非日常を味わえる都会の中の温泉 志楽の湯
神奈川県川崎市にある志楽の湯に行ってきた。
最寄り駅はJR南武線の矢向駅。
駅から徒歩10分もしないで行ける距離で、周辺は団地や民家、マンションなどがある普通の都会。
でも、一歩志楽の湯の建物に入ると、
まるで山奥の温泉に来たかのような気分になれた。
暗めの照明に、木でできている扉、渡り廊下、アロマの香り。
温泉も、あえて薄暗い中に、樽のお風呂やゴツゴツした岩が残っているお風呂、勾玉の形をしたお風呂などがあって、ものすごく落ち着ける。露天風呂もあって、空を見上げるといい感じに木が見えて、都会であることを忘れそうになる。
そして、何気に私がいいなと思ったのは、足を伸ばして休憩できる休み処。
館内入ってすぐある受付や温泉への入り口、軽食が食べられるスペースとは離れたところにある。
休み処はこちらの案内の看板を頼りに、
奥に進み、さらに渡り廊下を渡った先にある。
畳のスペースで、竹の枕やぬいぐるみなども置いてあった。
薄暗くて、アロマの香りがして、落ち着いた音楽が流れていて。
ごろーんと横になっていると、なんだかいつもの忙しない日常とは切り離された世界に来た気分。
テレビもないし、薄暗いのでスマホも触らず、ただだたぼーっとするこの時間は、現代では逆にとても貴重な時間に感じた。
ぼーっとしながら、ふと、「私は色々難しく考えすぎなのかもしれない」と思った。
非日常の空間で、体も心も緩ませることができる志楽の湯。
また行きたい。