いいつか さとし

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20230204@KAAT5F大スタジオ「視覚言語がつくる演劇のことば」について

 立春の夕暮れ時、娘二人を連れて、KAATの5Fに向かう。少しの待機時間の後、案内の方に促されて先頭で大スタジオの中に入ると、そこには一応の中心である高さ50センチほどの漆黒で正方形のステージがあり、その対角線のひとつの延長線上に、中心の物の四分の一ほどの大きさと見受けられる、同じく正方形のステージが二つある。その三つの正方形の関係から離れたところには木製のベンチが一つ。大人3人ほどが座れそうだ。  薄暗い空間に集ったのは、老若男女40人ほどだろうか。 「テキストを読んでお

    • 8月23日の月曜日、横浜市・市長選挙の翌日にひとりの市民として思うこと

       昨日は大手メディアも注目の横浜市・市長選挙の投・開票日だった。結果は広く報じられている通り、立憲民主党や共産党など主たる「野党」の支持と、菅首相の支持基盤の一人であった「ハマのドン」藤木幸夫氏の支援を受けた山中竹春氏が当選となった。午後8時の開票とほぼ同時に山中氏の「当選確実」が報じられ(ゼロ打ち、とか言うらしいが、なんでもかんでもキャッチ・コピー化して陳腐化させるのはもう止めた方が良いと思う。本文の趣旨とは関係ないけど)、個人的にはそれなりにホッとしたのだが、同時に身が引

      • 映像は嘘を吐く。でも、だからこそ本当を語る。

         日々、映像を記録したり、編集を重ねたりするのが、僕の日常である。その一方で、テレビなど、提供される映像はほとんど見ない。自分にとって無駄な情報は受け取りたくないし、思考する時間を自動的に奪われたりしたくない、というのがその理由だ。その代わりと言っては何だが、映画は見る。今は映画館に行けないけれど、隙あらば映画は見る。お金はかかるけど、自分が見たいと決めたものだけ見ることができるから。  ながらくテレビの制作で生計を営んできたにもかかわらず、テレビを見ない、だなんて!と、眉を