箸を持つという特異点
毎日本当に暑い。暑くてもはや屋外は風呂場といっても過言ではない。いや過言。
夜だって暑くて寝苦しいし、寝れないといろいろ考えちゃうよな。
本当に自分たちが普段何気なくしていることでも興味深いことってたくさんある、そういったことはいきなり疑問に思ったりするものだ。(特に寝る前とかね)
最近、寝れない夜にふと思ってしまった。
2本の細い棒を片手で操作して食事するこの技術、なんなん?
夜にふとこんなことを思ってしまったせいか、
どう考えても生卵かけた牛丼とかスプーンの方が食べやすいやろ。
と翌日にすき家で牛丼を貪りながら思いを馳せることとなった。
お腹いっぱいになったので箸の歴史を調べるために
🔍️箸 いつから?
って検索したら、3歳半〜4歳くらいのことが多いです って出てきた。
思わず心の中の鈴木雅之が 違う、そうじゃない。って言ってた。
余談はさておき、
🔍️箸 いつから 歴史
で検索しなおした結果は以下のとおりだ。
長いのでサラッと読み飛ばしてもらって。
なるほどなるほど、思ったよりも歴史は古いようだ。
もともと人類にとっては手で食べる手食が主流であったし、現在も世界的に見ると手食が割合としては一番多いらしい。(約40%?)
スプーンフォーク、ナイフがおよそ30%
箸も約30%
のようだ。
意外と箸の割合も多くね?
とわたしは思ったがみんなはどうだろうか。
それはさておき、箸を使う理由としては諸説あったが世界的に共通しているであろう理由としては、
熱いものを熱いうちに食べるため。
がもっとも有力であるようだし個人的にも納得のいくものである。
日本的には、
箸は神様に感謝する、人と神様を結ぶ橋渡しの道具である。
という説もあるそうだ。
中国では ”あつもの” と呼ばれる肉や魚介類と野菜を煮込んだ、いわば鍋料理のようなものが古くからあったそう
なかでも、砂鍋全家福(サーコーゼンチャーフー)というものが、あつもの料理の原型であるといわれており、肉・魚介・野菜が10種類以上盛り付けられる、中国で古くからおめでたい時に食べる鍋料理があるそうだ。
確かに熱々の具だくさん鍋料理は手食では太刀打ちできないであろうし、スプーンでもなかなかに食べにくいであろうことは想像に難くない。
箸であれば 具材をピンポイントでつかむ という動きが実現できるので熱い料理にはぴったりであるし、つかんだ後は食べる前に冷まして、ちょっとずつ食べるという動きが簡単に出来るのだ。
まあこんな簡単なことで箸に置き換わったわけではなかろうが、非常に使用にあたって合理的な理由のある道具であることは間違いないと理解できた。
(操作が難しいことは一旦置いておいて)
なんでこんな難しい操作が定着するに至ったのかはまたそのうち調べることにする。
こういったふと浮かぶ疑問は調べてみれば背景がわかって解決に向かうことも多いし、冷静になると思考もクリアになってくるものだ。
確かに箸を使わない文化圏では、あったかい麺類を食べるっていうことも少ないんだろうなぁと、後日ラーメンを貪りながら思いを馳せることとは別にならず、