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人の温もりを大切に、地域の活性を目指す「お丸山ホテル」。喜連川の歴史と文化を未来につなぐ

のどかに広がる田園風景と、歴史ある城下町の街並み。豊かな水資源に恵まれた栃木県さくら市喜連川は、日本三大美肌の湯と称される温泉が湧き出る観光地でもあります。

喜連川丘陵の頂上で街のシンボルとなっている「お丸山公園」の入口に、私たちのグループの1つであり、地域の人々の憩いの場として親しまれている温泉宿泊施設「お丸山ホテル」があります。

お丸山ホテルは2021年にリニューアルオープンし、ホテルとしての運営のみならず、街の活性化や観光地づくりにも積極的に取り組んでいます。今回は、お丸山ホテルの事業を紹介します!

人の温もりを感じ、地域のよさに触れられるお丸山ホテル

喜連川の付近には、美しい自然とゆっくり流れる時間の中で人々が生み出してきた文化や歴史があります。お丸山公園の散策中にすれ違う人や、地域で出会う人たちとの何気ない会話が自然と生まれ、ほっと心が和む場所となっています。伝統的な祭りでは沸き立つような人々の活気を感じることもできます。

お丸山ホテルのコンセプトは、地域の方々が育んできた自然や文化、歴史を受け継ぎ、賑わい溢れる町の中心となって、未来へ新しい美しさをつないでいく、というもの。
 
「さ、行こう」と来ていただける場所となるために、人を通じて温もりあるホテルとして“さいこう(最高)”を目指しています。

お丸山ホテルへのアクセスは、東京駅から東北新幹線にて宇都宮駅で乗り換え約1時間30分の宇都宮線氏家駅が最寄駅です。そこから車で約15分の位置にあります。車でお越しの場合は、東北自動車道矢板ICから約20分、北関東自動車道上三川ICからは約35分となっており、周囲を林に囲まれた静かな場所です。

エントランス

ホテルに到着してエントランスに入ると、まず壁面を飾る大きな彫刻が目を引く広々としたロビーでお客様をお迎えします。

グレーを基調とした館内には、木の温もりを感じるテーブルやイスを配置

客室
チェックインの後は、客室へ。定員4名様のタイプから団体での宿泊も可能な広さまでご用意している和室、ツインとバリアフリーツインのある洋室、そして部屋にお風呂がついた和洋室(※)をご用意しています。
※部屋のお風呂は温泉ではありません。

全19室という限られた部屋数なので、館内では静かで特別な時間を過ごしていただけます。

客室

温泉・サウナ

客室に荷物を置いたら、ぜひ日本三大美肌の湯と称される喜連川温泉の露天風呂をご堪能ください。喜連川温泉は、塩分・鉄分を多く含む弱アルカリ泉で国内でも有数といわれる優良な泉質が自慢で、神経痛や筋肉痛の緩和、美肌効果などが期待できます。

ご宿泊のお客様だけでなく日帰り温泉もご案内しており、平日・土日にかかわらず多くの地域の方にご利用いただいています。

大浴場
露天風呂

浴場に併設されているサウナもたいへん好評で、リピーターのお客様が多くいらっしゃいます。屋外デッキにはサウナ後の外気浴でリラックスしていただくためのデッキチェア「ととのい椅子」を置いています。フロントでは、サウナ後の水分や塩分補給ができるドリンクの販売も行っています。

サウナ

レストラン

温泉やサウナで疲れを癒やしたあとは、レストランでお食事をお楽しみいただけます。地元の食材を活かしたこだわりの創作料理と、厳選した地酒をご用意してお待ちしています。こちらも温泉と同様に、宿泊のお客様以外のランチやディナーでのご利用も大歓迎です。

ランチで提供中のオリジナルハンバーグ御膳。鉄板の上でじゅわ〜っと焼かれるお肉が、食欲をそそります

1泊2食付きプランで提供している「お丸山会席」は、移りゆく季節の美しさを五感で楽しめる創作料理です。地元の食材を生かして丁寧につくった一皿一皿は、お客様から好評をいただいています。

お丸山会席

各種宴会ではシェフが旬の素材を生かし、お酒の席に合う料理を考案しています。おいしいお酒とともに、ぜひ味わっていただきたいです。お丸山会席に登場する鮎の塩焼きについて詳しくご紹介しているこちらのnoteもぜひご覧ください!

憩い、ラウンジスペース

お食事も終えたあとは、くつろぎの空間である「憩い」やラウンジスペースでリラックス。これらの空間では遊具や絵本などを揃えており、小さなお子様とも一緒に遊べるスペースとなっています。

憩い
ラウンジスペース

宴会場、会議室

ご宿泊以外にも、お丸山ホテルは宴会場や会議室などを、地域の人々の集まりや、研修、会議、スポーツ合宿等でもご活用いただいています。

宴会場
会議室

お客様が人の温もりを感じられるようサービスを行うスタッフたち

お客様一人ひとりとの出会いを大切にすることが、お丸山ホテルで働くスタッフのモットーです。「おかえりなさい」「ただいま」と言葉がこぼれるような温かい時間を過ごしていただけるよう、きめ細かなサービスを心がけています。ここでは、ホテルの顔であるスタッフたちをコメントとあわせて紹介します。

総務・フロント

「宿泊の最初と最後の顔になる場所なので、お客様一人一人に寄り添った温かみのある接客を心がけています!」

総務・フロント

レストラン

「お客様が楽しそうに食事をされている様子を見るととても幸せな気持ちになります!」

レストラン

厨房

「栃木の地産地消を追求して、お丸山ホテルでしか味わえないオリジナル料理に仕上げています」

厨房

清掃

「お客様に快適に過ごしていただけるよう、目に入らないような細部まで、細心の注意を払って清掃しています」

清掃

施設管理

「ホテルの第一印象が良くなるように、庭木がきれいに整うよう努力しています」

施設管理

街の大切な観光資源を引き継いで誕生したお丸山ホテル

こうしたサービスを提供するお丸山ホテルは、2021年に「ホテルニューさくら」をリニューアルする形で開業しました。

ホテルに隣接するお丸山公園は桜の名所として知られ、多くの市民や観光客に親しまれてきました。しかし、東日本大震災で公園の一部が被災し、整備が半ばとなっていたことから、かつてのような賑わいを取り戻せない期間が続いていました。

そのような中、コロナ禍の影響もあり2020年4月に閉館となった「ホテルニューさくら」。喜連川の大切な観光資源であるホテルの閉館は、地域の観光産業にとって大きな打撃になることが予想されました。

これまで培われてきた自然、歴史、文化を受け継ぎ、地域を元気にしたいという思いは、この地に住む人々の共通の願いであると感じています。そのため、喜連川の魅力を改めて発信するとともに、お丸山公園一帯の復興を進めていきたいと、私たちのグループであるセブンハンドレッドがホテルを承継しました。

地域に貢献していこうという想いを込め、喜連川を代表する地名である「お丸山」という名前を冠し、「お丸山ホテル」は誕生しました。

社員一人ひとりが主体的にデザインに向き合い、ホテルをリニューアル

ホテルのリニューアルでは、一人ひとりが主体的にデザインの見え方や意図を考え、チームで一丸となって準備を進めていきました。

たとえば、リニューアルで重要なポイントとなるホテルのロゴマークをデザインする過程では、社員がデザイナーと直接つながり議論する場を設けました。

そうやって出来上がったのが、お丸山公園があるこの地域からの「日の出」をモチーフに表現したロゴデザインです。ホテルのパンフレットにもロゴの意味を掲載しています。

お丸山ホテルのロゴ
パンフレットにもデザインの意味を掲載

リニューアルをする上では、内装も変えていく必要があります。ただ、地域の方にとって思い入れのあるホテルの内装をどう変えるのかは悩ましいポイントです。お丸山ホテルの空間デザインは、過去のもの全てを新しくするのではなく、古くても良いものは残し、新しいデザインを取り入れていく形で進めていきました。

例えば、階段の壁にはお丸山公園にある橋や神社などをイメージしたグラフィックを加えることで、建築に大きく手を加えることなく空間の雰囲気を新しいものへと変えています。

リニューアルに向けたデザイン経営の実践については、こちらの記事もぜひご覧ください。

「チーム一丸で挑んだデザイン経営 社員とデザイナーとの壁を無くすには」

お丸山ホテルが3周年を迎えた際のnoteはこちら。

リニューアルオープンから3年が経った現在、お丸山ホテルの活動が地域の人々に認知され、応援してくださっている方も増えてきています。公園の整備も少しずつ進み、憩いの場として再び人々が利用しやすい場所となっています。

私たちは今後もより一層お丸山公園に人々が集まるような施策を積み重ねていきたいと考えています。

さくら市を拠点とするグループ同士で連携し、多彩なコンテンツを生み出す

こうして生まれたお丸山ホテルは、私たちのグループとの連携にも力を入れています。さくら市にあるゴルフ場「セブンハンドレッドクラブ」、農産物直売所「菜っ葉館」、農業・園芸事業を展開する「セブンハンドレッドファーム」と連携し、地域の価値向上に取り組んでいます。

例えば、ゴルフ・フットゴルフと宿泊がセットになったプランや、農園でイチゴ狩りが体験できるプランなどを販売しています。お丸山ホテルの食事で用いるお米は、セブンハンドレッドファームが喜連川で栽培した自社米を使用し、冬から春先にかけては自社栽培のイチゴ「とちあいか」も食材として活用しています。

グループ各社が連携することで、お客様に多彩な体験や地域の特産品を紹介できることも、私たちの強みの1つです。

セブンハンドレッドクラブ
菜っ葉館
セブンハンドレッドファーム

現在、お丸山ホテルでは地域活性化というさらなる大きなミッションの実現に向け、社員一人ひとりがアイデアを出し合い、チャレンジしています。お丸山ホテルの地域活性化に向けた想いや、つながりの深い地域の人たちについてもご紹介しますので、お楽しみに!

宿泊のご予約はお電話とホームページから受け付けています。ご利用に関してわからないことやご相談がありましたら、お電話やメールにてお気軽にお問い合わせください。

お丸山ホテル
栃木県さくら市喜連川5445−1
TEL : 028-686-6688
Mail:omaruyama.hotel@gmail.com
ホームページ : https://omaruyama.jp/

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