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Cちゃんの話【奇跡すぎる男性保育士だけの園】

まず質より量の犬男爵です。

今回は奇跡の確率で育ったCちゃんの話。
ふと、元気でやってるかなー
と思った僕の雑記です。

3歳で入園したCちゃん

幼稚園に入園してきたCちゃんはほっぺが常に赤い女の子でした☺️
最初は物静かで、パパが大好き。
ママはしっかりしてる人ですが、凄く丁寧で本当に愛されて育っているんだなって感じる子が面接での僕の第一印象です。

男性保育士の確率って何%?

僕がいた園は男性教諭が各学年にいる幼稚園でした。
これはかなり珍しいです!
全体での男性保育士率が約5%。
まだまだ実際には女性が9割の保育士業界。
男性の保育士に会ったら奇跡だと思ってください。笑

3歳で入ってきたCちゃんは、僕の後輩男性保育士のクラスに入りました。

主任がパパとの関係を見て、落ち着く環境で!と配慮したのでしょう。
(クラス替えは次年度の担任と主任で決めてました)

2年連続男性保育士

そして伸び伸びと育ったCちゃんはいつの間にか、クラスで1番のお姉さん的位置にいました。
困った子がいれば優しく、おままごと大好きでまるでみんなのお母さんのようになっていたのです。

そして3月の次年度のクラスを決めるタイミング。
Cちゃんの両親が園長に話したいことがある。
とわざわざ相談しにきたのです。
実は…
帰ってきてからずっと泣いてるとの事。

えええ?とびっくりした園長は尋ねます
その理由は
『年中になりたくない。女の先生が怖い』
という内容でした。

多分他のクラスを見て
たまたま注意してる女性の先生がいたのでしょう。

別に男性の先生だって叱る時しっかり叱ってます。
でもやはり担任だから愛情もあり、叱られてる側は悲しいけど何か伝わってる部分があるのだと思います。

年中で僕が受け持つ事に…

クラス替えの際に主任から担当をお願いされます。
僕は、今後のために逆に女の先生の方がいいのでは?と意見を伝えました。
が、園の方針という事で、僕が担任することになりました。(ほんとにクレームに弱い園だな)

新担任が発表されるとCちゃんは大喜び(笑)

でも僕、実は担任としてかなり厳しい人です。
細かな所を一つ一つ言ったこともあります。
しかしCちゃんはいつも先生大好き〜と
お手紙を作ってきてくれました。
壁に飾る僕←壁はみんなのお手紙だらけになりました。

その様子を見て、パパママもいつも本当にありがとうございます。って毎回言ってくれる良い関係が築けていました。

ただ一言『年長は女の先生だよ』って
お家で何度も言い聞かせていたそうです(笑)
何かを察するパパママ達。

3月になり僕は引き継ぎ表を作ります。
もちろんCちゃんの所には
『2年連続男性保育士』と記載しました。

年長の担任発表

僕は年長担任ではなかったので
クラス替えに関わっていません。
後から知ることになります。
実際3月31日に張り出してビックリしました。

3年連続男性保育士のクラスへ

Cちゃんはまた男性保育士のクラスへ入ったのです。
今回は家庭からのご意見もありませんでした。

年長と主任で話し合い。
たまたまクラスのバランスを見て決めたそうです。
いや逆に個のバランス考えろよ。って
心の中で思ってる僕がいました。

Cちゃんは幼稚園を全て男性保育士の担任で過ごした。

今まで僕が見た園児で1人しか見たことないです(笑)
そんな奇跡の確率を引いたCちゃん。
本当に男性保育士が大好きでした。

その後は小学校受験をして見事合格。
合格発表の夜。
わざわざパパが園に電話してきてくれて
はじめに電話を受け取った僕は
本当にこの園と先生達に会えてよかったと
涙ながらに言っていて
思わず貰い泣きしちゃいました🤣


卒園式は歴代男性保育士三人と記念撮影。(笑)

そしてランドセル姿を入学式後に見せに来てくれました。この瞬間が1番担任してて嬉しいですよね。

そして小学校の一年生担任が
また男性教諭だったとのこと…

さすがにパパママと僕達も苦笑い。
当の本人は大喜びだったそうです。


こんな子もいたなぁ

と思い出した出来事です。
身バレのため、少しだけフェイク部分もありますが
実際にCちゃんは卒園まで男性担任で過ごした事実。
さらに小学校に上がっても男性教諭だったという話。

さすがにCちゃんももう高校生ぐらいなので
女性担当はあったと思いますが、
こんな奇跡と思う確率を引いたCちゃん
元気でやってるかなぁー。犬男爵でした。

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