ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。幡野広志
わたしたちは何を選べなかったのか
何を選びなおそうと幡野さんは言っているのか。
それは家族。
特に親、きょうだいだ。
まさしくみんなが選べなかったことだろう。
家族とは、「与えられるもの」ではなく、「選ぶもの」
著者 幡野さんは、自分がガンに発症して親族や友人との人間関係に悩まされた。また幡野さんが取材してきたガン患者とガンで家族を亡くした遺族の方をはじめとする多くの方々も同様の経験をしていた。
“生きづらさの根底にあるのは人間関係であり、家族だった”
と。
私自身、親から虐待を受けたり酷い扱いをされたことはないが、価値観を押し付けられることは多々ある。通常に精神状態であればそのことについて話、私の価値観を伝え、理解してもらおうと努力できる。でも自分がガンなどの病気を戦わなくてはいけない状態ではどうだろう…
幡野さんはなぜここまで選ぶことにストイックなのか
それは、
生きるとは『ありたい自分を選ぶこと』
進路、就職先、パートナー 何かを自分で選びはじめた時、人は自分の人生を歩み始める。
さて私は自分の人生をちゃんと選んできただろうか。
そして死に方について安楽死を希望している幡野さんは
自分の命は、誰のものなのか。
とも問われています。
自分の生き方を選ぶことができなくなる前に、自分の最期を選びたい。と
この本を読んで印象に残った3つのフレーズを挙げてみました。
34歳で余命3年を告知されても人生に後悔がないと思えるのは、幡野さんが自分の人生を選んできたから。
これが今の私に必要なことなのかと思う。
『さて、今日は何をしようかな』
といった小さな選択も含め、自分がすべき正しい選択をできるよう自分を高めていきたい
(この小さな選択の積み重ねを継続し、習慣化することが今の目標)