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日日是好日

久しぶりに『日日是好日』を観ました。
何回も観ている映画です。
茶道を習いはじめた学生の主人公が、お稽古を続けならが歳を重ねていくストーリーです。

はじめてこの映画を観たのは、茶道を習い始める前で、人におすすめしてもらったのがきっかけです。
その時の私はガツガツしていて、生き急いでいる感じだったのですが、猛スピードでゴールに向かって進むだけがすべてじゃない、と伝えようとしてくれたのかなぁと思っています。

私はそれまで、壮大なストーリーがある映画しか観たことがなかったので、淡々と、でも、丁寧に、進んでいく『日日是好日』は、とても心に残りました。


そこから数年経って、映画はとくに関係はないのですが、茶道をはじめてもうすぐ2年半です。

茶道をはじめた頃に『日日是好日』を観た時は、茶道を知っていることが嬉しくて、お稽古のあるあるや、ちょっと知っている道具にばかり目が行っていたように思います。


2年半ですが、お稽古を重ねてから観た今回は、お道具とか設えから、おもてなしの心にも目を向けることができたり、普段のお稽古の自分と重ねて見れたり、より映画を味わうことができました。

また、自分が歳を重ねたことも、主人公の人生が進んでいく過程への共感につながったように思います。

なんのためなのかわからないことも、日々続けていくと、将来のなにかに繋がっていくのかもしれません。

また観たいなぁと思う日がくる気がするので、それまで1回1回のお稽古や、、毎日を大切に生きていこうと思います。


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