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最近のドラマ事情

私とにかくドラマが大好きでして。
毎クール必ず始まる前に、どの局で何時からどんなドラマが放送されるのかをしっかりチェックし1話を見逃さないようにしている。

2024年春スタートのドラマについては、始まる前から気になる作品がたくさん!
現在は脱落してしまった作品もあるのですが、当初チェックしていた作品は以下の通り。今日はこれらのドラマのちょっこしレビューをできればと。


①アンチヒーロー

豪華な俳優陣と、スケールでかめの設定と、悪役の顔芸が見どころの・・・みんな大好き!日曜劇場。
今回も世間の期待に見合った素晴らしい仕上がりになっていると思う!

まずは俳優陣。みんな演技すばらしか・・・!
主演の長谷川博己さん。私の中で西島秀俊さんとポジションがちょっとかぶるイメージだけど、断然長谷川さんの偏屈そうな雰囲気のほうが好み。演技もサイコパス感でまくりで大好きだ。

長谷川さんの部下を演じる、若手弁護士の堀田真由さんと北川匠海さん・・・これまたどちらもめちゃめちゃ落ち着いた演技で安定感がある。
堀田真由さんいつの間にか売れっ子になっていた印象。

顔は地味めだし、似た雰囲気の人が何人も思い浮かぶんだけど、声のトーンがとても落ち着いていて見た目よりもしっとりと大人っぽいのが唯一無二の魅力だと思う。

北村匠海さんはいわずもがな。

逆境に立ち向かう向上心ある若者の演技がほんとうにお上手だ・・・。その他の俳優陣も豪華、というか日曜劇場といったらこの人よね!みたいな脇役の方々が代わる代わる登場して、その安定感に毎回唸らされている。

そして物語のスケール感についても申し分ない。
巨悪に立ち向かう一人の弁護士。いわゆる正義の弁護士ではない。何かの目的のためにあらゆる手段を駆使して自分のシナリオ通りに裁判を進めてゆく。
最初はその目的がなんのか、敵対する悪がなんなのかいまいち見えなかったのが回を追うごとに明らかになっていく感じ。ゾワゾワする。

そして顔芸・・・常連の歌舞伎役者が表舞台から姿を消してしまい、引き摺り出されたのは狂言師の野村萬斎さん。

スタイリッシュすぎていまいち期待はずれと思いきや、徐々に気持ち悪さ全開になってきて、たまらん。顔芸に関しては文句なし。「倍返しだ!」的な名台詞が誕生したら完璧だな。

一言のつもりが長くなってしまった。
見てない人はぜひ!毎週日曜夜が楽しみになるよ!

②アンメット

こちらも語り始めたら長くなりそう。
今期一番好きなドラマだ・・・。事故の後遺症で寝て起きたら前日の記憶がなくなっているという短期記憶障害になった脳外科医みやびちゃんの話。

医師として、患者のケアなど最低限できる業務を日々こなすみやびだが、手術などの医療行為は病状も踏まえて禁止されていた。が、ある日アメリカからやってきたエリート医師の三瓶先生の登場により状況は一変する。
記憶障害があるから医師の仕事ができなくなるか?否!身につけた技術や知識は失われていないから、手術だって継続できる!君ならできる!と、みやびに勇気と機会を与え続ける。
次第に自信と、そして記憶を取り戻しつつあるみやび・・・。

とにかくただの医療ドラマに止まらない見どころがたくさん。
三瓶とみやびちゃんの恋模様がどうなるのか?
・みやびちゃんの記憶障害の理由には何か黒い理由が隠されていそうで、その謎がなんなのか?
・毎回描かれるさまざまな脳疾患とその患者たちのドラマ。
・医療現場と思えないほど、ほのぼのした同僚たちとの交流。

全て見ていて心あたたまる。

医療ドラマってなんか苦手・・・という人もぜひ見てほしい。
人間が人間らしくあるために必要な機能はやはりすべて脳にあるんだと再認識させられるし、その機能の何かしらを失った時の大きな喪失感と、ただそれでも生きてさえいれば必ず希望があると思わせてくれる物語の匠さに毎回感動させられること間違いなしだ。

③95

「だが情熱はある」で素晴らしい演技を見せてくれた高橋海斗さん主演ドラマとあって、とりあえず見始めた。90年代渋谷を舞台にした物語。高橋海斗くんの数十年後を安田顕さんが演じていて、安田さんがある記者の取材を受け、過去を回顧する形で物語が進行していく。
正直伝えたいことがいまいちわからんのだが、なんとなく見続けていて来週最終回だ。高橋海斗さんの演技目当てだったが、それも結局うまいんだかなんなんだかあんまりよくわからない・・・。

④destiny

石原さとみの産後復帰初ドラマとあって、世間の注目度高めだったこちらの作品。
私は3話くらいで脱落してしまった。
どうやら亀梨くんが苦手みたいで、亀梨くんが出てくると拒否反応が出てしまい見続けられなかった。
ファンのみなさんごめんなさい。

⑤燕は戻ってこない

こちらはNHKドラマ。
アンチヒーロー、アンメットに続いて毎週楽しみで見ている作品だ。
日本では現在法的に認められていない代理母出産。それを秘密裏に斡旋してくれる業者があるという架空の設定(架空なのかな?)で物語が紡がれる。

子供を切望する夫婦(稲垣吾郎さん・内田有紀さん)とお金のために卵子と子宮を提供する貧しい女性(石橋静河さん)が出会い、契約する。
しかし、出産までにはさまざまなトラブルがあり、それを果たして乗り越えられるのか否か。物語は今佳境だ。

NHKのこの枠は、毎回重めのテーマを扱っていて面白い。整形が当たり前になった未来を描いた「きれいのくに」もなかなか気持ちが悪かった。思えばあれにも稲垣吾郎さん出ていたな・・・。

現在妊娠中の私は、不妊という壁にぶち当たることなく自然とあっけなく妊娠できたので、子供ができない苦しみというものを味わっていない。ただ、SNSでは毎日のように不妊治療に挑んでいる方々の投稿が流れてきて、意外と身近に不妊の大変さを感じている。
不妊治療ってものすごいお金がかかるし、体力も使うし、本当に辛いなと見ていて思う。
いろんな手段によって、子供を望む人たちのもとに子供がちゃんと生まれてくるようなそんな未来がきてほしいなと思いながら見ている。

⑥くるり

こちらもめるる見たさに見始めたものの3話あたりで脱落。
転落事故によって記憶を失っためるるの手元に残された男性用の指輪。この指輪がぴったりハマる男性を探すというお話なんだが・・・うーーん。今期は記憶喪失ものはアンメットで十分だな。

⑦滅相もない

期待せずに見始めたけど、結構面白くていつの間にか最終回まで完走していた。
なんとも説明しづらいので、公式サイトのあらすじを引用・・・。

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日本に突如現れた、7つの巨大な“穴”。三年余りの歳月を費やし様々な調査がなされたが、その正体は何もわからないまま。やがて政府は調査を打ち切り、穴への立ち入り制限も撤廃した。穴に入る人間は多く存在したが、未だに帰ってきた者はいない。そして、穴を神として、「穴の中には救済がある」と唱える者が現れた。名前は、小澤(堤真一)といった。
12月1日。リゾート施設に、8人の男女が集まっている。彼らは、小澤をリーダーとする団体の信者たち。小澤の説くルールでは、穴に入る前に、それぞれの理由を話し、記録しなければならないのだ。
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穴に入ることを決めた男女8人それぞれの物語を一話ごとに描いていく。
その回想シーンは、舞台仕立てで描かれる。ロケを行わず一つの舞台でさまざまなシーンを描き、脇役のキャストもいつも同じ。年齢に関係なく同じ役者が演じる。
物語は至って普通の話で大きなドラマはないものの、その演出に引き込まれる。

メインの役者たちももちろんだが、この脇役を演じるキャスト陣が地味によくてついつい名前を調べてしまった。
特に印象に残ったのは、安藤聖さん。

何で見たか覚えてないけど、他のドラマでも見かけたような気がする。とびっきりの美人とは思わないけど、ものすごく色気を感じる女優さんだなと思った。

⑧believe

こちらは天下のキムタク様主演のドラマ。

一応なんとか見続けているが脱落寸前の一つ。

大手建設会社に勤める設計士のキムタク。建設中の橋が崩壊し窮地に立たされた会社を救うべく全ての罪を負って刑務所に入る。黙って1年間の刑期を全うしようとしていたところ面会に来た妻(天海祐希さん)から病気で余命いくばくもないことを告げられ、急に心機一転。無実を証明するんだ!!と脱獄・・・。果たして無実を証明することはできるのかああああというお話。

カッコ悪くて泥臭いキムタクっていうのは珍しくて、そういう意味では見応えがあるけれど・・・
ドラマとしてはツッコミどころが多すぎてなかなか没入できない笑

⑨イップス

篠原涼子さん×バカリズムさんのミステリードラマ。

令和版古畑任三郎を目指しているという本作。ミステリー作家と刑事の凸凹コンビが毎回起きる殺人事件のトリックをコミカルに推理して事件を解決していくという仕立てで、まあ気楽に楽しく見られるので見ている。
ただ、イップス・・・というタイトルのとおり、二人はそれぞれ「小説家なのに突然文章が書けなくなる」「刑事なのに突然犯人を追い込むことができなくなる」というイップスを抱えているのだが、その感じがいまいち描き切れていないというか、軽くされている感じが気になる。
イップスというタイトルにしたからには、そこもう少し深刻に描いたほうが最後イップスから解放された時の気持ちよさが増すだろうにな・・・と思うのよね。

⑩9ボーダー

あ、これはもう書くことがない。
早々に脱落しちゃったやつ。今をときめく川口春奈さんと松下洸平さんということでとりあえず見始めたけど、無理だった。要素色々詰め込みすぎたな。
19歳、29歳、39歳の姉妹それぞれが抱える悩みと葛藤だけをもう少ししっかり描いてくれれば楽しめたかもしれんが、そこに加えて記憶喪失の松下さんの謎とか、行方不明の父親の謎とか・・・なんか本題がよくわからなかった。
私が見なくなってから展開が変わっていた可能性があるのでなんとも言えぬが・・・

ふううう
10作品分語り切った!
ちょっと後半疲れてしまって適当になっている気もするが。

見続けている作品に関しては、あと1〜2話で終わるものがほとんど。
夏を前にこれらの作品が終結してしまうのがとても寂しい。
どの作品も素晴らしい最後を迎えてくれることを願っている!アディオス!


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