2020年はこんなお仕事をしていたとか。
こんにちは、ライターの羽海野渉です。
おかげさまで2020年もいろんなお仕事をさせて頂きました。いっぱいやれてやったーという気持ちと、春くらいから世界中を取り巻いたアレがなければどうなったかなーみたいな気持ちが半々です。
来年もいろいろ仕事したいなと思っていますので、この記事を読んで興味を抱いた方がおられましたら、TwitterのDMかagemuraechika☆gmail.com(☆→@)までご連絡ください!
そんなこんなで、1月から仕事を振り返っていきましょう。こまごまとしたものまで振り返っていくと数十個になってしまうので、大きなところだけということで。
―――――――――――――――――――――――――――
「フィギュア王」No.264『ロボットガールズZ』特集
『ロボガ』特集が今年一発目の大きな仕事でした。
10周年記念、ということでシリーズを通した記事になっていて、『Z』『NEO』どちらも俯瞰したアニメムック的内容になっているのかなと。スタッフインタビューにキャスト対談とボリュームある特集ですね。
『ロボガ』はとても好きな作品だったので、こういう形で関われてとても嬉しかった記憶があります。
「Web Newtype」『ゲゲゲの鬼太郎』対談
その次は、『鬼太郎』の対談記事。アニメ『鬼太郎』とスマホゲーム『ゆるゲゲ』のコラボ企画という立ち位置で、前後編掲載となりました。
昨年、『ゲゲゲの鬼太郎 ゲゲゲ ヒロインの森』という本を構成・取材・執筆していたので、久しぶりの『鬼太郎』。しかもちょうど最終回付近の掲載となりました。第6期はとても面白かったので、また関われて嬉しいなと思ったり。
『遊☆戯☆王 The Legend of Figuration』
そして『遊☆戯☆王』。フィギュアの本ということですが、いろいろ網羅した一冊になったんじゃないかなと。僕は箇所箇所ですが、構成とか執筆させていただきました。
「KAI-YOU Premium」対談と短期連載
Web記事やりたいなー! ということでお仕事をさせて頂いたのが、「KAI-YOU」さんでした。内田裕基さんのインタビューと、ライトノベル史ですね。
内田さんとは何回か面識があったんですが、がっつりお話を伺いたかったのでお願いした次第。ラノベ史は別のところで書いたりもしていたのですが、短期連載用に仕切り直して再構成したりしています。どちらもかなり読み応えのあるものになってるんじゃないかなーと。
「ラノベニュースオンライン」『探偵はもう、死んでいる。』インタビュー
そして続けてWeb記事。『たんもし』第3巻刊行記念で二語十先生のインタビューです。
『たんもし』は第1巻推薦コメントから、そして二語先生とはデビュー前の某「胸がキュンキュンするようなメインヒロインにしてやる」的な作品の合同誌でご一緒していたので、是非とやらせていただきました。いろいろコアな話も伺えたんじゃないかなと思います。『たんもし』、さいかわが好きです。
「anan」2207号 寄稿
一ページだけの寄稿なんですが、「anan」に参加できたのは個人的には大きかったです。主に親への対外的な面。
というのも、父はオタクなのでアニメムックやりましたとかLINEしても通じるんですが、母はそうではないので雑誌とかを知らないんですね。そこで「anan」ですから、ようやく母にもちゃんとライターやってるんだよということが知らせた次第で。
内容的には特集「恋の距離感。」に沿って、「anan」読者層に勧めたいラブコメラノベを選書しています。「anan」で『結婚が前提のラブコメ』勧められたのは楽しかったですね。
「Pixivision」おしおしお先生インタビュー
Web記事が続きますが、「Pixivision」さんで『失恋文庫』でご一緒したおしお先生のインタビュー。ちょうど『しかのこのこのここしたんたん』刊行のタイミングでした。
Twitterや増田で小説同人誌の表紙についてというのはよく話題になるネタで、そこに一つのアンサーは出せたのかなと思う記事です。『失恋文庫』の表紙誕生秘話的な話も入っているので、手前味噌的な部分もあるのですが、同人から商業仕事に結びついたという意味でも印象深いですね。
「宇宙船」『魔進戦隊キラメイジャー』記事
特撮雑誌「宇宙船」さんの『魔進戦隊キラメイジャー』記事ですが、この8月売り号から僕が担当することになりまして。「宇宙船」さん自体は何号か前からお手伝いさせていただいていたんですが、ここまでガッツリやることになったのはここからでした。毎号毎号がんばってやっているので、読んでくださると嬉しいな……!
『このライトノベルがすごい!2021』
ちょっと間が開いて、毎年恒例「このラノ」です。今回も30作品くらい紹介記事書いています。紹介欄の文字数が前号までより増えたので、読みごたえがあるんじゃないかなーと思う一冊です。今回も協力者・ライターでの参加ですね。
『OBSOLETE 研究報告書』
出たばかりなんですけど、『OBSOLETE』ガイドブックです。僕は取材担当。虚淵さん原案・脚本のアニメなんですが、いろいろ興味深い要素がある作品で、その辺りを深掘りできたかなーと思っています。
「SFマガジン」2021年2月号 インタビュー
これも今日出たんですが、「SFマガジン」。百合文芸コンテスト選考委員座談会の構成やってます。前回の百合特集が楽しかったので、次は絡みたいなと思っていたので嬉しかったですね。あの「SFマガジン」に名前が載ったのもいい思い出となりました。
あと、これは脱稿してから知ったんですが、斜線堂先生と宇佐崎先生、ウカ様が載るのを知ってびっくりしましたよ。え、同じ紙面なんですか、いいんですかって……。ウカ様、小説家デビューおめでとうございます。
『少女たちの音楽事変 書き下ろし音楽小説アンソロジー』
そして今年ラストは、編纂したアンソロジーですね。作っている最中はずっと「音楽少女」って言ってましたが、同名のアニメがあるのでこのタイトルと相成りました。
いろいろ裏話は序文とか編集後記に書いたので割愛しますが、とてもいい一冊になったんじゃないかなー! と思っています。少なくとも、今短編が読みたい一線級の作家たちによるテーマアンソロジーとしては、破格の出来になったんじゃないかなと(個人的な感想ですが)。
今年はコミケがないので委託が初売りになってしまいますが、手に取ってもらえるととても嬉しいです。『失恋文庫』のヒットでこれが出たので、これを手に取ってもらえると、ダイレクトに次につながります。ラノベのアンソロジーよ広まれ。
ということで、大きなところのお仕事紹介でした。
今年中は何個か他にも作業していたので、来年になればまた順次お仕事報告ができるかなーと思っています。楽しみながら、今仕事をしています。
Web記事や女性誌、文芸誌と、これまでやってこなかったあたりの仕事に関われたのもすごく楽しかったので、今後も何かあればやっていきたいなと思いつつ。
来年も何卒宜しくお願い致します!