
他職種は公認心理師資格をこう使え!①
医療職など心理以外の他職種が公認心理師を取った、取るつもり、という話をよく聞きます。試験の経過措置は2022年までで、試験のチャンスはあと1回。
でも「心理にはなじみがないから試験を受けてどうなるの?」「国試へどう臨んだらいいかさっぱりわからない」「現任者講習と仕事は両立するの??」など疑問は多くあると思います。
国家資格4つ(社労士、公認心理師、通訳案内士<英語>、キャリアコンサルタント)そして英検1級を取得した経験から、国家資格の活かし方と公認心理師試験勉強方法をお伝えします。
① 資格の目的
ほかの仕事をしている方々はすでにライスワークを持っているのではないでしょうか?医師、看護師、教師、社労士などなど。
私は臨床心理士資格の2回目の更新をしたばかりですが、ここに来るまでは、長い道でした。
会社員を辞め、大学院予備校に入り、そして大学院卒業(ここまで5年かかった)、そこから臨床心理士としてのキャリアスタートです。今年で10年目。
要するに、なんだかんだと15年を経過し、それでも心理ストレートの先輩方々(ほとんどが年下)の知識、技術には到底かないません。
というように、今から公認心理師になってもバリバリの臨床心理士に追い付くか、といえば、なかなかだと感じます。
しかし、資格を4つ持っている身として以下のことは確実に言えます。
① 資格があると、出会う人の幅が格段に広がる。
② 出会いがあると、個人経営の私は「〇●先生ならばご紹介できます!」と推薦できる(ここが行政との決定的な差。紹介は、臨床心理士・社労士のみならず弁護士、医師など多岐)
③ その道のプロとの共通語ができる。なので仕事がスムーズに運ぶ。
④ 日本ではかなりレアなエバンジェリスト(専門家と専門家を結ぶ人)になれる。(例:弁護士と心理士の橋渡しなどはウケまくります)
今の手持ちの仕事の力を活かし、それに+公認心理師、と位置付けるのが個人的には一番よいと思います!
② 国試の受け方
公認心理師に限らず、試験勉強にはコツがあります。
以下、きっぱりと私見を書かせていただきます。
・試験に理屈は不要!理解は後!突破がすべて!合格に全てをかける!
・試験勉強時間は短いほどいい!長い時間、苦労して喜ぶな!合格後の職業人生のほうが圧倒的に長い!「我慢は美徳」は捨てるべし!
・なんといっても「過去問」(私は1回目の試験で涙目になりました・・過去問なかったです)
・試験日から逆算して、少なくても10回はくり返しできる問題集を選ぶ(できれば15回はやりたい)=問題集の冊数も勉強時間から逆算する。究極、1冊でもよい
・問題を解きまくる。解説書は読んだ気になっているだけ。心理初挑戦であればあるほど、問題集からスタート
・1回目の問題をとくときには頭を抱えるほどの時間がかかるのは当然。2回目、3回目から加速度的に早くなる。心配不要!
・問題がわからなかったら考えない!すぐに回答をみて納得してよし。知識がないのに考えても時間の無駄
・試験勉強を教えている学校などは合格テクニックと仲間づくりの宝庫。自信がなければ活用すべし。合格への投資、として後で回収する(英検1級と社労士、臨床心理士は、その世界の情報と仲間の励ましで合格したようなもの)
というかなり過激な意見ですが、今、試験を受けようと決意したら、チャンスは来年の1回です。テクを使い倒して是非、合格してくださいね!!