手を動かすPostgreSQL②-データベースクラスタの構造-
前回のあらすじ
前回はPostgreSQLのインストールとサンプルデータベースを追加するところまで行きました。
データベースクラスタ
このままSQLに行ってもいいのですが、その前に一度データベースクラスタ周りについて確認しておきましょう。データベースクラスタはデータベースの格納ディレクトリです。いろんなサブディレクトリやサブファイルなんかが置いてあって、慣例的にPGDATAと呼ばれます。
早い話がPostgresが置いてあるディレクトリなので、普通に閲覧できます。上でインストールした時に書いたディレクトリにアクセスすると、こんな感じのファイルが出てくると思います。
PGDATAの場所はSHOW data_directory;で確認することができます。
全部解説するのは面倒なので、3つだけ軽く説明します。
postgresql.conf
データベースクラスタの大体の設定を一手に引き受けるファイルです。postgresqlのどこのファイルか書いていないパラメータは大抵ここ。pg_hba.conf
クライアント認証の設定を記述するファイル。base
テーブルやインデックスファイルが格納されるディレクトリ。
せっかくなので中を確認してみましょう。
postgresql.confは開いてみるとこんな感じで割ととっつきやすそうです。
ここを直接書き換えてパラメータを変更するケースもあります。
pg_hba.confはこういうやつですね。Linuxのセキュリティとか触ったことのある方は見覚えがあるでしょうか。
そしてbaseファイルを見てみましょう。
あれ?この前作ったデータベースもテンプレートデータベースもありません。あるのは数字が書かれた変なファイルと数字が書かれた変なディレクトリだけです。
一体何が起こったのでしょうか。次回に続きます。
次回の記事はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?