菜っ葉館だより──収穫祭に、避難訓練、職場体験まで、盛りだくさんの秋
栃木県さくら市の、地元農家の女性が中心となって運営している農産物直売所「菜っ葉館」では、地元産の新鮮な野菜や果物の他、生産者手作りのお菓子や惣菜などが販売されています。寒い時期には、旬の白菜、カブ、大根、春菊、きのこなどが店頭に並びます。
私たちのグループである(株)セブンハンドレッドは、昨年度、同市から指定管理者に選任され、菜っ葉館の運営をしています。
そんな菜っ葉館では、この秋イベントが盛りだくさんでした。今回は、注目のトピックスを3つピックアップしてまとめてお届けします!
実りの秋を全身で体感/秋の収穫祭
2024年10月12日は、毎年恒例となっている秋の収穫祭を開催しました。収穫祭では、新米すくいどり、メダカすくい&販売、景品が当たる輪投げチャレンジ、農業を通して地域活性化を目指す新規就農者がメンバーとなり様々な活動をしている「さくら市4Hクラブ」による野菜釣り、さつまいも掘り体験といった多彩な催しを実施!朝から小さなお子様連れのお客様で賑わいました。
なかでも、生産者の方の畑をお借りして事前予約制で実施したさつまいも掘り体験は、たくさんの方のご参加をいただきました。土の中にしっかりと根を張ったさつまいも。掘っても掘っても下まで全体が出てこないさつまいもに、参加したお子様たちも「すごく大きいね!」と期待が高まっている様子。
収穫祭では、私たちのグループが運営するゴルフ場「セブンハンドレッドクラブ」のシェフ特製のお弁当や、同じく私たちが運営するさくら市の温泉宿泊施設「お丸山ホテル」のシェフによる惣菜の販売なども好評でした。
万が一の時に備えて/避難訓練、救命講習
2024年11月11日には、災害や緊急事態発生時における安全な避難経路の確認と、迅速かつ適切な行動を身につけることを目的として、火災を想定した避難訓練を実施しました。
菜っ葉館の従業員8名と生産者組合役員5名が参加。カラーコーンを火と仮定して、練習用の水消火器で消火練習を行いました。
消火器を使用する際は、屋外であれば風向きに注意し、室内であれば逃げ道の確保を優先することなどを消防士の方々に説明いただきました。
合わせて行った救命講習では、心肺停止や意識不明の状態に陥った際の救命措置を習得するため、AED(自動体外式除細動器)の使い方や、胸骨圧迫(心臓マッサージ)の練習をしました。
AEDの仕組みや使うタイミング、使用する際の注意点を知ると共に、胸骨圧迫では手を置く位置や圧迫の強さなどを実技を通して学びました。参加者は「学んだことを家族や仲間にも共有したい」と話していました。
接客の方法や商品が店頭に並ぶまでの工程を学ぶ/氏家中学校職場体験
2024年11月18日から22日の5日間は、毎年行っている中学生の職場体験の受け入れを実施。
さくら市立氏家中学校の生徒2名が職場体験に訪れ、レジ打ちや商品のラベル貼り、店内の装飾、花壇清掃などの仕事を体験しました。
一つ一つの作業に真剣に取り組み、地元の農家さんが心を込めて作った野菜がどのように人々へ届けられているのかを知った生徒たち。職場体験の感想を次のように話していました。
さらに私たちのグループ企業である農業・園芸事業を行う「セブンハンドレッドファーム」に訪問し、これからシーズンを迎えるイチゴのハウスや、パック詰めの作業場を見学しました。
ハウスでの収穫体験では、イチゴは果肉をつぶさないように持ち、へたの部分を優しく引っぱると採りやすいことや、収穫できる実の見極め方などを担当者から教わりました。
生徒たちは、イチゴのパック詰めを行っている作業場で、粒の大きさをそろえながら丁寧かつ迅速に作業している従業員たちの様子を見学。収穫したイチゴが商品として店頭に並ぶまでにどんな工程を経ていくのかを知りました。
最後は、セブンハンドレッドクラブでゴルフやフットゴルフを体験!ゴルフ場に来ていた他の生徒とも合流し、みんなで体を動かして楽しみました。
菜っ葉館では2024年12月14日に、年末の感謝祭を予定しています。さくら市へお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください!
今回は菜っ葉館で実施した秋のイベントをまとめてお届けしました。菜っ葉館のイベント情報は、インスタグラムやXでも発信しています。ぜひチェックしてみてください。