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小学校英語授業必修化への不安

今日は、4月から実施される小学校での英語授業の必修化についての不安を書こうと思います。

そもそもの目標はなんだっけ?

文部科学省の『2 小学校における英語教育の目標と内容』という資料を読みました。この資料によると2つの目標があって、1つ目は英語力の向上で、2つ目は国際理解を深めること、とのこと。言わんとしているところは理解できるし、特に異論はないです。

小学校段階の英語教育の目標については、
小学校段階では、音声を柔軟に受け止めるのに適していることなどから、音声を中心とした英語のコミュニケーション活動や、ALT(外国語指導助手)を中心とした外国人との交流を通して、音声、会話表現、文法などのスキル面を中心に英語力の向上を図ることを重視する考え方(英語のスキルをより重視する考え方)
小学校段階では、言語や文化に対する関心や意欲を高めるのに適していることなどから、英語を使った活動をすることを通じて、国語や我が国の文化を含め、言語や文化に対する理解を深めるとともに、ALTや留学生等の外国人との交流を通して、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、国際理解を深めることを重視する考え方(国際コミュニケーションをより重視する考え方)
が考えられる。

だれが教えるの?

担任の先生がALT(外国語指導助手)とともに教えるということになると思われます。ここに2つの不安があります。

まず1つ目は、担任の先生です。担任の先生が英語のスキルを本当に教えられるのでしょうか?そういう試験を通っていないわけですよね?というのが1つ目の不安です。大変申し訳ありませんが、わたしはまったく信用していません。むしろ変な教え方をされてしまわないかという不安の方が強いです。もはや不安しかない、、という感じです。

2つ目は、ALTの立場と、採用基準が不明確である点です。立場の方は「助手」という名称が表しているように、担任の先生とは対等の関係ではないということです。この根っこは1つ目の不安と同じで、英語のスキルのない先生が主導権を持っているという点に不安があります。
採用基準の方は、調べてみたのですがよくわかりませんでした。ということは、教育の経験がない人だという可能性もあるということです。英語が喋れればいい、的なノリに見えます。英語のスキルはあるけど、今度は教えるスキルがある人かどうかわからないという不安。お互いに補完しあって、ということなのでしょうが、うまくいくイメージが湧きません。

おわりに

とりくみ自体には賛成ですし、そうあるべきだと思います。でも、不安だらけです。本当に。

それでは、今日はこの辺で。
Image by Tumisu from Pixabay

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