面接を受ける「あなた」へのアドバイス
これまで面接官(試験実施側)を中心に記事を書いてみましたが、今回は面接を受ける受験者側を中心にアドバイスをまとめてみることにしました。
よく面接に関するアドバイス本では、「どうしたら質問に答えられるか?」「どんな質問が出るか?」「ドアのノックをどうしたらいい?」「面接の際の座り方をどうしたらいい」といった細かな内容も多いですが、実際の試験官はそんな細かいところを、いちいち見ていたりはしないものです。
面接官が、「あなた」について見るところは、「あなた自身がどんな人か」ということなのです。
ですから、面接を受ける「あなた」に対するアドバイスとしては、本来の自分の姿を見てもらおうと「自信を持って(堂々として)」面接を受けることをお勧めします。
しかし、実際に「本来の自分を出す」というのは結構難しいことなんです。自分は「緊張しない」と思っていても面接の際には、緊張してしまい、本来の自分を出せなかったということが多々あるのです。
そのため、面接シミュレーションをして、面接のイメージを広げておくことは、とても重要なことだと思います。
面接シュミレーションの勧め
面接シミュレーションとは、具体的にどうすれば良いのでしょうか?
それは実際の面接のイメージを、自分の頭の中で創り出すということです。すなわち、面接官の質問に答える「あなた自身」をイメージすることになります。その中で(イメージとして)質問の受け答え練習するのです。
さらに重要なアドバイスとしては、「自信を持った受け答えをする」ということです。
自信を持つことの重要性
ちょっと考えてみてください。あなたが面接官であったときに、
「自信を持って(堂々として)受け答えをしている受験者」と、
「自信なさげに受け答えをしている受験者」がいた場合、
どちらを採用しようと考えるでしょうか?
熱意を示すことの重要性
さらに言えば、
「『どうしても採用されたい』という熱意の感じられる受験者」と、
「その熱意が薄いと思われる受験者」では、
どちらを採用しようとするでしょうか?
そうなのです。面接試験とは、所詮人間と人間が、質問をしあう中で選抜する試験なのです。そのために短い面接試験の時間内で、その人物の全ての能力を見ることは不可能に近いのです。
ということは、その短い面接試験の時間内で、あなたはあなたの熱意とあなた自身を、面接官に知ってもらうようにすることが重要になるわけです。(当然ですが、面接官側からすると、「あなたがどんな人物か」少しでも見極めようとするのです。)
ですから面接試験では、如何にあなたは「採用されるにふさわしい人間であるか」を、相手である面接官に知ってもらうこと、そして、あなたの「採用されたい」という「想い」を如何に伝えられるかということが、ポイントになるわけです。
採用ガイドブックにあるような、「〇〇という質問には△△と答えたほうがいい」といったノウハウは、もはや関係ないのです。(むしろ、よく勉強している面接官にとっては、同じような質問に対して同じような答えばかり続くと、個性のない人だと否定的に判断されてしまう可能性さえあるのです。)
結論から言えば、あなたはもっと自分に自信を持ち、あなた自身に正直になり、その会社や組織に入りたいと言う想いや、その熱意を相手にぶつければいいのです。
ただ面接試験なので、相手の会社や組織にとっては、あなた以外にも多くの受験者や候補者がいるのかもしれません。
その場合、これは競争試験なので、必ずしもあなたが採用されるとは限りません。(もちろん、熱意のある「あなた」が採用される可能性は大いにあります。)
しかし、仮に、あなたが採用されなかった場合、それは、あなたの熱意や、あなたのその会社や組織との適性が、(運悪く、面接官である相手には100%伝わらず)他の受験者と比べて低かったと判断されたということに過ぎないのです。
(あなたの能力がなかったということではなく、そのように面接官である相手には伝わったということに過ぎないのです。)
人生は巡り合わせ
人生は巡り合わせです。採用も巡り合わせに過ぎないのです。すなわち、前向きに考えれば、あなたには、もっと適切な他の会社(組織)があるかもしれないのです。
あなただけが想っている片思いな会社よりも、あなたもその会社(組織)も双方が両想いのところに採用された方が、将来的には幸せになる可能性が高くなると思います。
だから、ある会社(組織)に採用されなかったとしても、それを残念がる必要は全くないのです。
単に運が悪かったもしくは、巡り合わせが悪かったということで、次にチャレンジするのです。
人生は挑戦の繰り返しです。その中で、あなたにとってのビックチャンスが必ずやってくるのです。(Mr.モグ)
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