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薄く知られるくらいの関係が軽やかで良い

プライベートでは基本的にひとり行動なのだが、常連でなんとなく知っていたりする関係やイベントでの一期一会の関係が好き

プライベートでその時の気分でふらふらと1人で外出することが多い。
基本的には孤独でいるのが一番好きだが、出先でうっすら知っているくらいの方や初めての方と、少し話すというのが心地よい。
かなりニッチで身バレをする可能性があるので、ここではあまり具体的には書かないが、小さな個人のお店、個展、ニッチな趣味のイベント等でこういった交流が生まれる。
普段歩いている時はティッシュも配られないレベルで人に話しかけられないのだが、こういうときだけ何かのスイッチが入るらしく、話しかけて頂けることもある。
だいたい相手からと自分からで半々くらいなので、そんなに迷惑になっていないと信じたい。

特に個展で話すのが大好きだ。
クリエイターさん、作家さんが在廊されているときを選んで行くことが多い。
小さなこだわりの空間にいること自体も好きだし、こういう時は作家さんも話しかけて欲しいことが多いという体感があるので気楽だ。
静かで口数が少なくてもその人の熱意を深く感じるし、製作秘話を本当にたくさん話してくださることもある。
大半は入場も無料なのに贅沢すぎる…。
コロナで入場制限がかかっていた時期もあるがそれもなくなってきたのでまた頻度が増えてきた。

ものを増やしたくないので記念のポストカードくらいになってしまうことが多いが、一度原画を購入したことがある。
これを飾るためにと部屋の掃除も捗ったし、写真を撮ってスマホの待ち受けにして、毎日見てもまだニヤニヤできるくらいお気に入りだ。
紙の上の創作の軌跡が自宅で生で見れる贅沢。

少し話がずれてしまったが、何人かの作家さんとは顔見知りになって、次に行ったときにも覚えていて下さることが増えた。
お客さんの顔もなんとなく知っている。
もちろん何か頼ったりする関係ではないのだが、こういう微かで目にもほとんど見えない糸のようなたくさんの繋がりが私と孤独を支え、活力を与えてくれる。


こちらの本に様々な「軽やかな関係」の例が書かれていてとても楽しかった。
飲食店はあまり行かないのだがどこかの常連になってみたいし、スポーツのサポーターにもなってみたい。
講座は月1のものを1つだけ受けているのだが、やはり継続するタイプのものはこれで精一杯なので(少し自分の思うより親密になってしまった)、単発のセミナーとか行ってみたい。


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