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いつか王子様が
まずは王子様の定義から考えよう。
王子というのはシンプルにいえば王の子供だ。イメージ上は王位継承権があるという狭義の王子様なら文句なし。これこそ王子様。
しかし現代において王政の国自体が限られる。既に世界は民主だろうと社会だろうと、一部の王の一族によって平定されている国は多くない。メジャーなところではイギリスだが、象徴としての意味合いが強いだろう。
だから王子様は概念として、自分の王子様とは何者なのかをまずは定義しないと、いつまでもありもしない王子様を追い求めながら生きるダスマンになってしまう。
玉の輿になりたいなら御曹司。
自分の家柄に箔をつけたいなら王位継承権はなくとも王族にあたるいい家柄の誰か。
あるいは顔がいい、やさしい、テニスが上手い、その他もろもろ理想の結婚相手という意味ならもはやなんでもありだ。
相手が王子様かどうかは自分で決めるしかない。一方でその決断は誰にも否定することは出来ない。
わたしがあえてそれに何かを言えるとしたら、
決められずに漠然としたイメージでフラフラと若さを浪費するのはもったいないよ。という程度だ。
どうか、いつか王子様が現れますように。