちに、ライブにおける観客への煽りっていつからあるんだろうとふしぎな気持ちに。
仕事中も聴いていたら「ご対応宇多田けるとのこと、」とメールを打ちまちがえて、ひとりでウケていた。
今日もミーティングがたくさんの日で、いちはやく戦力になれるように頑張ります。ということばがあって(せんりょく)と頭のなかでずっと咀嚼していた。


12月12日(木)
小杉湯いきたいと思う日だいたい木曜。
早起きできたので日記をまとめ、よしよし!と思う。
新しく買ったぶどう色の靴下を履いたら、床でいつもより多めにすべる感じがしてすい〜〜すい〜〜っとスケート選手の真似ごとをした。
洗濯をまわしてベランダに干し、指先がめちゃくちゃつめたい。ふいに、実家の庭先で洗濯物を干していたお母さんが思い浮かんで短歌っぽい瞬間。
お昼に十穀和長におにぎりを買いに行ったら
←まわり道→
という看板とばちんと目があってはっとする。
まわり道、まわり道。


12月13日(金)
新宿バルト9でサカナクションのライブ映像を観た。
でかい。山口一郎さんがとんでもなくでっかくて、この日の指先にばんそうこうが貼ってあった事に気がついて(ばんそうこう….) と思いながら観、まわりの方々が振り付けをやったりちいさく歌ったりしていたのでライブ感が出てよかった。
ナイロンの糸の演出がとてもすきで、雨がしたたる丸い窓で、ぽつんぽつん。
最後のMCで一郎さんが、「あの時、自分を止めてくれてありがとうございます。」と事務所の社長に伝えていたのが心に残った。この先を見据えての一時停止、前向きに足を止めること。
勇気を持って、やめよう。と言い出せる人がチームにいることは素晴らしいことだ。
「いやあ〜よかったね〜え、飲んで帰ろうよ。」とお誘いして三丁目をうろうろしてやきとりとかエリンギバターウィズビール。YEBWB。
熱燗で酔鯨も飲んでいい気分で帰った。

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