心を込めるとちゃんと伝わる。小さな達成感からの気付き
こんにちは、tokeiです。
興味を持って、覗いて頂き
ありがとうございますm(_ _)m
私は面倒くさがりです!
そして、3日坊主クセがあります。
そして、字を書くのが嫌いでした。
(過去形です)
どの位嫌いだったかと言うと。。。
自分の名前を最後まで丁寧に書けない!
既に病的ですが。。。
漢字4文字なら、2文字までは頑張るけれど
3文字目以降は、いい加減にチャカチャカと
雑に書いてしまっていました。
勿論、字が下手"くそ"です。
元々は左利き。
友達に「左利きは早死する」と言われ
右手に直したら、使い慣れない手。
全然思うように動かず
尚更、書くことが
苦痛になり、嫌いになりました。
大人になっても、字は
コンプレックスでしかありませんでした。
簡単なモノでも、パソコンを使いたがり
極力書くことを避けてきました。
が、今の部署はとにかく字を書く機会が
多いんです。
そして、残念なことに、人に見られる。
ある時、お客様から同僚が書いた書類に
「こんなに汚い字、私が書いたと思われると恥ずかしいから、作り直して」とクレームが。
その書類は確かに。。。
読めない程の汚字が並び。。。
数字は、7なのか9なのか判らない
いい加減に雑に書かれた雰囲気が
ダダ漏れでした。
実はその同僚は、決して字が下手では
無いんです。
封書の宛名文字は、丁寧でとてもキレイ。
本人に聞くと「それはよそ行きの字」とのこと。
とても同一人物の字とは思えない程の差。
フッと
子供の頃のことを思い出しました。
「字は丁寧に書きなさい!
下手でも、丁寧に書いたら
ちゃんと伝わるから」
と母に叱られた経験。
母の字はとてもキレイで、
走り書きですら、美文字でした。
子供の私は、
下手な字は丁寧に書いても下手でしかない
丁寧に書く意味なんてない。
と、思っていました。
雑に書かれた書類は
内容はどうあれ、
人をいい気持ちにはしない。
キレイに書いたからと言って
人をいい気持ちに出来るかどうかは
不明です。
ただ
「受け取った人が
嫌な気持ちにならない程度に
読む人が困らない程度に
出来る範囲で丁寧に書こう」
と心に留めました。
決心する程ではなく、
あくまで、心に留める程度です。
字を本格的に習う訳でも
書道の先生になる訳でもない。
だから、ほんの少しだけ、
気付いたときは、丁寧に書く。
を続けていました。
今日の「5」は上手。
やっぱり「2」は苦手。
「安」はバランスが難しい。
「様」のハライはどの位がいいのかな?
などなど、注意して書くと
小さな気付きがあります。
昨日より、ちょっと上手になると
嬉しかったり。
それは自分しか判らない
自己満足の範囲なのですがね(笑)
ある時を堺に
「字がキレイですね」と
褒められることが増えてきました
確かに以前の汚字に比べれば
格段に進歩(?)はしました。
が、キレイのレベルかと言えば
疑問符です。
なのに、褒めていただける。
不思議な感覚です。
「私は、せっかちで、
つい雑で走り書きになってしまうので
落ち着いて、丁寧に書こうと
心掛けているんです。」
とお伝えすると、
「丁寧さが伝わってきますよ」
と。
素直に嬉しかったです。
誰かの迷惑にならない為
怒られない為と
やや後ろ向きな発想から
丁寧に書くようになりました。
ですが、
いつしか、書くことが
苦痛では無くなっていました。
そして、私の気持ちが
ちゃんと伝わっていた!
母の言った言葉は
「字がたとえ下手でも
読む人を思い丁寧に書けば、
ちゃんとその思いは伝わるよ」
ということだったのですね。
小さな小さな達成感が
半世紀近くのコンプレックスを
緩和してくれました。
生後半世紀過ぎても、
人は変われるなんて!
これって、すごい発見だと
思いませんか?