「超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1」という戦いを終えたよ記事
はじめに
ネプテューヌシリーズ、ご存じですか?
「名前は知ってるしメインキャラも知ってるけどプレイしたことは無い」という方も多いと思います。かく言う私もその一人で、結構「ネプテューヌ世代」の人間なのですがゲームには触れずにこれまでの人生を歩んできました。任天堂ハードしか持ってない人間なのでPS主体のネプテューヌシリーズに縁が無かったのは仕方ないのだけども。
でもキャラデザはすごく好みなんですよね。絵柄に少々時代を感じるものの今なお可愛らしいキャラクター達。変身時の衣装のスケベっぷり。たまにくすぐり絵も見るし、アニメでくすぐりシーンが存在したのも知っている。徹底して女の子メインの作風という点も相まって、長らく気になってはいるシリーズでした。
気になってるなら、やった方がいいですよね?
というわけで、Switchで遊べるネプテューヌということで有識者にご意見を募った結果ほぼ満場一致でおススメされたこの「超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1」をプレイしてきましたのでそのレビューをば。
今回は語りたいことが多すぎるのでなんとかうまいことまとめるため、本作の諸要素をそれぞれ見ていく流れにしたいと思います。なるべく、重要かつ魅力的な点から順に挙げていく感じで。
とはいえところどころで難癖を抑えられなくなりそうなのでご容赦を。
はい……
!!!注意!!!
なんとなく予想付くと思いますがいつも以上に難癖のオンパレードです!! 人に勧めてもらった作品でも容赦はしません!! そういうの苦手なら今のうちにブラウザバックだ!
どんなゲーム?
まず、ネプテューヌシリーズの説明を簡単に。
ネプテューヌシリーズとは、実在するゲームのハードやゲーム会社をイメージした女の子たちが登場するいわゆる「擬人化系」の作品です。
メインの世界観としてはWii, PS3, Xbox360をモチーフとした女の子たちが競い合っているという、言ってしまえば当時の「ゲハ戦争」を割とそのまんま題材とした内容です(15年くらい前の作品であるため)。しかも当時の一番ホットだった頃のな!
題材が題材なので中身もメタネタやパロディネタまみれで、特に主人公のネプテューヌは口を開けば何らかのパロネタを口走るレベル。
今となってはそんな「2ch全盛期」「ニコニコ黎明期」の当時の空気感が懐かしい、ノスタルジー溢れるシリーズとなっております。
ちなみにシリーズ自体は今も割と続いていて、ソシャゲとかVTuberとか時代に合わせたホットなネタを取り入れている模様。
シリーズの魅力としては前述の尖った題材やパロネタに加え、とにかくキャラクターがほぼ全て女の子で、しかも全員かわいい! 兎にも角にも「かわいい」ことがウリとなっております。
ネプテューヌシリーズのゲームについて「面白いの?」と聞かれたファンが「かわいいよ」と答えた逸話(?)は有名ですね。えっじゃあ面白さは(略)
その中でも今回プレイした「Re;Birth1」は、2010年にPS3で発売された初代ネプテューヌを2013年にPSPでリメイクした作品で、それが更に11年もの時を経て2024年Switchに登場したのだ! え、じゃあ割と最近のゲームじゃん!
本作はネプテューヌシリーズの中では比較的遊びやすい作品のようで、ストーリー的にも知識まっさらの状態でプレイしてオッケー。実際プレイして、確かにシリーズ初心者に勧められる作品というのは納得できたかも。
というわけでキャラデザにビビっと来たらお手元のSwitchでオンラインストア開いて早速買おう! そして、一緒に苦しもう!!!
……よく考えたらゲームの説明に全然なっていなかった。本作のゲームジャンルはRPGで、割と普通のターン制のRPGです。シンボルエンカウントのマップを踏破しつつ雑魚倒してレベル上げてボス倒してストーリー進めるやつ。説明は以上!
とにかくかわいいキャラクター
本作最大の魅力と言ったらやっぱりかわいい女の子キャラクターたち!
ゲームハードやゲームメーカーの擬人化というだいぶ尖った出自でありながらデザインはみな可愛らしく、こんなかわいい女の子たちを操作して過酷な戦場に送り出せるというのが素晴らしいゲームです。
そんな魅力的な女の子たちを何人か紹介しましょう!
(ゲーム中に立ち絵が見当たらなかったので、立ち絵は色んなところから拾ってきてます。許して)
我らが主人公、ネプテューヌ! かわいい。ジャンプすると「カンガルーのように!」と謎ボイスがあるのだが、僕はずっと「カナブンのように!」と勘違いしており、どんなジャンプやねん、と頭の中で突っ込んでいた。なんだそのエピソード。主人公アピールを執拗にするタイプの主人公だが、本作に関しては実際ちゃんと活躍するしちゃんと主人公である。すき。
そしてそのネプテューヌが変身した姿、パープルハート。本シリーズのメインキャラとなる4人の女神たちは変身形態を持っていて、変身すると見た目がスケベになるだけでなく性格も変わるのが大きな特徴です。ネプテューヌの場合、見た目通りのゆるゆるガールだった変身前から一転してクール寄りの性格となります。
変身して性格が変わるの、どうかなー?と思いがちではあるんだけど、特徴的な点として面白いとは思います。一粒で二度おいしいと言える、かもしれない。
とりあえずパープルハートはその中でもかなりえっちで個人的にはかなり好みです!
アイエフちゃん。ネプテューヌの悪友的なポジションで、会話では大体ツッコミ役を一手に担います。ツッコミと言っても嫌味になりすぎない塩梅が絶妙で、個人的にはまさにちょうどいいくらいでした。本当に仲が良いのが伝わってくる。あと単にかわいい。見た目がかなり好み。あと、こんなに平たいのに乳揺れするシーンが存在することに一種の執念を感じる。
四女神の一人、ノワールさん。「わたたるさんが好きそう」とプレイ前の時点で何人かから言われていたことで有名。実際デザインも性格もかなり好きです。黒髪ツインテのパワーは令和になっても色褪せない。
変身したら髪色がガラッと変わっちゃうけど、性格は四女神の中では変化は薄い方かな。ファーストインプレッションは(後述するゲーム中での悪行もあって)そこまで良くなかったけど、いざ使ったら結構使い勝手が良くて変身後も気に入ってます。
生命の指輪を長期間持ち逃げしたことで有名。
ファルコムちゃん。ゲスト的な扱いで唐突に登場する「メーカーキャラ」の一人で、こいつらはなんか過去作でネプテューヌと会ったことがある、みたいなメタ発言を平然とかましてきます。
あくまでおまけポジションではあるのだけど、その中でもファルコムちゃんはお腹がえっちでお気に入りです。
生命の指輪を短期間持ち逃げしたことで有名。
他にも魅力的な子がいっぱいいるし、「かわいさ」「えっちさ」どっちの面でも気に入る子がきっといるはず! 女の子コンテンツとしてのパワーは折り紙付きです。
割と普通なバトル
最大の魅力であるキャラクターの可愛さを存分にアピールしたところで、ここからはゲーム要素を一つ一つ簡単に見ていきます。
まず肝心のバトルは、前述した通り普通にターン制のRPGです。キャラを動かしたりする要素はあるけどリアルタイム性は皆無であくまで対象選択くらいの感覚。十字キーで立ち止まったまま回転できるの知ったのがクリア直前で、それまでずっと位置調整でイライラしてたのも良い思い出です。
戦闘の形式としてはまぁ普通で、不満が大半となる戦闘バランスについては後回しにするとして、独自のシステムとしては通常攻撃のコンボ要素でしょうか。これはちょっと独特なので取り上げて紹介します。
通常攻撃はこのようにボタンごとにスキルを設定することができ、必殺ゲージ稼ぎの「ラッシュ」、ダメージ稼ぎの「パワー」、ブレイクゲージ削りの「ブレイク」に分かれてます。ブレイクゲージってのは敵のブレイクゲージをゼロにすると防御力が激減するシステムね。コンボって書いてあるけど戦闘はリアルタイム要素は無いのでボタン入力はゆっくりで大丈夫。
スキルごとにコストが決まってて、コストの許す限りスキルを編成してゲージ稼ぎ特化とかダメージ特化とか色々工夫できるってコンセプトは面白いんだけど、ちょっとややこしいしめんどくさいというのが正直な感想かなぁ。結局、雑魚戦はブレイクしながら殴る一択だし、ボス戦は後半になってくるとゲージ稼ぎ一択だし。
あと、レベルアップで習得するスキルのほとんどがこのコンボ関連で、MPを消費して使用するいわゆる普通のスキルがだいぶ少なくて、それのせいで戦闘の単調さに拍車をかけちゃってる感はある。
とはいえ、立派な独自要素ということでこのゲームの諸要素の中ではかなり面白い部類です。ちょっとめんどいけど全然嫌いじゃない。
テンポが良い!
バトルに限らず全般的な話ですが、ゲームテンポは非常に良好です。Switch版でプレイしましたがロード時間はかなり短く、バトルに入るときもスムーズ。バトルは演出多いなーと最初思っていたのですが、全部Lボタンでスキップできることを知ってからは快適そのもの。必殺技演出(めっちゃ長いしやたら処理落ちする)だけじゃなくて、通常攻撃とかの演出もLボタンでカットできるので雑魚戦とかはL押しまくってればほんとサックサクです。
どうしても稼ぎが多くなるゲームなのでテンポが良いのは素晴らしいこと。ここは個人的にかなり高評価点です!
個人的にはうーん、なストーリー
キャラクター、バトルと来たら次はストーリーですね。そろそろ雲行きが怪しくなってきます。
前述した通りゲハ戦争がモチーフでメタパロまみれとなればストーリーなんて無いようなもんじゃない?と思われるかもしれませんがそんなことは無く、本作のストーリーは結構ちゃんとシリアスです。
結構ちゃんと悪い悪役がいて、各地でちゃんと問題が起きていてそれを解決していく感じ。じゃあ王道RPG的に楽しめるのかと言ったら、個人的にはちょっと、うーん……でしたね。
何が気になるって、ボスを倒しても問題が解決しないパターンがかなり多いんですよね。ボス倒したと思ったら偽物だったとか、そいつは囮だったとか、敵の本命の作戦は結局止められなかったとか、そういう「一杯食わされた」的な展開がかなり続きます。特に中盤らへんはこんなのばっかり。
それでもキャラクターたちはメタパロ全開のコメディな感じなので、シリアスをコメディで中和できているというよりは「こんな状況でふざけてる場合なの……?」という感情になっちゃいました。
これに関してはシリアスやコメディがダメというより、勝利のカタルシスに欠ける展開が続くのが良くないのかなぁ、と。僕自身、そういうのを求めすぎてるってのはあるんだけどね。勝つ時は気持ちよく勝たせて欲しい、そういう人間なんです。ラスボスの企みとずっと戦い続けるんじゃなくて、中ボス的な一話完結型の盛り上がりポイントが欲しかったなぁ。
最終盤になってようやく逆転ムードになってきたときはこれまでの鬱憤も相まってかなりテンション上がったけど、そこからだいぶ駆け足でストーリーが終わってしまうため全体としてはむしろストレスの方が多かったです。
個人的な不満点のウェイトとしてストーリーは結構大きくて、というのも最大の魅力がキャラクターである本作においてストーリーが気持ち良くないせいでキャラの魅力を十全に味わいきれなかった感じがします。何をやっても敵が「クックック……」な展開が多すぎて。コミカルな方法でおバカに状況を打破する展開とか、もっと見たかったなぁ。
あと、強制負けイベントが多い。4回くらいあった気がする。多すぎる!
完全に割り切ってるマップ
マップはこんな感じで3Dのダンジョン探索。道は単調だしミニマップもあるので迷うことはほぼ無いですが、カメラが主人公とだいぶ近いせいか慣れるまで酔いそうになりました。というか酔った。
申し訳程度にジャンプができますがそれで飛び越えられる段差はほぼ無いので基本的にはぱんつを見るための機能です。あと、ダッシュとかは無いっぽいので探索のテンポはいまいち。
シンボルエンカウントで、敵は追いかけてきてもすぐに諦めてくれるので不本意なエンカウントはあんまり無かったです。そこは嬉しい。
で、そんな小さなプラスやマイナスなど吹っ飛ばすくらい有名な不満点としてダンジョンのマップが平然と使い回されることが挙げられます。
すごいよ、ほんと。初めて来るマップなのに地形もアイテムの配置も全部知ってるというね! こんな経験は初めてです。
もちろん良くないことですが、ある意味探索のストレスが薄れたとも言える。探索が特に面白いわけじゃないからね……ダンジョンの仕掛けもワープくらいしか無いです。潔さすら感じる。
魔のゲームバランス
「女の子たちが可愛いことがウリなゲームだしヌルゲーっしょ! テキトーにポチポチ攻撃して回復してれば勝てるやろw」
そう思っていた時期が私にもありました。
このゲームのゲームバランスですが、個人的にはかなりシビアに感じました。レベルを上げないと勝てない、というのはターン制RPGの当たり前ではあるのですが、それをダイレクトにお届けされる感じです。つまり、ステージごとにしっかりレベルを上げないと全然勝てません。
それを最初に感じたのは、多くのプレイヤーも煮え湯を飲まされたであろう2章のブラックハート戦。このボスは前座となる鳥のボスからの連戦なのですが、鳥のボスの時点で結構きつくて苦戦した身としてはあまりにも強すぎる上に連戦なので強制負けイベントかと思いました。(既に1章で強制負けイベあったし)
しかし現実は非情。映し出されたのは上の可愛らしいゲームオーバー画面。その時点では強化要素もほとんど無いため、純粋にレベルを上げて装備を強化するしかありませんでした。
それでもなお勝てないのがブラックハート戦の恐ろしいところで、結局その段階ではかなり高額な生命のリング(最大HPを大幅にアップする)を人数分揃えました。このゲームは回復スキルが割合回復なので、最大HPが上がると生存力が跳ね上がるのです。
このブラックハート戦は特に鬼門として有名みたいですが、ぶっちゃけこっから先も割とこんな感じです。なんなら次のステージのボスでまた詰まった。
その2章ラストのボス戦あたりで、違和感を覚えました。
「これ、石殴ってる?????」
個人的ネプテューヌの名セリフ(自分が勝手に言った)「石を殴ってるみたい」誕生の瞬間でした。
どういうことかって、ボスが硬すぎるんです。殴っても殴っても全然死なない。本当に石を殴っているような感覚でした。
上述したブレイクゲージを削ると大ダメージを与えられるという話なのですが、そもそもそのブレイクゲージが硬い。しかもブレイクしたところですぐに回復するので結局まとまったダメージが入らない。しかも、こっちは敵の攻撃1,2発で簡単に死ぬ。
単にレベルや装備不足では?と思われるかもしれませんが、多分、実際にその通りで、このゲームはレベルや装備が少し足りないだけで途端に地獄の様相となるという割と極端なバランスになっていることに気付きました。明確な稼ぎポイントも見当たらなかったので、その辺の雑魚をちまちまと狩って地道に稼ぐしかありません……(クリア後に攻略見たら効率の良い稼ぎ自体は段階的に存在するっぽいです)
そして、3章の終盤らへんでようやくこの石殴り問題に解決の兆しが見えてきました。奥義技「エグゼドライブ」の解禁です。エグゼドライブ自体はかなり序盤にチュートリアルがあるのですが、実際に使えるようになるのは25レベからなのでしばらく存在を忘れていました。(これがイベント習得とかじゃなくてレベル習得なのも、ちょっとどうかとは思う)
そして気になるエグゼドライブの威力ですが、今までの石殴りがバカらしくなるくらい強いです。他の攻撃を必死に積み重ねても1000ダメージとかの頃に、平然と数万ダメージを叩き出します。ボス相手にも目に見えてゴリっと削れるので、ようやく楽しくなってきましたね!
……しかし人間とは悲しい生き物で、ゲームであれ効率を求めてしまいます。エグゼドライブがそんなに強いのであれば、どう戦うか?
答えは簡単、「ひたすらゲージを稼いでエグゼドライブを撃つだけ」になってしまうのです。前述したコンボ技をゲージ回収率の良いラッシュ技で固めて、ひたすらゲージを稼いで溜まったらエグゼドライブ。
EXフィニッシュを撃つためにゲージを残す必要あるんですけど、EXフィニッシュ分だけゲージを残して他を全部エグゼドライブに注ぎ込めばいいだけです。石殴ってた頃よりは遥かに快適なのですが、ワンパターンすぎてこれはこれでどうなの、という感情になってきました。ちなみにこの段階になってなお、敵の攻撃は数発でこっちのキャラを消し飛ばすくらい痛いです。
そしてその辺りになって「そもそも」の問題に気付いてきました。
そもそも、ボス戦が単調すぎるんです。ひたすら硬くて、ひたすら攻撃力が高い。ボス戦自体は多いのですが敵のステータスが上がっていくばかりで全然変わり映えがしない。召喚とか、溜め技とか、よくあるギミックも全然ありません。そこが第一の問題に感じました。
次に、味方の行動も乏しすぎる。キャラ自体はどんどん仲間になるのですが、スキルが攻撃技+ちょっとした補助技、くらいしか覚えていないキャラばっかり。コンボ技もさっきのラッシュ+パワー+ブレイクで全キャラ共通していて、ほとんど変わり映えしません。物理と魔法で分かれてるはずなのに物理アタッカーばっかり加入するし……
結局、どんなキャラを使うにしてもアタッカー1人+防御などのサポート役1人+ヒーラー1人の構成になりがちで、戦闘も殴って回復しての一辺倒。エグゼドライブ解禁以降は、その殴りがゲージ稼ぎ+エグゼドライブに変わるだけ。
本当に言葉を選ばずに言ってしまうと、バトルがそもそも面白くないのにやたらと難しい。それがこのゲームの難易度バランスです。あんまり工夫できる余地も見当たらなかったので、面倒ですがひたすらレベルを上げるのが一番の近道かと。
レベルを上げて物理で……と言いたくなりますが、体感の効き目は魔法の方がだいぶいいです。(物理キャラの方がずっと多いのに……)そんなわけで、後半はずっとベールさんで槍投げてました。レベルを上げて槍を投げればいい。
ちょっとネタバレになってしまいますが、そんな苦行の果てであるラスボス戦では急に全体1万オーバーのダメージが飛んできて、全員が1発で消し炭になりました。やった! 最後に来てとうとう特殊なギミック攻撃が!
敵のヤバ技のタイミングを読んでバフや防御で何とか凌いだら、次のターンまたヤバ技が飛んできて全員1万オーバー食らって死にました。ギミックでもなんでも無く、ただのヤバい技だったのです。
撤退して必死にレベル上げしましたがヤバ技に耐えられそうになく、最終的には運良くヤバ技が一度しか来なかったので勝てました。
あのボスに対する「お祈り」以外の攻略法を知ってる方がいたら、詳細キボンヌ、です。(ネプテューヌ語録)
悪口ばっかり書いてしまいましたが、レベルを上げなきゃ勝てないというのはRPGでは当たり前です。むしろそこがRPGの一番面白いところだと思います。勝てなかった敵にレベルを上げて勝てるようになる、というRPGの原初の楽しみを何度も味わわせてくれる。そういう意味では楽しめたゲームでした。
序盤がキツイのはRPGあるあるですが、このゲームは序盤、中盤、終盤、隙がなくキツイです。だけど、私負けないよ。(ネプテューヌが言いそう語録)だからこそ、その都度レベルを上げてリベンジする楽しさを味わえる。それがこのゲームの魅力なんです。
レベル上げは苦しいし、石殴ってる時は苦しいし、1発で消し飛ばされた時も苦しいけど、そんな苦しみをかわいい女の子たちと乗り越えていく。そういうところに喜びがあるゲームだと思います。たまにはコツコツ稼ぐのも楽しいよ。
「純度」の高いRPGを求めている方には結構おススメかもしれません、ネプテューヌ。RPGの原液直飲み。
(というか、しんどかったらイージーモードもあるからね。私は意地でノーマルのままやっちゃったけども)
システムというか、素材集めが……仕様書
戦闘バランスのところでエキサイトしすぎたので後はもう簡単に。
仕様書というのは、まぁ言ってしまえば合成システムです。ただ、合成で装備やアイテムを作るだけでなく「開発」するので、それによってイージーモードやハードモードが解禁されたり、ダンジョンが解禁されたりします。
魅力は装備やアイテムが直接手に入るのではなく店で無限に売られるってところですね! 買わなきゃいけないという手間はあるものの、アイテムも一度開発してしまえばあとはお店で買い放題です。
装備に対し消費アイテムは使い切りだから合成してまで作りたくない、という問題が多くのゲームに存在したと思うのですが、このゲームはアイテム合成でもしっかりとパーティ戦力の増強に繋がるのが素晴らしい!
良くない点は、まず素材アイテムがどこで手に入るかよく分からない点。モンスターのドロップなのか、ランダム採取なのか分からない。知らない素材を要求されたらもうググるしか無い。ググって知らないステージ名が出てきたらだいぶしんどいし、なんか時限要素があるっぽくてググった挙句もうどうしようもないことが判明したりしました。PSP時代のゲームで時限要素はちょっとビックリだよ!?
あとは素材集めが単にめんどい。ドロップ素材はまだいいけど、ランダム採取は本当にただマラソンするだけなので……店売りとかの救済措置も確認できず。全体的にあと一歩欲しいなーというシステムでした。
楽しそうだけどあんまり活かせないディスクメイク
ちょっと特殊な形式の装備品で、ディスクに3種類のアイディアチップを合成してそれらの効果を組み合わせた装備が作れる!みたいなやつです。なんか組み合わせによってめっちゃ強い「神ゲー」が作れたりするっぽい。
装備の効果を合成できるとか、ゲーム制作っぽいコンセプトとか、要素的には面白そうなのだけど、実際はディスクが貴重すぎるしディスクに合ったチップもあんまり手に入らないのでゲーム中で数回くらいしか活用できませんでした。チップ効果もあまり魅力を感じないものが多かったり。
特に序盤~中盤、黄色いチップばっかり要求されるのに黄色いチップ全然手に入らなかったんですがこれ僕だけ?
チップ自体は偏りはあるものの複数個まとめて手に入るので、思い切って色んなパターン試してみても良かったかな? これに関しては自分の楽しみ方が間違ってた気もする。
最後に
とりあえずはこんなところで。要素はもっと色々あるし、気になる点もまぁある(シェア稼ぎとか)のだけど、そこまで大きな点でも無いので割愛。
総じて、ゲームとしてはうーんと思う点も多かったけど、とにかく女の子がかわいい! そんなゲームでした。おわりっ!
みんなも、ネプテューヌをやらなくてもいいけど、ネプテューヌのキャラのえっちなイラストを描いたりしよう!
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