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71日間地球ひとまわり(1)ラスベガスに寄り道。地球の生み出した絶景に息をのむ

イランに行ってしまうとEATAの申請だけで入国およびトランジットが不可能になるアメリカ合衆国。
それならばとイランに旅行する前にと、駆け込みで出かけたヒューストンにあるNASA宇宙センター。
私が出かけた今年6月は、日本からヒューストン行きの直行便はなかった。乗り換えにしてもいいお値段。
この時期、円安が着々と進んでいた。
そこで選んだ安価なアクセス方法は、LCCを使ってロサンゼルスに行くルートだった。
東京→ロサンゼルスの片道航空券を購入。
次にロサンゼルス→ヒューストンの片道航空券を購入すればよいのだが、
地図を見ていて気付いたことがあった。
ロサンゼルスからラスベガスって飛行機で1時間半程度。
車でも移動できる距離(人にもよるが)。

そこで閃いたのが、アンテロープキャニオンの存在。
標題の写真のように浸食した砂岩が独特の形状を作り出す場所。
その存在が、ずっと気になっていた。

アンテロープキャニオンは、ラスベガスのあるユタ州ではなくて、隣接するアリゾナ州にある。
ロスからもツアーに参加すると行くことができるが、ラスベガスから行く方が移動距離が短い。

と言うことでロス→ラスベガスの片道航空券を購入した。
ロスについてから急ぎ足で、サウスウエスト航空の便に乗り換える必要がある。
到着したターミナルビルから出発便の搭乗ゲートのあるビルまで歩いて移動。
歩いて移動できる範囲だからほっとしたものの遠いこと。
30分近く歩いた。

搭乗ゲートに到着後、飛行機は定刻でロスを出発。
一路、ラスベガスに移動。
ラスベガスの空港はカジノの地、空港ターミナルビルの真ん中にはカジノが鎮座。スロットマシーンなどの各種オートマシーンが並ぶ。
なんだかパチンコ屋のようにも見えるぞ。

ラスベガス空港についてから宿泊先に移動。
今回の宿泊先は、ピラミッドの形が特徴的なホテルピラミッド。
空港から数キロの場所にある。

空港からシャトルバスで移動が可能なのがありがたい。
じゃないと6月と言えども砂漠の中にあるラスベガス。
歩くと干上がりそうになる。日中はホテルから数百メートル先にあるマクドナルドに行くのも難儀なぐらいだった。日が暮れると少しは涼しくなるが、怖いので歩きたくない。

ホテルに到着後も、フロントまでの遠いこと。
どんなに広いホテルなんだろう。
さらにチェックインを終えて部屋に向かうのだが、
エレベーターまで移動するのにカジノを通らないとたどり着けない。

またホテル内のコンビニや食事に行くためにも、カジノを通らないとアクセスできない。
とにかくカジノが中心なのである。
カジノが目的じゃない私は、危ないものに近づかないようにカジノをスルーする。

エレベータを降りてからも、部屋までが遠い。
そして、ようやく到着した客室もも広かった。

しかしシャワールームはさほどじゃなかった。

このホテルピラミッドに2泊した。
到着日の翌日、ラスベガスで途中下車した目的地のアンテロープキャニオンにお出かけ。
車が運転できないので、ラスベガス発着の日帰りツアーに参加した。

翌朝、ツアーバスがホテルに迎えに来る。
20人乗りぐらいのバスで、各国から来た観光客が混載。
英語のガイドの他に、スペイン語を話すスタッフと日本語を話すスタッフも同乗。
日本語を話すのは私だけだったので、日本語専属ガイドが着いた状態。
現地に長く住む日本人のオジサマで色々詳しい方だったので、観光地の話の他、途中経過する地域の地質の話等多岐にわたり解説してもらった。

ちなみに参加した日帰りツアーの立ち寄り先は、アンテロープキャニオンの他に近くにあるホースベントシューと言う馬蹄型の渓谷にも立ち寄った。
まずはホースベントシューから。

バスを降りて、荒野のような道を歩くこと15分。
とにかく暑い。

しばらく歩くとようやく見えてきた、ホースベントシュー。
まさに馬蹄型。

絶壁から下に流れる川を見下ろす形になるが、足もとの地盤が緩いそうな。
端によりすぎると危ないので、注意して見学するようにと警告あり。

途中、こんな感じで岩場もあるが、登っていると時間切れなので遠目からの見学のみとする。

ホースベントシューの見学を終えると、次は目的のアンテロープキャニオンへ。
こちらは10人ずつの2グループに分かれて地元ガイドの引率に従い見学。


階段を下りてガイドに従うと、不思議な光景が周りを囲む。
数百メートルの空間の中に、自然の織り成すユニークな形状の壁が続く。

訪れた6月はマスク着用が義務付けられていたので、マスクを着用して見学。

上を見上げると、空が見える

そして、雑誌に掲載されて一躍有名になった岩の前で説明が始まる。

ちなみに、このアンテロープキャニオンはアッパー部分とロウワー部分の2階層あるそうな。今回訪れたのは後者。
また、このユニークな場所が発見されたのは約30年前。
地元に住むネイティブインディアンの子供が遊びに行ったときに偶然見つけたらしい。
砂岩の弱い地層が流水などによる浸食により、生み出されたそうな。

地球上にはまだまだ面白い場所が色々あるんだな。
目的が果たせて大満足。
見学は以上の2か所で終了。

あとは片道5時間かけてラスベガスに向かいはずだった。
しかし途中でクーラーの調子が悪い。
私は前方席だったのでさほど暑さは感じなかったが、後方席は蒸し風呂状態だったそうな。
天窓を開けて走ったものの効き目無し。
どうもクーラーのガスに問題が生じたようだ。
それでも、だましだましで片道5時間かけて、ラスベガスの町に到着。
往路と異なり、復路は渋滞にも巻き込まれずに予定通り19時過ぎにホテルに戻った。

ピラミッドホテルの前にあるフードコートに食事に向かった。
クリスピードーナッツが1個300円(2ドルちょっと)には驚いた。
ハンバーガーショップのキッズセットが5ドル(700円)だったので、
注文すると「本気か」と笑われた。
ナゲットとコールスローと大きなコーラ(日本のマクドナルドのLより大きい)だけあれば十分なんだけどな。
12ドル(1800円)近く支払って、ハンバーガーとポテトのLサイズ+大きなコカ・コーラだと食べきれないもんな。

と言うことでラスベガスのミッション終了。
いよいよ、明日はヒューストンに移動。
ドキドキ。



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